混弾のキンジ   作:caose

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 部活です


部活動

 キンジにとって一般校の授業はとてつもない程・・・きつかった。

 武偵校の授業がどれだけ薄かったのがか理解できるほどにだ。

 然も今まは護衛なので音・・・其れも金属音には注意しなければいけないため

授業すらまともに聞ける状況ではなかったのだ。

 

 

 

 

 

 

 「つ・・・疲れた。」

 「大丈夫キンジ?」

 「おお・・・何とかな。」

 キンジが机の上で項垂れているのをヴェルカは心配するかのように見ていると

ヴェルカはキンジに向けてこう言った。

 「これからスカイレース予選に向けて特訓するから飛行場に行こうと

思ってるんだけど疲れてるなら地上で」

 「いやついて行くぞ、仕事だしな。」

 キンジがそう言って立ち上がるのを見てヴェルカはそっかと言って

ついて行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 学園の中に飛行場がある・・・普通可笑しくねえかと誰もがそう思うであろうが

誰もそれにはツッコミは入れない。

 「凄いな、飛行機だけで世界中の奴があるんだな。」

 「そうよ、各国のまあ旧型機を仕入れてるからだから私ここに来たのよ。」

 「成程な、これほどなら機体が選び放題だな。」

 キンジは辺りにある飛行機を見てそう呟いた。

 中国の殲撃8Ⅱ「潘陽」

 ロシアのMig23「ミコヤン・グレビッチ」

 イスラエルの「ネシエル」

 日本の「三菱F1」

 フランスの「ダッソー・ミラージュF1」

 アメリカのFー15「ストライク・イーグル」

 今では普通ならば軍の練習機として扱われるその機体たちは今でも現役として

戦えるぞと言わんばかりに勢ぞろいしていた。

 「これ武藤が見たら目を輝かせて喜んでいるな絶対。」

 キンジは武偵校で今頃寝ているであろう武藤を思い出していると

ヴェルカの機体に辿り着いた。

 「こいつがアイツの機体・・・『Su-47 ベルクト』か。」

 そう言ってその戦闘機を見ていた。

 当人の話によればこの機体は実験機扱いとして10年前に1機開発されたきり

倉庫で死蔵されていたのをヴェルカの父親が見つけてモスボールされて復活した後ヴェルカの専用機となったらしい。

 機体カラーも本人の意向で黒だった機体カラーは紫色に変わり戦闘機としては

完全に狙われること間違いないと当人は笑ってそう言っていた。

 キンジは彼女から借りた取扱説明書を見ながら機体の中で怪しい所が無いか

調べていると暫くしてヴェルカがやって来てこう言った。

 「キンジ、終わりそう?」

 「ああ、後はコックピット・・・・!」

 キンジはヴェルカの今の服装を見て驚いていた。

 機体と同じく薄紫色のパイロットスーツ

 繋ぎがある事からこれは全身タイツと同じような形状だと思われるがキンジはヴェルカの・・・胸を一瞬見た後にこう思っていた。

 「(こいつ!やっぱだが着やせする奴だぞイヤ本当に!!)」

 制服でも際立っていたその爆乳がパイロットスーツという薄皮一枚の如き

ピッタリしたその格好にキンジはやばいと思いながら視線をヴェルカ本人に

向けるとキンジはこう聞いた。

 「それじゃあだが俺は・・・コックピット見てくるからここで待っててくれ!」

 そう言って中に入ってチェックしようとすると・・・ヴェルカがキンジの

すぐ後ろまで近寄ると一緒にコックピットの点検をしようとして近づいたのだが

キンジにとってそれは・・・悪手であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「(アアアアアアア!胸が!胸が密着してって言うか何だかシャンプーの匂いもするって言うか背中に柔らかいのが滅茶苦茶当たってっていや待って

本当にどいてくれ頼むから誰か助けてーー!?)」

 そう思いながら素数を思い出しながら作業しているとヴェルカはそれを見た後にこう言った。

 「それじゃあ後は・・・飛んでみましょ♪一緒に行きましょキンジ。」

 「・・・・は?」

 キンジはそれを聞いて何でと思っているがヴェルカはキンジに向けてそう言うと其の儘・・・背中を押してコックピットの中に入ってしまった。

 「ぬお!おいマテコレッテ一人乗りじゃねえか!!」

 「だからこそよ、一緒に乗って乗り心地を確かめましょ♪」

 「シートベルトは!?」

 「キンジが私に抱き着いていれば問題ないでしょ?それに貴方がいた方が

私一人じゃ対応できない時にちゃんとできるでしょ?」

 ヴェルカはそう言いながらキンジに・・・密着させるかのように一緒になると

後頭部から甘い匂いが立ちこんでくるのでキンジは・・・更にこう思っていた。

 「(アアアアアアア!匂いが!!女子の良い匂いが鼻にっていかん

血が逆流してきた!?此の儘じゃああの状態になってやってはいけない事

してしまうぞ!依頼者とそう言う関係になっちまったら先生共から殺されること

間違いねえだろ<特に蘭豹先生>。落ち着け落ち着くんだ俺先ずは計器類とかを

思い出すんだ気を逸らすんだーー!?)」

 そう思いながら思い出しているとヴェルカがキンジに向けてこう言った。

 「ねえ、シートベルトそっちなんだから・・・ぎゅーってしてよね?」

 「ぎゅーって・・・お前なあ・・・・!!」

 キンジはこの我儘娘と思いながら仕方なく抱きしめるとヴェルカは

キンジに向けてこう言った。

 「それじゃあ飛ぶわよ!!」

 そう言ってエンジンを吹かしている中でキンジはこう思っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「(頼むから速く何とかして終わらしてくれーー!?)」

 そう思いながら今日の空はムカつくほど清々しいなと思いながら

空を飛ぶこととなったキンジであった。




 次回は・・・誰と混ぜるか。
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