魔法科高校で龍は生きる   作:ドンマッシュ

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どうも、ドンマッシュです。

前話でも話したように連投してます。少しでも展開に興味を持っていただけたら嬉しいです。そして今話でもさらに原作キャラが登場します。察しのいい人はきっと分かります。

それでは、どうぞ


1‐3 交流

「おはよう、龍童君!」

「おう、明智」

「エイミィでいいのに」

「生憎そんな呼び方をする趣味はねぇ」

 

入学式の翌日。今日より授業が始まるため、蓮司たちは教室へ向かう。待ち合わせ等をしていたわけではなかったが、校舎玄関でばったり会ったため、ともに向かうことにしたのだ。

 

「スバルも同じクラスだったらよかったのに、残念だなぁ」

「カリキュラム的にどっかで絡むこともあんだろ」

「そうだけどやっぱり一緒がいいよ。と、着いたね。それじゃねー」

 

そうこうしているうちに教室へ入室し、それぞれの席へ向かう。五十音順なのか、蓮司の席は一番後ろかつ一番奥であった。

 

「こいつはありがたい」

 

元々高校などに通うつもりはなかったが、あるやつの提案で所属することになった第一高校。しかしそれでもやる気があまり起きていない蓮司にとってこの席は非常にありがたかった。

 

「さて、日差しも気持ちいし…」

 

うーん、と体を少し伸ばした後、

 

「寝るか…」

 

蓮司は再び睡眠をとることに決めた。

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

…い、おーい、そろそろ起きてくれないかな」

 

「…ん?」

 

体を揺さぶられながら呼ばれる声を感じたため、意識が覚醒していく。そうして呼ばれた方を見ると、一人の男子生徒が苦笑しながら立っていた。顔つきは中性的であり、身長はあまり高くはなかった。

 

(なんか最近真逆のやつにあったような気がする…)

 

同時に蓮司は入学式で出会った里美スバルのことを思い出し、内心苦笑した。自分はこういう奴に縁が出来始めたのかと、若干くだらないことを考えながら。

 

「悪い、起こしてたのか」

「なかなか起きてくれなかったけどね。もう皆移動しちゃったよ?」

「手間を取らせて悪かったな。それじゃ行くか。」

 

見回すと教室には蓮司たち以外誰もいなかった。この男子生徒は自分を起こすために残っていたのかと考え、申し訳…

 

(世話好きで生真面目、メンド―そうかも)

 

…なく思うことなく、若干失礼なことを考えていた。

 

「そうだね、行こう。僕は十三束鋼だよ、よろしくね」

「龍童蓮司だ」

 

互いの自己紹介を済ませ、目の前の少年、十三束鋼とともに今度こそ教室を後にした。

 

あれから十三束とともに移動し、英美と合流した。また寝てたのかと呆れられながら、英美を通じて数人のクラスメートと交流し、魔法実技の授業を見学していた。

視線の先には入学式後に人だかりの中心にいた女生徒がいた小柄ながら凹凸のはっきりしたスタイルをしており、特徴的な長髪と相まった美少女だった。

 

(あの女…強いな。魔法師としての実力もそうだが、佇まいにも自信を感じる…)

 

多くの生徒がその女生徒に釘付けになる中、蓮司はその生徒の実力が気になっていた。

 

「うわ~~、さすがだねぇ」

「うん。生徒会長、そして十師族<七草>の名は伊達じゃないね」

 

同席していた英美、そして十三束はそう感想を漏らしていた。その中で出てきたある言葉に、蓮司はピクリと反応した。

 

「<七草>?あの女、数字付き(ナンバーズ)なのか?」

 

その蓮司の感想に二人は唖然とした表情をしていた。そしてひどく呆れられた。

 

「蓮司君それマジで言ってる?あの人のこと知らないの!?ていうか女って…」

「彼女は七草真由美先輩。十師族の一家である七草家の長女でこの学校の生徒会長かつ主席。九校戦にも出て優勝してる実力者だよ。日本の魔法師の中ではかなり有名人だね」

 

英美は信じられないと言わんばかりの表情を浮かべ、鋼は冷静に説明をした。そして同時に納得した。

 

(十師族…日本の魔法師界の頂点に立つ存在。その中でも抜きん出てるのが確か、四葉、七草、そして九島だったか…なるほど、それなら納得だ。)

 

蓮司は納得するとともに少し高揚もしていた。それほどの存在ならどれほど強いのか、と。

 

「いつか戦ってみたいもんだ…」

 

誰にも聞こえない声でそう独り言ち、少しして授業が終了したためその場を後にした。

 

 

それからしばらく知り合いたちと交流し、時刻は下校時間となっていた。昼食時には何やら人だかりができ、若干の騒ぎになっていたが特に興味もなかったため関わることもなかった。ただ一点を除いて。

 

(あの時、あの席にはあいつがいた。昨日俺を観察していたやつが…)

 

そう、その騒ぎにいたのが入学式にて蓮司を見ていた少年だった。しかし件の少年は騒ぎが起き始めて少しして席を離れたためその後は特に何も起きていなかった。

 

(恐らく何かしらの騒ぎを回避するためにすぐにそこを離れたんだろう。冷静で状況判断もうまい、と)

 

そう新たな情報を自身にインプットしながら、この二日間の出来事を思い出していた。同世代と交流し、ともに過ごす時間は、蓮司にとっては新鮮なものだった。

 

「人間を、友達を学んで来い、か…」

 

そうしてここに来る前のことを少し思い出しながら独り言を呟いた。なるほど、確かにこれまでにしてこなかった経験だ。

 

(ここで何かを掴めるだろうか…)

 

そんなことを考えていると、不意に腹の虫が鳴る。昼はかなり食べたつもりだったが(同席していた英美や鋼たちはまたも唖然としていた)、考え事にエネルギーを持っていかれたのか、空腹感が押し寄せてきてきた。

 

「なんか食って帰るか…」

 

そう判断し、外靴に履き替え、玄関を出た後…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何者かに魔法攻撃によって急襲された。

 




はい、というわけで第3話、お読みいただきありがとうございました。
分かっていた人もいたかもしれないですが、B組ということで十三束君の登場です。何気に私が魔法科高校で気に入っている男子生徒でもあります。

そして今話の最後。これは予想できた人はいたでしょうか。この展開は、少なくとも私は魔法科の二次創作では見たことがないです。少しでもオリジナリティを出そうとした結果です。好き嫌いは別れるかもですね。

それでは第4話で会いましょう。次話で本日は終了となります。
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