【未完】人間界に召喚されたったwwwwwww   作:烏何故なくの

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忙しい季節なので投稿遅れたのは許して下さい…。
もしリアルの事情で完結させる事が難しくなったら、最悪プロットを公開します。


リラの冒険 (2)

「ゲームむむうううう買ったんだぞおれぇえええ」

 

「クソ、何度も何度も……!」

ジョージは自身に襲いくる、タコと人を合体させたような怪物に悪態をつく。

 

「貸してやってもいいから今度家こいよぉおお」

「うるさいん、だよっ!」

ジョージは近くのスクラップの山から引き抜いたパイプをバットのように振るい、迫り来る怪物の頭を打ち抜く。

フルスイングを受けてのけぞった怪物の頭部に二、三度ほどパイプを振り下ろす。怪物は一瞬体を悶えさせ、動かなくなった。

 

「ケッ、気持ち悪い…」

ジョージは地面に倒れ伏した怪物を睨みつけ、舌打ちをする。

頭部が肥大化し、後頭部から細長い触手が生えた気持ちの悪い姿。

何より悍ましいのは、まるで人間のように喋る事だ。

自分から襲いかかっておきながら、怪物の口からは日常のワンシーンを切り取ったような発言が溢れ落ちる。

異形の存在が、まるで人間のように喋るチグハグさ。

この怪物を撃退した後は、まるで人間を殺したような気分になる。

 

「し、死んだのか…?」

「多分な………」

 

ジョージは荒い息を吐きながら、同僚の言葉に返事を返す。

ジョージ達がこの異界に迷い込んでから半日ほどが経過していた。

既に持っていた拳銃の弾薬は尽き、襲いくる怪物に対する疲労と恐怖でジョージ以外は動けなくなってしまっている。

怪物達から身を隠す為、ジョージ達はスクラップで出来た町に点在している堀立小屋の一つに身を隠していた。

 

「…出口を探してくる。このままじゃジリ貧だ」

ジョージの言葉に、警官達に動揺が走る。

 

「外に出るのか…!? 危険だぞ!」

「ここだって安全じゃない。籠ってたって何も変わらないだろう」

「第一、出口を探すって言ったって、何処に行くんだよ!!」

 

半日間の探索の結果、この異界の構造は大凡把握できている。例えるならば宙に浮かぶスノードームと言った所だろうか。

スクラップでできた街にドーム型の光の壁がくっついており、それが真っ赤な空に浮いているのだ。

半日探索してもこの地獄からの出口は見当たらない。

しかしジョージは諦める気は無かった。諦められない理由がある。

 

「………俺達が入って来たってことは、何処かから出れる筈だ。30分後には戻る」

 

仲間達の言葉を聞き入れず、ジョージが堀立小屋を出る。

その瞬間、轟音と共に地面が揺れた。

ぐらりとジョージの体がよろける。体制を立て直そうとするジョージだったが違和感に気づく。

 

(傾いてるのは俺じゃない、地面だ…!)

 

だんだんと地面が傾いて行っている事に気づいたジョージは素早く地面から突き出た木材にしがみつく。

 

「クソ、なんだってんだ…」

 

意味がわからない。

ここに迷い込んでから意味のわかる事など無かったが、今回はとびっきりだ。

よりによって外の探索をしようとした時に異常事態が起こるなんて。

 

「ジョージッ!? 生きてるかぁー!!?」

「…ああ。デカい口叩いた後で情けないな」

 

流石にこの状況で探索を続けるのは無茶だろう。一旦戻るしか無い。

どうにか体制を立て直し、堀立小屋に戻ろうとするジョージ。

そんなジョージの耳が異音を捉えた。

木が折れるような、硬い物が壊れる音。

その音と共に降って来た人型の怪物が、掘立小屋に直撃した。

 

「ねこちゃんかわいいねねこちゃんかわいいねねこちゃんかわいいね……」

 

斜面となった地面から転がり落ちて来た怪物は、ぶつぶつと声を上げながら触手を掘立小屋に打ちつける。

掘立小屋がメキメキと嫌な音を立てる。

 

「テメエ……!」

 

ジャンプで掘立小屋に戻り、怪物を叩き落とそうと腕に力を込めるジョージの耳に、再度異音が届く。

上を見上げると、ゴロゴロと怪物が何体も転がり落ちて来ていた。

身を捩ってなんとか肉の雨を躱すジョージ。

しかし掘立小屋にはさらに怪物達がたかり出し、掘立小屋が軋む音はどんどん大きくなる。

何度も打ち付けられる触手に耐えきれずジョージの眼前でついに掘立小屋が崩れ出した。

警官達を中に入れたまま、地面から剥がれ斜面を転がり落ちて行く。

ジョージは声を出す事も出来ずに落ちて行く小屋を見つめる。

 

 

「あ〜〜。危機一髪って感じですねぇ」

 

 

落ちて行く小屋を、ネイビーブルーに輝く半透明の巨大なカエルが受け止めた。

呆気に取られるジョージに声がかかる。

 

「や。ジョージさん。生きてますね?」

「あ、アガリーさん……!?」

 

小屋を受け止めたカエルと同じ、半透明に輝く馬が宙に浮いている。

その背からは見覚えのあるクマのついた目が覗いていた。

 

「や。助けに来ましたよ。説明すると長くなるので取り敢えずアタシの後ろに乗って下さいな」

 

普段と変わらないアガリーの言動がますます混乱を加速させる。

彼女の跨る馬がジョージに左肩側を向ける。乗れという事らしい。

 

「………分かりました」

 

余りにも突飛な光景に呆然としていたジョージだったが、すぐに疑問を呑み込む。

疑問は山のようにあるが、今は緊急事態なのだ。

 

「んじゃ、次はあっちですね。アガシオン、頼みます」

 

アガリーが指を鳴らすと共に、小屋を受け止めていたカエルの口が開く。

そのまま狼は小屋を呑み込み。当然ジョージの同僚達も、カエルの腹の中だ。

 

「ちょっ………!! 何やってるんだ!」

「落ち着いて。アガシオンの口の中に保護してるだけです」

 

カエルは一息で飛びアガリーの元に飛び寄り、彼女の指輪の中に入り込むようにして消えていった。

 

「こんな大人数を連れて移動するのは骨が折れるでしょう? 少々絵面が悪いのは我慢して下さいな」

アガリーは後ろを振り返り、ジョージの体を見やる。

「ジョージさん、まだ動けます? 今からここから脱出しなきゃ行けないんで、出来れば手伝って欲しいんですけど」

「…まだ体力に余力はありますけど。俺なんかの助けがいるんですか?」

 

空飛ぶ馬に巨大なカエル。あの廃ホテルで見た怪物のように不思議な力を従える彼女に、殴る蹴るしか出来ない者のなどの助けがいるのだろうか。

 

「いえいえ、アタシは別に万能って訳でも有りません。その上結界———あの光の壁の中じゃ、アタシは力を殆ど使えない。今戦えるのは使い魔だけなんですよ」

 

嘶き声を上げ、このスクラップの街の中でも丁度真ん中辺りで光の馬が急停止した。

下を見ると街の中でも一際大きな掘り立て小屋が聳え立っている。

 

「ふむ、結界の核をガラクタで囲んで守っている……」

「アガリーさん」

「ん。どうしまし」「すいません」

 

大きな掘立小屋を見て考え込んでいたアガリーを抱きかかえ、ジョージは馬から飛び降りた。左後ろから、視線と猛烈な悪寒を感じたからだ。

瞬間、馬に鉄骨が突き刺さる。

馬は痛々しい悲鳴を上げながら、地面に墜落して行く。

ジョージは視線を感じた方向を見上げる。

 

そこには天使が浮いていた。

見慣れてしまった、頭部の肥大化した人型の怪物。しかし明らかに他の怪物と違う所があった。

羽だ。歪に膨張した上半身にサラミの様な色合いの歪んだ羽が付いている。肉の天使だ。

 

「クソ、悪魔の次は天使かよ…!」

 

ジョージは落下しながら、初めて見る異形にガンを飛ばす。絶対に家に帰る事を誓いながら。

 

 

■□

 

 

リラは辺りを見渡す。

リラの周囲にはジョージを襲った者と同様の、人型の怪物達が四人。

リラと怪物達の力量差は明確であり、普通で有ればリラはなすすべなく殺されてしまうだろう。

しかしリラの目は恐怖を湛えながらも怪物をしかと見据えていた。

 

「お願い、ポチちゃん!」

リラが右手を掲げる。そこに握られていた黄金の杯から、雷が溢れ出した。

閃光が走る。

一瞬のうちに怪物達の体が消し飛んだ。

 

『がーっはっはっはっ!!! 偉いぞ〜〜〜ポチ〜〜♡』

 

鞄の中のジェシカが「念話」を使って話しかける。体を煙にしてしまったから声を出す事が出来ないらしい。

辺り一面に落雷の音が響いた後、雷はリラの目の前で狼の姿を形作っていた。

狩りの魔神の力によって命を与えられた雷の猟犬。

ジェシカの使い魔である彼はどんな状況でも主の命令に沿って動くらしく、リラの手助けをしてくれている。

ポチが杯の中に戻ると、リラの目に炭になった怪物達が入ってくる。

 

「...殺して、良かったのかな。この人達。元々人間だったり…しない?」

『コイツらを調べなければならんな。リラ、その死体に近づいてくれんか?』

 

 

■■

 

 

45:1

超ド級のピンチかと思ったら別にそんな事無かったぜ!

コイツら100体来ても大して問題無いぜ!

http://www.pic../

 

46:名無しの悪魔

天使の結界が力を封じるのは悪魔だけだから使い魔は大丈夫なんですねぇ!

 

47:名無しの悪魔

>>34

バカはどっちだったかな

 

48:名無しの悪魔

>>45

イッチ鬼つええ! 今日はたこ焼きパーティーしようぜ!

 

49:名無しの悪魔

これはイッチの強さと言うより使い魔の強さなのでは? ボブは訝しんだ

 

50:名無しの悪魔

もしかしなくてもそうなのでは? 俺は訝しんだ

 

51:1の婚約者

生きてて良かった 不安にさせてスマソ

 

52:名無しの悪魔

>>51

イッチ早く逃げて(笑)

 

53:1の婚約者

殺すぞ

 

54:1

おっ サマナーから怪物の死骸の写真送られてきた

http://www.pic../

腹の中から人間の魂出てきてるな

うーんこれ…… 人間の魂と融合してるな…?

 

55:名無しの悪魔

ファッ!? なんだこの生き物!(驚愕)

 

56:名無しの悪魔

魂を…食ってる…

 

57:1

これは恐らく食ってると言うより寄生してる感じかな…?

えらく人間っぽい行動してると思ったら死んだ人間の魂食って生前の行動模倣してる…?

 

58:名無しの悪魔

これは魂から記憶を抜き出してますね間違いない

レギオンの吸精反応と酷似してる 恐らく魂切り離せば活動を止めるんじゃねえかな

 

59:名無しの悪魔

コイツら食うの人間の魂だけなんやろか

天使も食われてたりしてなw

 

60:名無しの悪魔

イッチは女…触手…捕食…閃いた!

 

61:名無しの悪魔

通報した

 

62:名無しの悪魔

>>58

そうっぽい 腹部をぶっ壊せばとりあえず動き止まるな

 

 

■□

 

 

「…どうだった?」

『んむ。人間の魂が入っとるな。…安心しろ。ポチの攻撃で魂が傷つく事は無い。コイツらに取り込まれた人間の事を思うならむしろ思いっきり攻撃して良いぞ』

 

ジェシカの言葉に安堵し、覚悟を決める。

必ず父を見つけ出す。

覚悟を決めてリラが一歩踏み出した瞬間、地面が傾いた。

リラの体もそれに伴って転がっていく。

 

「うわ、うわわ…!」

リラの体が堀立小屋にぶつかる寸前、すんでのところでポチがリラの体を受け止めた。

そのまま口を器用に使いリラを背中の上に乗せる。

 

「ありがとうポチちゃん」

『なんじゃこりゃ。地面が傾いて…?』

 

瞬く間に地面は坂道に変わっていく。建物も人型の怪物も、斜面の底に転がっていく。

 

『ふむ……。ポチ、原因を探りに行くぞ。下の方に向かってくれ』

 

主人の指示通りに猟犬は行動を開始した。

リラに負担をかけないよう、ポチはゆっくりと降下していく。

 

異界の端。

傾いた地面の底から、巨大な生き物が体を覗かせていた。

生き物の先端に付いている、人間のそれに酷似した口。

そこに転がり落ちた物ががなす術なく飲み込まれていく。

太く長い体にびっしりと敷き詰められた鱗。人間擬きの怪物と同じ、病的な白い皮膚。

その姿はまさしく———

 

『龍!??!!!』

 

 

■■

 

 

66:1

り、龍だーー!!?

http://www.pic../

 

67:名無しの悪魔

マジじゃん

 

68:名無しの悪魔

うわデッカ

 

69:名無しの悪魔

マジ?

 

70:名無しの悪魔

このスレは伝説になるな

 

71:名無しの悪魔

龍ってなんぞ

 

72:名無しの悪魔

そんくらい自分で調べろタンカス

 

龍とは:次元の狭間に存在している正体不明の巨大生物である。

あまりにも目撃した者が少なく、詳しい事は一切分かっていない。

時折偶発的に開いた次元の裂け目から、人間界や地獄に姿を現す事がある。

 

73:名無しの悪魔

サンクス 何も分からないという事が分かった

 

74:名無しの悪魔

ツンデレ姉貴兄貴好きだよ

 

75:名無しの悪魔

つまりこのスレで龍の正体が分かる…ってコト!

 

76:1

何この…何? 

http://www.pic../

自分で人型の怪物食ったあと人型の怪物をそのまま吐き出してる……

 

77:名無しの悪魔

 

78:名無しの悪魔

??

 

79:名無しの悪魔

意味のない行為で草

 

80:名無しの悪魔

シンプルに謎 コワ〜

 

81:名無しの悪魔

とりあえずあの人擬きは龍と関わりのある生物っぽい事は分かった 

 

82:名無しの悪魔

色合い一緒だし龍の子供とかそんな感じじゃね

 

83:名無しの悪魔

自分の子供食って吐いてるの…?

 

84:名無しの悪魔

そう言う生態かも知れんし

 

85:名無しの悪魔

ていうか龍の子供(?)多すぎじゃね

こんだけの数の人間が食われてるとしたら流石に天使に見つかるんじゃ

 

86:名無しの悪魔

やっぱ法律がどうのルールがどうの言ってる奴らは使えない はっきりわかんだね

 

87:名無しの悪魔

まるでオレらが何かの役に立つみたいな言い方だな

 

88:名無しの悪魔

普通に寿命かなんかで死んだ人間の魂を食ってるんじゃね

人間の魂って結構な数が次元の狭間を彷徨っとるって言うし

 

89:名無しの悪魔

人間の魂って天界行くんじゃねえの?

 

90:名無しの悪魔

行きたい奴は天界行く それ以外の奴はそれ以外の所に行く

天使以外を信じてる奴は根の国とかニライカナイとかハデスとかヴァルハラとか

 

91:1

>>89

それぞれの人間の価値観とかで行く場所は変わるで

善行積んで天使信じてる連中は天界

魂は大気中のメフィスト濃度を3.0〜4.5に上昇させてY的世界座標反応を起こすんや そんとき生前の信仰心が関係する訳やな エーテル体の法則やな

 

92:名無しの悪魔

 

93:名無しの悪魔

??

 

94:名無しの悪魔

???

 

95:名無しの悪魔

つまり天界とか行く時に次元の狭間を経由するって事でOK?

 

97:名無しの悪魔

OK

 

98:名無しの悪魔

イッチの唐突なかしこさアピール

 

99:1

は? キレそう

 

100:名無しの悪魔

あ そういえばイッチはこの異界に人探しに来たんだよね?

そいつ龍の食事(?)に巻き込まれて死んだんじゃね?

空でも飛べないと逃れられんでしょこれ

 

101:1

 

102:名無しの悪魔

かしこさアッピルしてる場合と違うぞ!

 

103:名無しの悪魔

コイツいっつも迂闊だな

 

104:1の婚約者

そんな所がかわいいんだぞ

 

105:1

いいぞ その調子でもっと妾のいい所言ってくれ

 

106:名無しの悪魔

お前はそれでええんか?

 

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