混弾のキンジ   作:caose

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 工事中の場所には入るべからず。


戦いの場は天空

そしてキンジ達は工事用の簡易エレベーターを乗り継ぎながら

上へと向かって行って見えたのは・・・まるで航空写真から見る

東東京の夜景であった。

 「・・・綺麗だな。」

 「ああ、この様な時ではなくちゃんと完成してから来たかったな。」

 キンジの言葉にミシェラがそう言って眺めていると柱の一本に横線の隣に

『350m』と言う数字が書かれていた第一展望台に着くとキンジ達は

すぐ様に侵入した。

 すると携帯電話から着信が来てみて見ると松葉であったので出て見て

状況を説明した。

 『成程ね、分かったわ。こっちはあんた達が何しているのかを

今からドローンで飛ばして見てみるから安心して暴れなさいって言うか

まさか信一朗がいるって言うのはありがたいわね。』

 「ああそうだな、これからワトソンと戦闘する事となるが気を付けておくよ。」

 『ええ、気を付けなさいよ。』

 松葉がそう言って電話を切るとキンジは・・・何処にいるか分からないが

ワトソンに向けてこう言った。

 「ワトソン、何でお前が神崎と組もうとしているのか理解できないが

一つ言うとしりゃあお前は最低な奴だ。何せ神崎の母親を

牢屋にぶち込む様な連中の仲間だったもんなお前、正直に言えば間違いなく

お前は独房行だから姑息な手を使って・・・ヒルダって言う女と手を組んで

あんな三文芝居で逸らそうと考えたようだが俺達がそれを止めちまったからって

理由で俺を付け狙ってたようだが・・・随分薄汚いやり方でやるんだなあ

イギリスの貴族様はよ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「・・・何しに来た。」

 キンジの言葉を聞いて左前方からワトソンが現れたのだ、如何やら

先ほどの言葉で挑発に乗ってきたようだがワトソンはこう続けた。

 「何故ここに居るんだ?君はアリアとは関係ないはずだ。」

 「ああそうだな関係ねえよ、俺からすればアイツも俺を目の敵にするから

正直な所うんざりしてたんだがな・・・手前のやり方が気に食わなくて

ここまで来たんだよ。」

 文句あるかと言うとミシェラがこう言った。

 「貴様は遠山を敵視しているがそれだけではあるまい・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・羨ましいのだろこいつが。」

 「何・・・?」

 「お前と遠山とでは違うからな、何せ・・・嘘偽りの強襲で人気を取ろうとする元イ・ウーとシャーロックホームズを討ち取った男とでは格が違うからな。」

 「君は・・・僕に恨みでもあるのか・・・!!」

 ワトソンはミシェラの言葉を聞いて怒りの眼で睨んでいるとふんと鼻息で

一蹴してこう続けた。

 「それにお前とアリアは婚約者だと言っているようだがそれも出来ない、

何せ貴様は・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・『転装生(チェンジ)』何だからな。」

 「!!!」

 それを聞いてワトソンは驚いた表情でミシェラを見ているがミシェラは

こう続けた。

 「お前の事は武偵高の生徒記録に理由も記載されていたからな、

それを見る事など容易い事だ。それを引いたとしてもだ、貴族でありながら

嘘をついて自分の方に向けさせようとするその気概に騎士として腹立たしいと

思ったまでだ!?」

 ミシェラはそう言いながら構えているとダイアナがこう言った。

 「貴方方『リバティー・メイスン』がグレナダに帰属する事になると言う噂は

既に『MI6』がサーチ済みです、何が目的か分かりませんが

ディーンとして看過する訳にはいきません。」

 そう言ってダイアナは背中から大剣を抜いて構えるとワトソンは・・・

こう呟いた。

 「・・・5個。」

 「「「「?」」」」

 それを聞いて何だと思っているとワトソンはこう続けた。

 「グレナダが5個、ディーンは2個。これはアリアの殻金の保有している数だ。」

 そう言いながらワトソンの方から・・・プシュと言う音が聞こえた。

 「(多分無針注射の音だ、そしてこの状況で使われたのは間違いなく・・・

『ネビュラ』か?)』

 ミシェラは先ほどの小さい音から薬の用途迄考えたのだ、『ネビュラ』とは

日本では禁止されている武偵用の中枢神経刺激薬で一時的に集中力が増し、

夜目も効くようになる強襲専用のドラッグで使用後の副作用としては

頭痛や吐き気、そして一時的な近視状態に陥るのだ。

 恐らく自分達を殺す気であるだろうと確信したミシェラは万が一に備えて

使用したのだなと思っているとワトソンはこう続けた。

 「そうさ、僕は君が羨ましかった。男である事も、君が持っている才能も

何もかも全部がね。だが僕はアリアを守るためにグレナダに加わって欲しいと

思っていたんだけど当の本人は・・・断られたよ、

『ママを牢獄に送った連中の仲間になるなんて死んでもならないわ‼』と

言われてね。仕方なく薬を使って眠らせてここに連れて来たんだけど

君達が来たことは計算外だったからね・・・本気で潰してもらうよ。」

 そう言って闇の中から現れたのは・・・完全装備しているワトソンである。

 黒一色の防弾・防刃ベスト、脚には鋼鉄仕込みのコンバットブーツ、

背中には長いマントの様な防弾マントを纏っていた。

 まさに完全にキンジ対策だと分かるかのような見た目であると

キンジに向けてワトソンはこう言った。

 「イギリスの武偵は自衛のための殺人は許可されている、そして僕は治外法権を認められた王室付きの武偵。つまり君をこの国で殺したとしても

罪に問われることは無い。」

 「は!流石はイギリスの貴族様だな、手前の言うとおりにならねえ奴は

殺すなんて手前らの頭は中世で時が止まってんじゃねえのかよ!」

 「・・・これ以上の無礼は僕でも我慢できないぞ遠山キンジ・・・!!」

 「無礼だ?手前らが俺達に向けて色々とやって来たじゃねえか!?」

 キンジとワトソンは売り言葉に買い言葉で喧嘩腰になっていると

全員が武器を構えるとワトソンはキンジに向けてこう言った。

 「遠山キンジ、生糸一対一で決闘を申し」

 「悪いが悪党の言葉は信用ならなくてな・・・フルボッコさせて貰うぞ!!」

 そう言ってキンジは鎧竜剣を持ってワトソン仁挑みかかったと同時に

全員が左右から攻撃してきた。

 そしてワトソンが構えたとその時が・・・戦闘の始まりだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして屋上

 「始まりました・・・ヒルダ様。」

 銀髪の少女がそう言うとヒルダはそれを聞いてそうと言うと・・・今だ寝ているアリアに向けてこう言った。

 「さあ起きなさいアリア、貴方と遠山キンジと天草信一朗をこの手で・・・

殺しておきますわお父様の仇でしてヨ!」

 おほほほほほほほほホと高笑いするヒルダがそこにいた。




 次回は戦闘です。
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