混弾のキンジ   作:caose

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 11巻目の始まりです。


運動会・前編

あれから数日後、キンジ達はカナメの行動を柳生経由で聞いた後作戦を考えて

武装を取りそろえると言った状況を何度か進めている中の日曜日の朝。

 武偵校生徒全員における体育祭が行われようとしていた。

 このイベントの為に全ての捜査や強襲等は無理やり取り消され

当日の朝5時に集められて教師全員の監視と脅迫の元リハーサルして・・・

直ぐに本番という考えなしな企画であった。

 

 

 

 

 

 

 

 「私達選手一同は、武偵憲章に則り!最後まで諦めずに競技を行う事を

誓います!!」

 一年生の選手がそう言うと生徒達は紅組白組の組み分けでやるのだが

普通考えてみろ。

 武器があって暴力団真っ青な戦闘をする武偵校生達が全員・・・非武装なのだ。

 嘘だろうと誰もがそう思うであろうが真実なのだ!

 何せ今この体育祭を見るがために・・・東京都教育委員会が視察という名の監視を執り行っているのだ。

 何で来ているのかというと・・・以前の体育祭で古代ローマの剣闘士宜しくな

過激競技が目白押しで不詳者続出な喧嘩祭りであったのだ。

 某国民的学園ドラマの『金〇先生』にあった不良同士の闘い(どちらかと言えば『東〇ベ』に近い)みたいな感じであったのだがそれを聞いた教育委員会が

ブちぎれてしまって監視することとなったのだが・・・武器を保有する学園の

運動会でそこ迄監視するのかと言いたいくらいであろう。

 誰のおかげで平和が保たれているんだと当時の武偵校教師陣は怒り心頭であったがこのままでは廃校にされかねんと考えてこの様になった。

 『体育祭の第一部は普通と何一つ変わらない競技をする、武器はご法度。

暴力厳禁とする』という指示が出ている。

 然も違反すれば体罰フルコースと言う最悪なものであるが為全校生徒達は

取敢えず第二部までの我慢だなと言って過ごしている。

 

 

 

 

 

 

 

 第一部後半個人競技にてキンジはチャリで向かっていると・・・

ある物が見えた。

 既に殆どの生徒達がゴールしているのに白雪だけが・・・酷かった。

 高飛びのバーに足を引っかけるわと簿箱に頭から突っ込み、

あらゆる障害物で酷い目に遭っていた。

 「あいつ・・・運動神経あったはずだよなあ。」

 キンジがそう呟いていると・・・ウォォォォォォオオォォォォォォォォ!と

男性陣がある方向を見て吠えていた。

 いや、何で吠えていたのかというと・・・理由がこれだ。

 「ダイアナさんすげえ!もう直ぐ一番だぜ!!」

 「それにしてもあの胸の躍り具合最高だぜ!」

 「やば!鼻血出るわ!!」

 体操服を身に纏っているダイアナが網くぐりで颯爽と抜いて行く様を見ているがキンジはそれを見て・・・危ないと感じて逸らした。

 先ほどの網くぐりの際に胸の谷間が地面に接着して潰れて

形を変えていたところを見て血が厚くなるのを感じたからだ。

 そしてそこから速攻で逃げて行った。

 

 

 

 

 

 

 続けてラケットスポーツのコート

 「先輩!私のタオルを使ってください!」

 「いいえ私の!」

 「私はレモンジュースを持ってきたので飲んでください!」

 「私本体を!」

 「「「お前何しれッと告ってんだ!!」」」

 「と、遠山!ヘルプミー!」

 ミシェラが何やら助けてと言っている様であるがキンジはそれを見て・・・

御免と心の中でそう呟いてそこから立ち去って行った。

 この裏切り者ーー!!と言っているのが聞こえたがそれでもだと思って

離れて行って・・・雪音クリスがレキ相手に戦っていた。

 流石にイヤホンを取っているなと感心してるがレキは・・・

バッティングマシーン宜しくデ玉を勢いよく飛ばして・・・場外となった。

 そこから同じようであった為レキチームが負けてクリスが勝ったが・・・

勝った気がしなかったなと後日そう答えてくれた。

 

 

 

 

 

 

 

 エクストリーム・スポーツ会場に入るとアリアがインライン・スケートを使ってアクロバティックな事をしていると詠は如何かなと思って見て見ると・・・

ボードを使って様々な技を見せていた。

 当人によれば子供頃は木の板を使って坂を下りて行ったりして遊んでいたと

言っていたが・・・家が貧乏であったからというのが正しいであろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その後キンジは資料を情報科テントに提出して点差を確認した。

 紅865点

 白856点

 勝敗は全体協議の100人リレーで決まることとなった。

 そしてそのリレーで・・・紅は負けた。

 理由は・・・中空知の存在であった。

 空砲にビビるわ転ぶわでまあ色々あったがそれを見たポーナは昼休みにキンジに向けてこう聞いた。

 「異常聴覚障害?」

 「うん、多分その可能性があるねあの子。」

 そう言いながらミートボールを食べているとそう言えばとミシェラが

こう答えた。

 「奴の耳の聞こえ方は情報科でも随一だと松葉から聞いたことがある、

本来機械を使わなければ聞こえないような小さな音を聞き取れることが

出来るほどだ、異常聴覚障害だとするならば合点がいきそうだな。」

 「でしたら彼女をこちら側に引き込む」

 「駄目ですダイアナ、彼女は表の存在。裏の戦争に態々巻き込ませる

道理などありません。」

 メーヤがダイアナに向けてそう言うとキンジはそうだなと言ってこう続けた。

 「もう直ぐ天草達は退院するって聞くし退院したら俺達は対ジーサードに備えて戦力を充填させて備えるぞ。」

 そう言って食事を再開した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「無理だよお兄ちゃん、ジーサードは本当に・・・強いんだよ。」

 その光景に対してジーフォースは小さな声でそう言いながら飴を舐めていた。




 後編に続く。
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