【未完】人間界に召喚されたったwwwwwww   作:烏何故なくの

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人間界に召喚されたったwwww(3)

180:1

人間の男の方は無事死亡したで

そこそこできる奴やったがワイが強すぎてすまんな

GG対戦ありがとうございました

 

181:名無しの悪魔

急にイキリ出す

 

182:名無しの悪魔

急にバカになる

 

183:名無しの悪魔

煽るなカス

 

184:名無しの悪魔

対戦ゲームで煽りは大罪

 

185:名無しの悪魔

ゲームなのに何で煽るの?何でマナー1つ守れないの?

 

186:名無しの悪魔

ストレスで対戦相手の寿命にダイレクトアタック仕掛ける異常者どもがよ…

 

187:名無しの悪魔

生贄の幼女も無事ゲット

お前らロリコン待望の写真やぞ感謝して咽び泣け

http://www.pic../

 

188:名無しの悪魔

なんだこれ

 

189:名無しの悪魔

は?

 

190:名無しの悪魔

おいイッチ後ろ見ろ!!!!

人間が突っ込んできてるぞ!!!!!!

 

191:名無しの悪魔

やばやばやば

 

192:名無しの悪魔

能天気にピースしてるドロドロの肉塊と

肉塊に首根っこ掴まれて泣いてる人間のゲロ可愛幼女と

後ろから殺意丸出しで突っ込んできてる人間の対比が芸術的ですね

 

193:名無しの悪魔

混沌極まってんな……

 

194:名無しの悪魔

心霊写真みたい

普通逆じゃね?

 

195:名無しの悪魔

逆心霊写真ワロタ

人間の顔怖すぎワロエナイ

”差し違えても敵を殺す男”の顔してるわ

 

196:名無しの悪魔

ドロドロに溶けててもイッチ満面の笑みなのわかって草

はよ後ろ見ろ

 

197:名無しの悪魔

やっぱ後ろに目付いてない下等悪魔はダメだな

 

198:名無しの悪魔

首を切り飛ばすまで獲物から目を離すな

学校で習わなかったのか?

 

199:名無しの悪魔

…なんか、イッチレス遅くね?

 

200:名無しの悪魔

死んだ?

 

201:名無しの悪魔

いやあまさかそんな………

 

 

 

□□

 

 

ジョージは何とか生きていた。

落下する寸前で床の端っこにしがみつけたのだ。

腕がちぎれそうな程痛んだが、今のジョージには大した事では無かった。

 

「いや、いやぁあああぁああああっっ、父さん、父さぁあん!」

リラの泣く声が聞こえる。

あの化け物のせいだ。怒りで痛みなど気にならなくなる。

 

(たかだか、たかだが化け物風情が俺の娘を泣かしやがった!)

腕に力が張る。

ジョージの体中が、あの化け物を地獄に送ってやると叫んでいた。

ジョージは音を立てず腕の力で自身を四階まで引っ張り上げ、走り出した。

 

化け物が後ろを振り返る。

驚いた様に体を硬直させる化け物の隙を突き、リラを拘束している腕に向かってショットガンを振り下ろした。

化け物の腕がちぎれ飛ぶ。

そのままジョージは化け物の両脇に自身の両腕を差し込み、腰回りを両腕で抱え込んだ。

 

化け物に喉を掴まれた時。

ジョージのやぶれかぶれの拳は化け物は体をのけぞらせただけだった。

逆に言えば、宙に浮いて腰も入っていないパンチで、この化け物はのけぞったのだ。

「お前、踏ん張りが利かないんだろ!」

考えてみれば自然な事である。

化け物は絶えず溶解しており、肉体自体は3mという巨体にしてはかなり脆い。

その上化け物の足元には溶解して滴り落ちた自身の肉が水溜りを作っている。バランスを取るのはかなり厳しいだろう。

 

両腕に力を込める。

腰を捻りながら相手の軸を捉え、

「おおぉおおおおおおおっっっ!!」

ジョージは化け物を投げ飛した。

先程の意趣返しの様に、化け物が廊下の壁に空けた穴から外に向かって。

 

 

■□

 

 

廃ホテルの中庭で、ピンク色の肉塊が蠢いていた。

「………aaa………!!」

(ああああああいってぇええええ!!!死ぬ、死んでしまうぅぅうぅ……。妾はジェシカ・スタンプ・バルバトスだぞ!?

バルバトス家の三女だぞ!?こここ、こんなところでぇ……!)

 

余りにも咄嗟の事で「浮遊」の術を使う暇も無かった。

その結果地面に叩きつけられた衝撃でジェシカの肉体は上半身と下半身が分断され、四方八方に彼女の肉片が飛び散っている。

(人間こっわ。何だよアイツ……。肉体がかなり広範囲に飛んじゃったから、再生するのに使う魔力もかなり必要だし)

 

脳内で文句を垂れるジェシカ。しかし彼女が飛び散っている中庭には、今現在嵐の真っ最中であり。

(あっやばい!!妾の肉片が強風に煽られてる!!嵐なんか呼ぶんじゃなかった!!

待って待ってこれ以上体が広範囲に飛び散ったら死ぬ死ぬ死んじゃう……!)

 

 

■■

 

 

208:名無しの悪夢

イッチー?

 

209:1

死ぬかと思った

 

210:名無しの悪魔

イッチ!

 

211:名無しの悪魔

イッチだ!

 

212:名無しの悪魔

何があったん?レス遅かったけど

 

213:1

人間に殺されかけた

アイツ やばい 怖い

 

214:名無しの悪魔

あの写真見せられた後だとイッチの事笑えんよ

アイツは怖い

 

215:名無しの悪魔

雑魚乙

 

216:名無しの悪魔

GG対戦お疲れ様です

 

217:1

インターネットの悪いところ:ゴミが居る

 

218:名無しの悪魔

悪魔なんて皆こんなもん

 

219:1

生贄を踊り喰いする以外に肉体の崩壊を止める手段ない?

このままだとシンプルにぶっ殺される

 

220:名無しの悪魔

要は一旦召喚の儀式をストップすれば良いんでしょ?

 

221:名無しの悪魔

召喚陣を破壊する?

 

222:名無しの悪魔

召喚される前にするんならまだしも

すでにイッチは召喚された後だし

 

223:名無しの悪魔

「魔術破棄」の術は使えないの?

 

224:名無しの悪魔

「自己契約」使うとか

 

225:名無しの悪魔

>>223 >>224

そんな高度なの使う余裕ないよぉ

 

226:名無しの悪魔

「召喚」は契約術の一種だろ

できるか分かんないけど別の契約で上書き出来ないかな

 

227:名無しの悪魔

それだ

 

228:名無しの悪魔

誰と契約すんだよ

 

229:名無しの悪魔

男いんだろ 人間なんか我欲の塊だし

どうにでもなるはずだ

 

230:名無しの悪魔

問題:今まで殺しにかかって来た相手がいきなり

「俺と契約すればお前の願いを叶えてやろう」とか言ってきました

どうしますか?

 

231:名無しの悪魔

契約する

 

232:名無しの悪魔

契約

 

233:名無しの悪魔

契約でしょ

 

234:名無しの悪魔

クソバカ共が………

 

235:名無しの悪魔

おまえらがそんなんだから悪魔召喚はオワコンになる

 

236:名無しの悪魔

まあ悪魔はそんな生き物だよな

でも人間は違うんだ

 

237:名無しの悪魔

どうすんだイッチ

 

238:名無しの悪魔

掲示板越しに契約ってできたっけ?

 

239:名無しの悪魔

無理無理カタツムリ

 

240:1

サマナーとやる

 

241:名無しの悪魔

サマナー?誰だそれ

イッチの脳内フレンズ?

 

242:名無しの悪魔

急に新キャラ出すな

 

243:1

バカ

妾がここに呼ばれたんだから

呼んだ奴もいるだろ

 

244:名無しの悪魔

そういやそうだな

 

245:名無しの悪魔

バカって言った奴がバカ定期

じゃあなんでサマナーが今まで登場してないんだよ

 

246:名無しの悪魔

召喚されて真っ先に会ったのがエクソシストだかの男なんだろ

普通に考えてサマナー男に殺されてんじゃね?

 

247:1

死体さえあればワンチャン蘇生できる

第一死んでない可能性もある

 

248:名無しの悪魔

まあそうだな

 

249:名無しの悪魔

それに賭けるしかないかなぁ

 

250:名無しの悪魔

イッチがんばれ

応援してるぞ

 

251:1

>>250

ありがとう 地獄に帰ったら結婚しないか?

 

252:名無しの悪魔

 

253:名無しの悪魔

250を未亡人にするな

 

 

■□

 

 

ジェシカはなんとか歩けるくらいに体を再生し、強風の中ホテルの中に体を滑り込ませた。

(地下だ。妾の召喚された地下の部屋。サマナーの肉体があるとしたらそこしかない。例えサマナーが死んでいても死亡時刻と遺体の状態によっては蘇生できる…!どうかご先祖様お父様ルシファー様、妾にご加護を!)

 

なんとかサマナーを発見、蘇生でき、契約の上書きが成功するというか細い可能性にすがるジェシカ。

そんなジェシカの耳に、死神の声が聞こえた。

 

「…明らかに動きが鈍くなっている。化け物、お前の再生能力には限界があるらしいな。……お前に痛覚があるか知らんが、抵抗しなければ楽に殺してやる」

階段の上からあの忌々しい男が此方に銃口を向けて立っていた。

 

(あの男、イキリやがって……!クソ、どうする…?)

心の中で悪態を吐くジェシカ。

しかし状況は悪い。

最早魔力は底をつきかけ、肉体を維持できるのは10分程だろう。

例えあの男を殺せても、魔力が底をついてしまえばジェシカは肉体を維持できず死ぬ。

今から地下に行って自身を召喚したサマナーを探さなくてはいけない今のジェシカには時間がない。

どんなに軽い攻撃でも実質的な致命傷になりうる。

(わ、妾……詰んだ……?)

 

「思い上がるなよ貴様あっ!」

絶望しきったジェシカの後ろから男の怒号が飛んできた。

ジェシカが後ろを振り返るとローブ姿の男が、ヨダレを垂らしながら叫んでいた。

(ど、どちら様?!.....まさか、妾のサマナー!?)

 

 

□□

 

 

銀の雨空教祖、アンディ・スコークスリは代々悪魔を崇拝する、特殊な家で生まれた。

彼は父から魔術を教わり、地獄の悪魔を崇め、倉庫にあった古びて正確な内容が読み取れない古文書を解読する事に人生の半分を捧げた。

 

解読した儀式を実行に移すため、アンディは穢れなき少女を攫った。

この時の彼は知らない事だが、攫った美しい少女がジョージの娘、リラであった事は、彼の人生における最大の不幸であったかもしれない。

少女の生贄としての価値を最大限高める為、数週間に渡り儀式を行い彼女の霊的能力を引き上げた。

彼は喜びの絶頂にいた。

(遂にあのお方が降臨なさる。尊き方が顕現なさる…!)

 

儀式実行当日。

その日は彼にとって最高の日になる筈であった。

儀式は滞りなく行われた。

儀式の途中に、同胞の1人が連れてきた新しい同胞に声をかける。

「新人、君は運が良い。正しき儀式の手順が見つかったのだ。今日こそ偉大なる方がお目見えにーーー」

アンディの言葉が終わらないうちに、新しい信者は懐から取り出したスモークグレネードのピンを抜いた。

 

(クソ、あの男、最初からこのつもりで我が教団に忍びこんだな…!)

とっさにショットガンを構えたアンディだが、後頭部に痛みが走る。

忍び混んだ男に後頭部を殴打されたアンディは、意識を手放してしまった。

 

 

アンディが意識を取り戻した時、すでに男の姿も生贄の姿も無かった。

しかし、召喚は成功したらしい。

(な、これは……!)

部屋の中で点々と、召喚陣から足跡の様に等間隔に赤い水たまりが続いていた。

水たまりからはアンディが嗅いだ事のない異臭を放っていた。

(きっといらっしゃった、あの方はいらっしゃったのだ!)

アンディは水たまりを追って走り出した。

 

「……お前に痛覚があるか知らんが、抵抗しなければ楽に殺してやる」

アンディの耳に忌々しい、裏切り者の男の声が聞こえてきた。

急いで階段を駆け上がる。

そこで、アンディは廊下に佇む、肉体が溶解する魔神の姿を視界に捉えた。

 

(ああ、ああ!尊きお方……!申し訳ない、我らの過失により貴方をその様な不完全な姿で顕現させてしまった。申し訳ない!申し訳ない………!しかし今は後悔をする時ではない。あの男!あの冒涜者!尊きお方に「殺してやる」だと!?)

「思い上がるなよ貴様あっ!」

猿の様なかん高い声でアンディは絶叫した。

 

「死ね!死ねぇ!このお方を誰だと心得る!」

偉大なる魔王。

敵意の天使。

炎を喰らい力に変える、いける業火。

魂の火葬屋。

「魔王()()()()様だぞ!」

 

(………落ち着け、落ち着け。今するべき事は1つ。不完全な形で顕現なさったベリアル様を救わねばならん。我らの失態は我らの命をもって償おう)

アンディは手を合わせ、呪文を唱える。

古文書から読み解いた、もう1つの秘術。

使った者の命を使い、込められた魔力が尽きるまで消えない炎を呼び寄せる大魔法。

男が焦った様にショットガンを構えるが、もう遅い。呪文は完成した。

「ベリアル様、我が炎をお受け取り下さい!」

ンガイの終わり、と叫んだアンディの指先に、ボッと火が灯った。

それは瞬時にアンディの腕、胴体、足に絡みついていく。

火はアンディの体を呑み込むと、ホテル全体すら焼き尽くさんばかりにその体積を爆発的に巨大化させた。

巨大化した火は、意思を持ったかの様に魔神の肉体に突撃し焼き焦していく。

「ンガイの終わり」は強力な攻撃呪文だが、炎を喰らい力に変える存在にとっては最高級のディナーに等しい。

 

(ベリアル様、短い間でしたが、お会い、できて、こう、え……)

アンディは自らが呼び寄せた火に焼かれながら、しかし偉大な存在を召喚できた事を誇りに思いながら死んでいった。

 

 

■□

 

 

「魔王()()()()様だぞ!」

(えっ妾はバルバトスの生まれなんだけど)

思ってもいなかった見知らぬ男の言葉に動揺するジェシカ。

 

(…えっ……え?妾、もしかして間違いで呼ばれた?……なんだそれあっちゃっちゃっちゃっちゃっ!!!あっっっつ!!あっっつ!!!えっこれ「ンガイの終わり」!?!!?)

ジェシカが動揺し考え混んでいる間に、見知らぬ男は「ンガイの終わり」の呪文を用いてジェシカを攻撃してきた。

「ンガイの終わり」は炎を喰らい力に変える存在にとっては最高級のディナーに等しいが、そうでない者には強力な攻撃呪文でしかない。

呪文によって呼び寄せられ、巨大化した火はホテル中に回っている。

忌々しい方の男は未だ健在。状況はただ悪くなっただけだった。

 

(…妾、詰んだ……)

 




スコークスリ家の古文書:恐ろしい事に古びていて詳しい内容は読み取れない。正しい内容を知る者は居なかったのでアンディの勘違いは誰も正せなかった。恐ろしい事である。
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