「や・・・やっと終わった。」
キンジはそう言いながら・・・完全に疲れている様であり項垂れていた。
何せ爆乳の中でも自身が知っている中で最も大きいタイプで然も密着されるが為
その精神的苦労は絶大であった。
「どうしたのキンジ?もしかして疲れたのかしら??」
「ああ・・・まあな。」
殆どお前のせいだけどなと思いながらキンジはズルズルと足を引きづりながら
ヴェルカの後をまるでひよこみたいな感じでついて行くのを見てヴェルカは
こう思っていた。
「(本当に面白い子ね♪普通だったら生唾飲んで襲い掛かるんじゃないかって
思ってたけど本当に無害なのね?・・・もしかして男好きなのかしら?
まあ、邪魔しなければそれでいいわけだしね。)」
そう思いながらヴェルカは疲れているキンジに向けてこう言った。
「それじゃあ疲れてるだろうから私が美味しいお菓子ご馳走してあげるわね♪」
「お菓子・・・『揃い踏み』って言う菓子とかあるか?」
「ううんどうだったかしら?私何時も和菓子だけどソウイウノハ
見たことないわね。」
好きなのと聞くとキンジはこう答えた。
「ああ・・・子供の頃からな。」
そう言うと学園の中にある和菓子屋を見て驚いていた。
お客さんが多くいて(殆ど男性陣)何やら注文しているようだがキンジは
あれ何だと聞くとヴェルカはこう答えた。
「あああれね、あれは毎日だけどよく飽きないわね?とある伝説があるのよ。」
「伝説?」
「そう、昔あそこにある最中を食べた生徒があの『甘猫庵』の看板娘?・・・
だったかしらその人が態と彼の最中に自分の家の番号とかを書いた紙を
入れていてね、それからと言う物その男子生徒と付き合ったって聞いたわよ。」
「其れとこの混雑の何が関わってんだよ?」
そう聞くと背後から・・・白峯が現れてこう続けた。
「その伝説を聞いた生徒があることない事風潮したせいで取敢えずは
紙は入れるけど個人情報とかは入れない様にして商品券とかそこの店員との
相談とかで監視カメラ付きの部屋でお茶会とかするのよ、因みにだけど
その伝説の由来は」
そう言っていると今度は辻林が出てこう続けた。
「由来はね、当時は女から告白すること自体が無かったから
出会う場所とかを書いた紙を最中に入れたからそう言う風習が
生まれたんだよね。」
「・・・何でお前ら来てんだ?」
キンジは2人に向けてそう聞くと辻林がこう答えた。
「いやねえ、君がヴェルカちゃんと一緒に飛行機に乗っていたって聞いたから
何したんだろうなあって思って見に来たら・・・如何やら扱き使われた
ようだね。」
「・・・分かってくれて光栄だぜ。」
「ちょっと!何で疲れるのよ納得いかないわよ!!只抱きしめてって言って
答えてくれただけじゃないの!?」
「一人用の飛行機の中で何でそんな事するんだ考えてくれよ!!」
其の儘言い合いになって行くのを見て白峯と辻林がこう言った。
「・・・如何やら会長の云う通り危険はなさそうね。」
「ほらね、言った通りじゃない?」
そう言っていると暫くしてキンジはこう答えた。
「疲れたから・・・取敢えず・・・菓子買ってからだ。」
「良いわよ・・・受けて立つわ。」
そう言いながら子供の喧嘩かよと思いながら2人は少し子供だなと感じているとキンジとヴェルカが店に来ると何かが書かれていた。
内容はこれ。
『本日限定、看板娘『茶山 光咲姫』との豪華なお茶入れサービス‼』
「・・・これが狙いなのか?」
「その様ね、まあ大体こう言うのって女子に来させるように工夫すると
思うのよね?」
「まあ確かにな、当たる訳でもねえから・・・一つ頼むか?」
「良いわね、後私小豆羊羹とミニカステラも頼んじゃおうかしら。」
「そうか・・・それじゃあ俺は・・・揃い踏みねえのか・・・仕方ねえ
俺も同じ奴頼むか。」
そう答えるとヴェルカは店先に行こうとすると突如として客の一人が
ヴェルカを見てこう言った。
「ヴぁヴぁヴぁヴぁヴぁヴぁヴぁヴぁヴぁあヴァレンティーナさん!」
『!?』
「いいいい一体何しにここに!?」
「今日はキンジと一緒にお菓子買いに来たのよ♪」
それを聞いて全員ぎろりと睨みつけているとキンジはまたかよと思いながら
睨まれている中溜息付いていると全員ヴェルカから離れるかのように
しているのを見てまるでモーゼだなと思っていると白峯はキンジに向けて
こう言った。
「貴方が初めてヨ、あの子に対して普通にいられるのは。」
「?」
「あの子ってさ、滅茶苦茶美人だから何て言うか・・・高嶺の花扱いだからさ。ちやほやって言うよりも遠ざけラれるって言うの?・・・其れであの子
友達がいなくってその上辛気臭い奴もいるからあの子からしたらアンタみたいに
普通にいてくれる奴がいることが幸せなのよ。だからちょっとくらいの我儘くらい大目に見なさいよ。」
「・・・内容によるだろ。」
キンジはそう言うがまあ確かにと思っていた。
ホテルでもであったが近づきがたい美人特有のオーラを放っていたがために
近寄りがたかったのがキンジがいるだけで楽しくなったことに幸せを
感じていることをキンジは知らなかった。
そしてヴェルカが店から出るとキンジは最中を一つ取って食べると・・・ナニカくシャと感じたので何だろうと持って見てみると・・・紅い紙が入っていたので
何だと思っていると外にいた店員がキンジの持っている紙を見て・・・大声で
こう言った。
「大当たりーー!?見事獲得したそこの男子生徒には我が『甘猫庵』の
看板娘とのひと時だーー!?」
『ナニーー!?』
それを聞いて男衆たちはキンジに対して睨むと一目散に逃げようと思って
ダッシュしようとして・・・店員達に両腕掴まれると白峯に向けてこう言った。
「という訳で生徒会長!例の部屋を!!」
「・・・分かったわ、準備しておくわ。」
「凄いわねキンジ!ハイって早々に当たるなんて何かいいこと
あるんじゃないの!?」
「良い事!?これがか!!」
キンジはヴェルカの言葉を聞いてふざけるなと言いながら引きづられていった。
次回は看板娘に会います。