弐連戦続けたその夜からキンジ達は理子とクリスのいる武偵病院の
ICU前の廊下にあるベンチの上で目を覚ました。
インクルシオの能力を使った反動であろう、筋肉痛と同時に目の痛みが
気になっていた。
そんな中キンジは未だ起きて祈っている天草を見てこう言った。
「天草、ICUから報告は?」
「未だ来ていません、第一展望台に付いた時には心肺停止状態でしたし
僕とジャンヌさんの魔力で体内の毒を何とか止めていましたがそれは只の
騙し技でしかありません。」
そう言っていると『治療中』のランプが消えた。
「理子さん!」
「クリス!!」
天草とキンジが中に入ると上体を起こしていたのだ、麻酔の影響で
呆然としている様であったが矢常呂イリンがこう言った。
「彼女達の毒は厄介だったけどこうやって治せたのは彼女達が投与された毒は
一般的な神経毒だったから対応出来たわ、けど実はもう一人・・・
厄介な患者がいるのよね。」
『矢常呂』先生がそう言うとある患者のデータ映像を見て・・・
キンジと天草が揃ってこう言った。
「「ヒルダ!?」」
そこで映っていたのは・・・全身包帯だらけでギプスが付いている
ヒルダの映像があった。
「良くあの怪我で生きているなあいつ。」
「・・・本当にですね、父親よりも高い所から堕ちたのに良くもまた。」
そう言っていると『矢常呂』はこう続けた。
「散弾銃の弾丸計107発全弾摘出と同時に魔臓の摘出と縫合もしていおいたけど
初めてだったから後で専門の魔病棟に移す予定何だけど・・・日の出ごろから
悪化し始めてるわ、その原因が血液不足何だけど・・・彼女の血液型が
珍しいタイプなのよ。」
「「??」」
2人はそれを聞いて一体何なんだと思っていると『矢常呂』はこう答えた。
「B型の『クラシーズ・リバー』型って聞いたことある?」
「「いやないです。」」
「そりゃあそうよね、この血液って170万人に一人と言われる血液で
ホモサピエンスの『クラシーズ・リバー・マウス』から取られているんだけど
これを扱っているのがシンガポールの血液センターだけで取り寄せるのに
2日はかかるんだけど彼女の命は持って今日の朝から昼にかけて・・・残念だけど彼女を諦めるか・・・2人の血液から提供してもらうしかないわ。」
「「!!」」
それを聞いてキンジ達が驚くが『矢常呂』はこう続けた。
「2人の血液型がそれなのよ、今助けらるのは貴方達だけなの・・・だから」
「おやめになった方が良いかと。」
「「「!!!」」」
キンジ達3人が驚いて見て見るとそこにはメーヤがいてこう続けた。
「彼女はドラキュリア、然も彼女達を甚振って追い込んでいました。
今更助けたところで彼女が反省するわけではありませんしこれは主から与えられし天罰です、彼女は今咎を受けるべきだと私はそう思っています。」
そう言っていると全員がどうするべきかと考えていると・・・
理子とクリスがこう言った。
「良いよ、採れば。」
「私も別に構いません。」
「「「「!!!!」」」」
4人がそれを聞いて驚くがメーヤが反論した。
「駄目ですよお二方!彼女は眷属!!それに彼女は貴方方を今まで甚振り
楽しんでいた魔女!?彼女は今すぐ焼き殺してその灰を泥に交じって
捨てるべきです!!」
「また・・・大胆だな。」
「いえ、この位でしたら教会では通常ですよ?」
「え、嘘だろそれ!?」
キンジは天津の言葉を聞いて過激かよと思っていると理子とクリスは
こう続けた。
「別に、あんな奴殺す価値もないし理子が殺すのは価値ある奴だけだし。」
「それに私達は彼女にお怨みはありますが殺したとしてもそれでは後は
何も出来ません・・・やるんなら永久に後悔するほどじゃないと。」
「(女の憎悪・・・怖エエエエ・・・)」
キンジはそう思いながらクリスを見ていると『矢常呂』はこう言った。
「それじゃあ・・・輸血の準備するからここにいてね。」
そう言って部屋から出るのを見た後メーヤは2人に向けて呆れた目で
こう言った。
「全く貴方方は良くも悪くもお人好しですね。」
そう言うとメーヤはキンジと天草に向けてこう言った。
「お二人とも、今回はありがとうございます。これで殻金をアリアさんに
返却することが出来ました。」
そう言うとキンジはメーヤに向けてこう聞いた。
「それでアリアなんだが・・・あいつ何しているんだ?」
ここにはいなかったぜと聞くとメーヤはこう答えた。
「アリアさんですがそちらは今ワトソンさんの遺体を確認した後現在一人で
極東戦役を調べている所でしてそちらは・・・専門の人間に言った方が
速いかと。」
「そうだな・・・分かった、専門の人間に言った方が速いな。」
そう言うとメーヤはキンジと天草に向けてこう言った。
「お二方は間違いなくパラディンです、今後ともよろしくお願いいたします。」
それとですとメーヤはキンジに向けてこう言った。
「貴方は私の裸を見ましたね?」
「今更何言ってんだ!?」
キンジはメーヤに向けてそう聞くとメーヤはこう続けた。
「まああれは事故でしたが・・・神に身を捧げた身としてはこれは穢れですので責任として・・・
・・・・・私を娶ってくれますよね♪」
「・・・・・ハアアアアアアアアア!!」
この日病院の中でキンジの悲鳴が聞こえた。
そして・・・。