【未完】人間界に召喚されたったwwwwwww   作:烏何故なくの

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人間界に召喚されたったwwwwwww
人間界に召喚されたったwwwwww


1:名無しの悪魔

部屋でダラダラしていたワイ、人間界からの召喚要請が届く

 

2:名無しの悪魔

マ?

 

3:名無しの悪魔

人間に呼ばれたの?

 

4:名無しの悪魔

うっそだぁ

 

5:名無しの悪魔

今時悪魔召喚なんぞするやつおらんやろ

 

6:名無しの悪魔

釣り乙

 

7:1

>>6嘘じゃないが?

ほれ画像

http://www.pic.../

 

8:名無しの悪魔

転移門とか久々に見たな

 

9:名無しの悪魔

今時ガチで悪魔召喚するやつおるんか……

 

10:名無しの悪魔

悪魔召喚とかいうオワコン

 

11:名無しの悪魔

何で悪魔召喚って廃れたんだ

俺も人間界行ってみたい アニメの聖地巡礼してえ

 

12:名無しの悪魔

天使連中のせい

 

13:名無しの悪魔

コストとかの問題だろ

 

14:名無しの悪魔

俺らが頼りにならないから

 

15:名無しの悪魔

>>14

これ

 

16:名無しの悪魔

>>14

ほんまこれ

俺ら全体的に刹那主義で快楽主義だからな…

 

17:1

羨ましいだろ

これから人間界の実況をしていくで

 

18:名無しの悪魔

わざわざ呼ばれるってことは結構イッチは高位の悪魔なんか

 

19:名無しの悪魔

弱い悪魔なんぞ今じゃマジで呼ぶ意味ないもんね

 

20:1

ワイバルバトス家の三女

魔術の腕には覚えあるで

 

21:名無しの悪魔

は?

 

22:名無しの悪魔

名門も名門じゃないか…

 

23:名無しの悪魔

やべえ奴で草

 

24:名無しの悪魔

何でこんな奴が掲示板にいんだよ

 

25:1

うるせ〜!掲示板楽しいんじゃ

いくらでも時間潰せる

人間界行く時ってなんか気をつけることある?

 

25:名無しの悪魔

武装はして行けよ

割と人間界は治安悪いらしい

 

26:名無しの悪魔

メシの確保

 

27:名無しの悪魔

歯ブラシと着替えを忘れないこと

 

28:名無しの悪魔

転移門に飛び込まない

召喚失敗した時に気をつけて、手だけ突っ込んで見る

 

29:名無しの悪魔

召喚失敗とかあんの?

 

30:名無しの悪魔

ある 

失敗すると体の一部がドロドロに溶ける

 

31:名無しの悪魔

そマ?

 

32:名無しの悪魔

サマナー側が雑な儀式やる事がある そのせい

死ぬまで行かなくても口が溶けて呪文使えなくなって

地獄に帰って来れなくなった悪魔が昔はちらほらいた

 

33:1

はえ〜知らんかった。ありがと

 

34:名無しの悪魔

まあこんな時代に悪魔召喚する奴はそんなミスしないだろ

 

35:名無しの悪魔

むしろこんな時代に召喚儀式の正しい手順が伝わってんのかな

 

36:1

ちょっと不安になること言うのやめろ

 

 

 

 

■ ■

 

 

 

73:名無しの悪魔

人間の娯楽ってマジで楽しい〜!

 

74:名無しの悪魔

SNSの通知気になり過ぎる

 

75:名無しの悪魔

エロ絵見るたび脳内物質ダバダバ出る

刺激が、強い刺激が欲しい

 

76:名無しの悪魔

悪魔なのに人間なんかの娯楽に堕落させられる…

 

77:1

召喚失敗した

助けて

 

78:名無しの悪魔

あ?

 

79:名無しの悪魔

草 

 

80:名無しの悪魔

手だけ突っ込めって言われなかったか?

 

81:1

テンション上がっちゃって…

 

82:名無しの悪魔

【速報】バルバトス家の三女、人間界で死亡wwww

 

83:名無しの悪魔

馬鹿丸出しで草

こいつ地獄でも有数の貴族の出ってマジ?

 

84:名無しの悪魔

地獄の未来は暗いな

 

85:名無しの悪魔

逆に明るい時あったかな…

 

86:1

うるさい

貴様らだって同じ状況だったらテンション上がって転移門に頭からダイブするだろ

 

87:名無しの悪魔

まあはい

 

88:名無しの悪魔

それはそう

 

89:名無しの悪魔

悪魔ってそんなもん

 

90:名無しの悪魔

おまえらがそんなんだから悪魔召喚はオワコンになる

 

91:1

どうしよう

身体中が溶けてる 手も足も内臓もドロドロ

人型を保つだけで魔力ごっそり持ってかれる

 

92:名無しの悪魔

こわ

 

93:名無しの悪魔

やっば

 

94:名無しの悪魔

とりまサマナーにあってみ

生贄を食えばちょっとは魔力回復するやろ

 

95:1

わかった

 

 

 

 

■□

 

 

 

(……最悪の気分だ。

結構良い服を着てきたのだが?

せっかくウキウキで人間界に来たのだが?

本場のジャンクフードが食べられると思ってきたのだが? くそが)

 

悪魔ーージェシカ・スタンプ・バルバトスが召喚された場所は室内らしい。何故か煙が充満しており見通しが利かない。

辺りにサマナー(召喚師)らしき影は見えない。

仕方がないので現在進行形で溶解中の体を引きずってサマナーを探す。

(くそう。なんだって妾がこんな苦労をせにゃならんのだ。サマナーには片腕を捧げるくらいしてもらわんと割に合わない)

 

しばらく歩いているとうっすら人影が見えてきた。

(まったく馬鹿な奴だ。召喚した悪魔をほっぽり出して歩き回るサマナーが何処にいる)

 

人影は30代前半ほどの冴えない男性だった。

右手でショットガンを持ち、左手で金髪の少女の手を引いている。

少女の手には五芒星の図形が刻まれている。生贄の印だ。

 

「…………aa………」

(よーしサマナー、生贄を渡せ)

そう言ったつもりだったのだが、爛れた喉からは掠れた小さな呻き声しか出ない。

(ああクソイライラする。キレそ〜〜〜!)

 

男はジェシカに向き直り、ゆっくりとした動作でショットガンをジェシカに向けた。

(…?何をしている?お前が差し出すべきなのはそっちじゃないだーー)

 

「Go to hell !!!」

妾の思考を遮るように男が叫び、ショットガンの銃口が火を噴いた。

至近距離で放たれた散弾がジェシカの溶けた体をさらにぐちゃぐちゃにする。

 

(えっ。何してくれんだこいつ)

 

 

 

 

□□

 

 

 

 

(最悪の気分だ。こんな事が現実に起こっていいのか?)

心の中で悪態をつきながら、ジョージ・トーレスは自分の娘、リラの腕を掴みながら疾走していた。

 

事の発端は数週間前。

リラは突如として失踪した。

妻に先立たれたジョージにとって、リラはたった一人の、大切な大切な家族であった。

ジョージは警察官としての立場を使い、死に物狂いでリラを探した。

寝る間も惜しんで聞き込みをし、財産を使い切る勢いで探偵を雇った。

そして行き着いたのだ。銀の雨空を名乗るカルト教団に。

 

銀の雨空。

信者数は10人ほどと小規模ながら、長く続いている危険思想の悪魔崇拝者達らしい。

雇った探偵の一人から渡された情報を頼りに、ジョージは銀の雨空に接触した。

奴らは過去無理矢理な集団自決を行ったとの情報もある。何をしでかすか分からない。

迂闊な手を打てばリラの命が危ない。

いや、すでに殺されている可能性もある。

ジョージは荒ぶる感情を必死に抑え、奴らと同じ気狂いの振りをし、どうにか教団に入り込んだ。

 

教団の仲間だと認められたジョージは、とある廃ホテルに連れて行かれた。

廃ホテルの地下の一室。生き物の死体でできた穢らわしい祭壇の中心。

そこにリラは倒れていた。

リラを取り囲むようにして、信者達は呪文を唱えている。

 

「新人、君は運が良い。正しき儀式の手順が見つかったのだ。今日こそ偉大なる方がお目見えにーーー」

信者の言葉が終わらないうちに、ジョージはスモークグレネードのピンを抜いた。

 

「なんだ!?」

「何が起こっている!!」

混乱と怒声の間を駆け抜け、信者共の脳天に拳を叩き込む。

地面に倒れ伏した奴の手からショットガンを奪い取り、祭壇の中心に駆ける。

リラの手首に触れ、脈がある事を確認したジョージはショットガンを構えた。

 

「あぎゃああっぁああ!!?」

「ぅううっ、腕がぁああああああ!!!」

発砲音が響くとともに信者共の絶叫が聞こえる。辺りに血の匂いが漂いだす。

しばらくすると悲鳴は聞こえなくなった。動く人影も見えない。

おそらく全員気絶したのだろう。

 

「………父さん……?」

「リラ!もう大丈夫だ、父さんが来た…!」

おぼつかない足取りのリラの手を引いて、出口に向かうジョージ。

 

その時だった。

 

びちゃり。

びちゃり。

びちゃり。

 

何か、背後から聞き慣れない音が聞こえた。

液体が地面に叩きつけられるような、不快な音。

思わず後ろを向くと、煙の向こうに巨大な人影が見えた。

 

(……人間……か…!?)

人間にしては巨大すぎる。身長が3mはある。

こんな奴は信者の中に居なかった。

こんな巨体では隠れる場合などないはずだ。

 

動けないでいるジョージの前からに、それが視認できる距離まで近づいてくるのに時間はかからなかった。

溶解し、異形の骨が見え隠れしている頭部。

血に濡れ、くすんだ色の美しかったであろうドレス。

今にも千切れそうな腕の先には、異様に煌めく杯が握られている。

人間の出来損ないとしか言い表せない、人影を模した何かが目の前に立っていた。

 

目の前の光景が信じられない。

手足が震える。

こいつが、例の偉大なるお方とでも言うのだろうか。

何故現れた。何が目的だ。

 

突如化け物が顔を動かした。

おそらく眼球が入っていたであろう空洞がリラを捉える。

「…………aa………」

隙間風の様な掠れた声だった。

原型をなくした化け物の指がリラに伸ばされる。

 

…頭が冴えてきた。震えが止まる。

ショットガンを構える。

(お前の目的が俺の娘なら、俺のする事は一つだ)

引き金に指をかける。

くたばっちまえ!!!(Go to hell !!!)

至近距離で放たれた散弾が、化け物の顔面を抉った。

 

化け物の体が倒れる。

ジョージはリラの手を引いて全力で駆ける。

チラリと後ろを振り返ると、化け物は手に持った杯を顔の前で掲げてジッとしていた。

何かに祈るように。何かに縋るように。

化け物の行動の意味など考るだけ無駄だろう。直ぐに思考を打ち切る。

第一ジョージには、あんな化け物に祈る相手がいるとは思えなかった。

 

 

 

■■

 

 

 

100:名無しの悪魔

人間に撃たれた 何故

妾の顔 ちゃんとついてる?

http://www.pic../

 

101:名無しの悪魔

うーわほんとにドロドロ

 

102:名無しの悪魔

グロし!

 

103:名無しの悪魔

顔面土砂崩れ(比喩抜き)

 

104:名無しの悪魔

てか画質いいな 端末何使ってんの?

 

105:1

聖杯型小型端末 

 

106:名無しの悪魔

聖杯型!!?!?!

 

107:名無しの悪魔

わざわざ聖杯型とかいう高級品使って掲示板見てんの?

 

108:名無しの悪魔

やっぱこいつ貴族だわ

 

109:名無しの悪魔

ブルジョワめ 死ね

 

110:1

どうしよう たしけて 体の溶解が止まらない

何をどうすればいいのかわからない

 

111:名無しの悪魔

体が溶ける理由は儀式の失敗だっけ

 

112:名無しの悪魔

正確にいうと不完全な儀式のせい

人間界での肉体の再構築が上手くいかなかったせい

普通は溶解が止まらないって事はないんだけど

 

113:1

ほんとに止まんない 嘘じゃない

 

114:名無しの悪魔

つまり…ドユコト…?

 

115:名無しの悪魔

これ儀式が終了してないんじゃね?

そのせいで何度も歪な形に肉体が再構築されてるんじゃ

 

116:名無しの悪魔

そういえばなんか人間に撃たれたとか言ってな

あれ何?

 

117:1

わかんない

生贄連れてるからサマナーかと思ったら急に撃ってきた

 

118:名無しの悪魔

あーはいはい なんかわかってきた

これ儀式途中で邪魔入ったな

 

119:名無しの悪魔

イッチを撃ったのはエクソシストとかじゃね

生贄を儀式の途中で連れ出したからバグが起きてんだ

 

120:名無しの悪魔

イッチはまだ生贄食えてないんだよな

悪魔召喚の儀って生贄を捕食するまでが儀式だから

生贄食えばとりあえず儀式は終わるはず

 

121:1

とりま生贄の子供食えばいいって事だよね

 

122:名無しの悪魔

多分

 

123:名無しの悪魔

体の溶解は止まるはず

 

124:1

頑張るぞ

狩りの魔神の一族の力を見せてやる

 

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