もしも、地球が始めから波動エンジンを持っていたら? 作:自称にわか以上オタク未満
第十一番惑星沖会戦による影響はかなり大きかった
地球連邦としては現在の艦隊でもガミラス艦隊に通用することへの安堵と同時に地球艦隊の問題点の改善の必要が出ていた、連合艦隊集結のために練習艦を守備隊に編成するという無茶苦茶な艦隊編成を行っている現状からかんがみて艦艇が少なすぎるという欠点、無砲身の艦艇では練度が高くなければ翻弄されるだけという旧式艦艇の欠点、第十一番惑星守備隊の被害が大きく、次回侵攻を食い止められないという現状等々…今後長期戦になるとこのままでは敗北するため早期に対策を練らなければならなかった
艦艇数の少なさに関しては財務省涙目の大規模な予算を組み、大量の艦艇の建造を行うこととした
また、以前から計画の進められていた航空戦艦タイプのアンドロメダと加賀型宇宙空母の建造もこの予算で行われることとなった
第十一番惑星防衛に関しては第1主力艦隊からヤマトを旗艦とした臨時編成の第十一番惑星守備隊を編成し、観測所の基地化、防衛用の戦闘機や戦車の配備を行うこととし、ガミラスの再度侵攻に備えるのであった・・・
一方、左遷、最悪の場合テロンへの特攻すら覚悟していたシュルツはゲールから来た予想外の返答に困惑していた
「浮遊大陸に惑星間弾道弾ですか・・・?」
本来親衛隊しか使えないような戦略兵器を辺境、しかも二等ガミラス臣民のみで編成された艦隊に渡すなど到底理解できない
「わしにもわからんが総統閣下はテロンに強い関心を持たれておる、失敗は許さんぞ」
そうして通信が切られる
「(戦闘報告から総統閣下もテロンをガミラスの驚異になると判断したのか・・・?)」
シュルツは困惑するが戦略兵器に艦隊も増援が来るということをまずは喜び地球への侵攻計画を立てるのであった
地球から遥か16万8000光年彼方、寿命を迎えようとしているとある星で一人の男が書類を見ていた
大量にある植民星での暴動鎮圧報告、どこから来ているのかもわからない蛮族との戦闘報告、毎日のように見かける報告の中に1つだけ見慣れない星の名前が書いてある
星の位置がわからない正体不明の国ではない、すぐに降伏する大小マゼランの星と違い反撃をしてくる国、すぐに懲罰を加えないといけない植民地と違いじっくりと攻めることのできる国、しかし、何も罪の無い国・・・
男は書類を握りしめながら呟く
「たとえ、悪と言われようと、人々から恨まれようと、やるしかないのだ・・・1人でも多くのガミラス臣民を救うために・・・」
今さら司令官を土方さんにして沖田さんをヤマト艦長にしとけば良かったと後悔中