混弾のキンジ   作:caose

146 / 299
 また出会います。


とある朝

「それではこれより遠山キンジの歓迎会を執り行いと思いま~~す!」

 ヴェルカがいいぇえええ!と言いながらジュースの入ったコップを片手に

乾杯すると全員も腕を上げて乾杯した。

 「それにしても何で俺なんかの為に歓迎会何て開くんだよ?」

 「良いじゃない?こう言うのは大勢の人間で楽しんだ方が良いでしょ?」

 ヴェルカは悪びれのない声色でそういうと茶山はアハハと笑いながらも用意された洋菓子を食べているとこう言った。

 「私仕事以外でも洋菓子食べる機会が無かったものですから私嬉しいですよ?」

 「え?茶山先輩って家でも和食なんですか?」

 「はい、家の新商品の味見とかでチョコとかは縁遠い食べ物でしたから

嬉しいんですよ♪」

 「お家の為に頑張るなんて茶山先輩って本当に頑張り屋なんですね。」

 白峯は茶山に向けて誉め言葉を言っているとキンジは女しかいない事から

肩身狭いなと思いながら麦茶を飲んでいるがこの光景を見て少し笑みを

浮かべていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 次の朝、キンジは周りの建築事情を考慮して走っているととある少女が見えた。

 青い髪を短髪にした少女が自転車を漕いで走っている姿を見ていると

その少女を見過ごした後もう少し走るかと思って公園まで走っていると・・・

声が聞こえた。

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ウワアアアアアアアアアアアアアアアアア!!止まって止まってーー!?」

 「今のは・・・あっちか。」

 キンジはそう言ってその場所に向かって走って行くとある少女が見えた。

 「さっきの女の子か!自転車から見て・・・まさかブレーキが壊れてるのか!」

 キンジはそう考えて不味いと考えて坂を素早く走り下って合流すると

キンジは自転車に乗っている少女に向けてこう言った。

 「おい!俺が自転車からお前を救うから自転車から飛び降りろ!!」

 「そんな!これ特注で高いのに」

 「今は自分の命が大事だろうが!俺が掴むから・・・俺を信じろ!」

 キンジがそう言うと・・・少女は暫く考えて・・・こう答えた。

 「分かった・・・行くよ!」

 少女はそう言って跳び出すとキンジはその少女を真正面から・・・

抱きしめるかのように掴むと自転車は其の儘坂に下って・・・柵にぶつかった。

 「・・・大丈夫か?」

 「あ、はい・・・ありがとうございますって・・・アアアア!私の自転車!!」

 少女は大声でそう言うがキンジは仕方ないと言ってこう続けた。

 「あのままだとお前あの柵に当たって死んでたんだぜ?今大丈夫なだけ

ましだぜ?」

 キンジはそう言うが少女はアアアアと言ってこう続けた。

 「あれ・・・特注で然も民間にさえ出ていない最新モデルなのにーー!?」

 「いやお前本当に自転車が大事なんだな。」

 まあ良いけどなと言うと少女は暫くしてキンジに向けてこう言った。

 「助けてくれてありがとうございます、私『嶋乃 まつり』って言います。

一年生で自転車部の部員です。」

 「自転車部・・・じゃあ今まで練習していたのか?」

 「はい、何時もは部の格納庫に入れてあるんですが今日も練習していたのですが突如としてブレーキが効かなくなってそれで今に。」

 「そうか・・・心当たりとかはないか?恨まれたりとかは?」

 キンジがそう聞くと『嶋乃』は暫く考えて・・・こう答えた。

 「いえ、恨み言とかはあまり聞いたことないですし私達は

そう言う事したとしても学園の生徒会長は黙っていません。」

 「成程な・・・アイツなら確かに黙っていなさそうだな。」

 キンジはそう言って二狐崎を思い出していた。

 理子みたいな軽そうな感じであるが同じだと言うのならば仁義もありそうだなと思っていた。

 「そんじゃあだが・・・帰る時どうするんだよ?チャリねえぞ?」

 キンジがそう聞くと『嶋乃』はこう答えた。

 「うん・・・ちょっと歩かなければいけないけど帰れると思うよ。」

 そう言って歩こうとすると・・・突如として足を抱えて蹲った。

 「いた・・・」

 「おいお前大丈夫か?もしかしてあの時に怪我したのか!?」

 「うん・・・多分ね、けどくじいただけだから暫くしたらまた歩けるようには

なると思うんだけどね。」

 そう言って近くの木に寄りかかろうとして・・・キンジが『嶋乃』に向けて

こう言った。

 「俺が手を貸すぞ。」

 「え?」

 「ここであったのも何かの縁だし俺が今住んでいる場所まで送るぞ?」

 「良いの・・・迷惑じゃないの?」

 「良いんだよ、こうなっちまったのも俺のせいだし俺が連れて行くぜ。」

 キンジの言葉を聞いて『嶋乃』は小さくありがとうと言って

キンジの手を取った。

 「良し、肩を貸すから行くぞ。」

 キンジはそう言って『嶋乃』を担いでいく中で『嶋乃』はこう聞いた。

 「ええとさ・・・助けて貰って何だけど一つ良いかな?」

 「?」

 「・・・何でおんぶとかじゃないんだろうなと思ってね。」

 「・・・・ノーコメント。」

 キンジはそう言うが理由は・・・彼女の胸部であった。

 ダイアナと同じくらいのその胸部装甲は抱きしめた際にその柔らかさを

感じてしまって不味いと思っていたからだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「其れでだけどさ・・・何で女の子持ってきたの?」

 「・・・ノーコメント」

 「攫ってきたの!?」

 「違うわ!!」




 山あれば谷あり。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。