もしも、地球が始めから波動エンジンを持っていたら? 作:自称にわか以上オタク未満
シュルツ麾下のガミラス艦隊は浮遊大陸から飛び立ち第十一番惑星へと向かう
「司令、浮遊大陸に艦を残さないで良いんですか?」
「浮遊大陸を攻めるには陸上部隊での制圧しか方法がない、そして浮遊大陸ほどの規模になると大量の輸送船が必要だ・・・もっとも、我々は大陸どころか惑星侵攻だが敵の基地は惑星の一部に集中しているから我々の方が楽だ」
「イスカンダルが使ったとされている星をも破壊する砲のようなものをテロンが持っていたらまずくないですか?」
「まだ宇宙にすら飛び立ったことも無い頃の先祖が書いた神話にも等しい昔話だ、それに敵がそんな兵器を使ってきたら艦隊が居ても居なくても同じだ」
「それもそうですね・・・」
一方、地球艦隊は戦闘可能な艦艇がヤマトと訓練用の武装しかない練習艦、15隻の中破艦のみであり絶望的な状況であり、勝率はかなり低い
さらに浮遊大陸から出てきた敵艦隊へも対処しなければならないため冥王星沖会戦のために出撃しており、既に会戦も終了していた第三主力艦隊に救援要請を出し、浮遊大陸には波動砲を撃つという作戦になる
波動砲は実験で比較的巨大な小惑星すらも破壊してしまった以上、次の目標は衛星か準惑星にしないといけないため未だにその威力は未知数であり浮遊大陸を破壊できるのかという疑問が残っていたが現状地球最大の兵器であるため波動砲の使用が決まった
そして、作戦が開始する
「レーダーに感!戦闘機隊です!それと・・・戦闘機隊とは別に敵艦が1隻だけで出てきました」
「なに?自殺でもしたいのか?」
地球とガミラスの間に質の差があるとはいえ単艦で艦隊が負けるほどの差はないためガミラス側には1隻で出てきたヤマトはまるで自殺志願者のように写る・・・もっとも、ヤマトならガミラス艦隊を殲滅することができるがそんなことはガミラス側はもちろん、地球側、ヤマト乗組員ですら知らない
「敵艦隊、10時の方向」
「敵艦隊の現在の速度ならヤマトが敵の射程圏内に入る前に波動砲の発射が可能です」
「戦闘機隊、敵艦隊と交戦を開始」
「これより、波動砲発射準備に入る」
「非常弁全閉鎖、強制注入機作動」
一方、ガミラス艦隊では・・・
「対空砲火を緩めるな!」
「敵は浮遊大陸に侵入してきた時よりも少ないぞ!」
ヤマトが波動砲を撃つまでの囮となる戦闘機隊は浮遊大陸侵攻に参加させていなかった100機であり、ガミラス艦の数よりも少ない
「敵艦、機関停止した模様」
「いったい何が目的なんだ・・・?」
「敵艦艦首、青く発光し始めました」
「(何かのエネルギーチャージか?だとしてもたった1隻で何ができる・・・?)」
たった1隻で出て来てエネルギーチャージをする、それこそ切り札なのかもしれないが戦艦1隻で何ができる?ガミラス側はヤマトの奇行とも言える行動に頭を悩ませる
「エネルギー充填120%!」
「対ショック、対閃光防御!」
「波動砲・・・撃てぇ!」
ヤマトの艦首より発射された波動砲は浮遊大陸をえぐりながら進み、浮遊大陸の中心に到達、浮遊大陸は波動砲によって消滅した・・・
「ふ、浮遊大陸消失!」
「な、なんだあれは・・・」
対空砲火も戦闘機隊によるミサイル攻撃も止み、誰もが浮遊大陸だった物を見る
「は、波動砲にこれほどまでの力が・・・」
「大陸ですら消し去る力・・・か」
それはヤマトクルー、そして第十一番惑星基地も同じである
「前方に重力震!テロン艦隊です!」
第三主力艦隊の到達により止まっていた時が動き出す
「全艦ジャンプ!あの砲の情報を持って帰らねば我々は負けてしまう!」
ガミラス側は地球艦隊が到着しても惑星間弾道弾や反射衛星砲で戦闘を有利に進めるつもりだったがどちらも波動砲で浮遊大陸ごと消し飛んだため勝算は無いと判断し、波動砲の情報を持って帰ることを優先した
両軍被害
地球連邦
戦闘機隊100機
・未帰還22機
ガミラス帝国
第十一番惑星侵攻艦隊
・3隻沈没
・7隻中破
浮遊大陸基地消失
イスカンダルが滅ぼさなかった弱小国家だとイスカンダルって神話になってそう