KAIDO 箱根の白き天使   作:迅海

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あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願い致します。

亀更新で申し訳ございません(泣)

プライベートや仕事がとても忙しくて書くことが出来ませんでした。

2話でございます!


第2話 峠の世界(前編)

箱根 麓 AM1時40分

ハチロククーペとシルエイティよりも1番乗りでゴールしたFDはそのまま帰ることなく道路の端っこに駐車した。

何故このまま真っ直ぐ帰らず駐車したのか?

恐らく一緒に走ったハチロククーペとシルエイティが麓へ来るのを待っているからであろう。

少し経ってからようやく2台の車がやって来て車から降りた後に2人はFDのドライバーの元へ向かう。

FDのドライバーは赤髪のロングヘアの美人で凛々しい目をし、如何にもお嬢様という印象強い人物とシルエイティのドライバーはライトグリーンのロングヘア目がシャープ目の人物にハチロクレビンのクーペのドライバーはツインテールの目がぱっちりして派手な服装を着る人物が集まる。

 

「はじめまして。私はツバキ=ヤヨイと申します。先程お世話になりました」

 

「え!?貴方がさっきのFDに乗ってた子⁉︎ま、それはさておき私瀬戸リカ!よろしくね!」

 

「私は園崎詩音です。まさか有名な箱根の白き天使に会えるなんて思いもしませんでした」

 

「天使というのは私の事でしょうか?」

 

「そりゃあもちろん!って知らなかった?」

 

「え、ええ周りからそういう風に呼ばれているだなんて知らなかったです・・・・皆さんと走る時間帯が違っていて偶に貴方達のような人に遭遇する時はありますけどまさか噂中だったなんて初めて聞きました」

 

「バトルの経験は無い類でこれ程のドラテクを身につけているってなると嫉妬しちゃいますね」

 

「あ!それ言えてる!走りとしてさなんかプロっぽいんだよね」

 

「確かに貴方の走りはプロっぽくて本格的でした。特にブレーキングが」

 

「私は車が好大きでどうすれば気持ち良く車を走らせる事が出来るのか、自分の運転技術どれだけ身につけられるかを常に考えていて・・・・」

 

「それが今に至ると?」

 

「そうなりますね」

 

「1つ提案があるけど良いでしょうか?」

 

「何です?」

 

「今日のバトル中途半端だったのでお互い1から本気でバトルしませんか?」

 

「それ良いね!ツバキと詩音がやりあうなんて!」

 

「断る理由もないですし、良いですよ」

 

「じゃ、決まりですね!今夜の11時でまたここでバトルしましょ」

 

「今夜もよろしくお願いします。それではまた後ほど」

 

「ええ。楽しみにしていますね」

 

約束を決め、皆それぞれ変える事にした。

 

ツバキ宅 AM3時

ツバキは自分の家に到着し、家の中に入り込み居間で何か考え事をするのに呆然とボーっとソファーに座っていた。

今まで早朝の箱根で詩音やリカの車に遭遇するのは指で数え切れる程度の出来事と何ら変わらない筈が今回の相手がそうなのか?ツバキは今日の箱根での出来事に特別な物を感じ、あの2人に出会うまではバトルに興味が無かった筈が、あの時自分からバトルしようとするのに今でも驚きを隠せていない。

普段の自分はスルーしていたのが反射的に自分からバトルに加勢したのに違和感を感じるのと同時に箱根を走り込んだ経験がどこまで通用するのか試したいという気持ちがどんどん加速して行く・・・・

 

➖バキ・・・・ツバ・・・・キ・・・・➖

 

「ツバキ!」

 

「うわあぁぁ!!あぁぁ!!」

 

「あれ?驚かせるつもりは無かったけれど・・・・」

 

「愛華姉さん⁉︎」

 

「もうすぐ5時になるよ。何時間もボーッとしてたけど何かあったの?」

 

「う、ううん!特に何も無いわよ!ただ・・・・」

 

「ただ?」

 

「初めてバトルをしたの・・・・今まで無視していたのだけれど今日は無意識のうちに自分からバトル仕掛けていた自分に驚いたけど、今回初めてバトルして何だか人生観が変わったわ」

 

「ツバキが自分からバトルしようなんて珍しいけど今回やってみてどう変わった?」

 

「今まではバトルという争い事が好きじゃないから時間帯をずらして私1人の世界で車を気持ち良く走らせようと考え続けていた。今回あの2人から何かを感じて無意識に自分からバトルしようとしたかもしれないわ・・・・バトルして思ったのは争いじゃなくて自分の車と自分の運転技術がどれだけ強いのか、どこまで通用するのかを競い合うという印象だったわ」

 

「そう。今まで楽しそうにしていたけど今日のツバキは今まで以上に楽しそうにしているね。今夜バトルするの?」

 

「うんそのつもりよ。今夜の11時にバトルする約束したの。とても楽しみね。こんな思いになるの初めてだわ」

 

「ツバキなら言うまでも無いと思うけど無理無茶、危険な運転しちゃダメだからね?」

 

「事故を起こす様な運転は絶対にしないから大丈夫よ。学校に行ってきます」

 

「うん。行ってらっしゃい。私も学校に行くね」

 

愛華とツバキは駅までは一緒に行くのだが、お互い違う学校に通っている為それぞれ乗る路線が違うので別々となってからのツバキは鞄の本を取り出して電車が来るのを待つ事に。

数十分後に電車が来て完全に停止後に一度読んでいた本を軽く閉じ、ドアが開いた事によってツバキは電車の中に乗り込んだ後再度本を開いて目的地の駅までに本を読みながら待っていた。

しばらくして降りる駅に近づいたのか?

本を閉じて鞄の中にしまい、いつでも降りれるように準備万端。

ようやく目的地の駅に到着し、電車から降りて自分の通う学校へ向かう。

駅から学校まで歩くのだけど、その光景に違和感が。

登校中ツバキと同じ制服を着ている生徒が車を運転して登校している人がいたり、当たり前ながらツバキと同じく歩いている生徒もいる。

若者の車離れを止める為に年齢18で免許取得が15歳へと大幅に緩和し、自動車の税金である自動車税と重量税を撤廃及び旧車に対する処遇を大きく見直した事によって車に乗る人が沢山増えた。

 

➖私も免許持ってて車持っているから車で通学しようかしら?毎朝満員電車で行きと帰りがストレスになるのよね・・・・➖とツバキは心の中で呟きながら学校へ到着。

 




次回の後編はバトルです!

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