「神崎!!」
キンジは悲鳴の様に声を上げてアリアに向かった後に天草達は理子を見ると
理子は・・・。
「アハ・・・アハハ・・・アハハハハハハハハハハは!!見られましたか
曾お爺様!?108年という歳月を経て遂にこの理子が勝利致しました!
完膚なきまでのこの勝利!自分の力すらコントロール出来ておらずおまけに
パートナーがいてもこのざま!!これでアタシは《理子》だ!《理子》に・・・
本当の意味でアタシになれるんだ!!」
アハハハハハハハハハハと狂ったように笑う理子を見て何かしらの狂気を感じた
天草はアリアを抱えたキンジに向けてこう言った。
「遠山君!ここは一端退きましょう!!今時間は・・・18時27分!!ここから
離れましょう!?」
そう言って天草は持っていた日本刀の1本を賺さず投げるも理子は
それを髪で防御するが・・・全員はその間に逃げた。
すると理子はニヤリと笑ってこう言った。
「きゃははハッハ!今更外に逃げようとしても無駄だよ!!何せここは
既にゲートが閉ざされているんだから!!」
きゃははハッハと言いながら鬼ごっこだねえと日本刀を持って歩き始めた。
キンジ達は取敢えずと先ほどのアリアの部屋に入ってアリアをベッドに横にさせて松葉に如何だと聞くと松葉はこう答えた。
「正直なところ素人のアタシじゃあ分からないけどあれ程の蹴りを
加えられたのよ。人間の足は体重を体で維持させるために標準の3倍ほどの筋力を使っているのは知っているわよね?その蹴りをこの体で喰らって只で
済むわけないじゃない!それに壁が凹むほどのあの蹴りの威力から見て
3倍どころか10倍と見繕わないと計算が合わないわよ!!」
松葉がそう言うとカイズマスがこう切り出した。
「それほどの力をあの華奢な体でどうやって出しているのだ?」
「恐らく肉体改造を受けているはずです。そうでなければ元来より筋力が他人の数倍の密度を誇っていた?・・・いやないですね、そうなると日頃の食事だって
大食い選手権に出る人たち並になる事くらい確実です。」
カイズマスの言葉に対して天草がそう続けるが取敢えずはとキンジは
天草達に向けてこう言った。
「兎にも角にもあいつを倒さない限り兄さんがどこで今何しているのか
全然分からないからどうやって倒すのかを考えようぜ。」
そう言うと松葉がこう反論した。
「ちょっとアンタ何言っているのよ!あいつの髪見たでしょう!?
まるで生物みたいにうねうねと動いていたしそれにあいつの力は強力すぎるわ!!ここは応援を呼ぶのが定石でしょう!?」
松葉がそう言うといやと天草がこう答えた。
「ここで応援を呼んだとしても間違いなく焼け石に水でしょう。でしたらここで倒すとはいかなくとも動きを封じるという手があります。」
「どうやってよ!!」
松葉がそう言って天草を睨みつけた瞬間にキンジは腰に差している剣、
《鎧竜剣》を見てこう答えた。
「こいつを使おう、天草封印を解除してくれ。全部だ」
「駄目です!その剣が何で封印されていたのかもう忘れたんですか!?」
天草がそう言ってキンジを止めるがキンジはこう返した。
「だけどこのままじゃあ俺達は全滅で神崎も死ぬ。」
それにと言ってこう締めくくった。
「俺はお前らを失いたくない。兄さんの為じゃない・・・
ここにいる皆を守るためだ!!」
そう言ってキンジは頼むとそう言うが天草はこう返した。
「その剣の封印を解くこと自体は僕は反対です。」
「天草!」
「ですが!・・・もし君が本気でそれを使うというのなら・・・剣は其れに
応えるでしょう。」
そう言い終えた瞬間に・・・外から声が聞こえた。
「アリア~~、何処かなあ?来ないならこっちから来ちゃうよ~~?」
そう言いながら何やら・・・がしゃんという何かが壊れる音と悲鳴が聞こえた。
「ぐ・・・グウ。」
アリアは魘されながら拳銃を取ろうとすると側にいた松葉がそれを遠ざけて
こう言った。
「何やっているのよアンタは!怪我人なんだから大人しくしなさいよ!!」
「煩い・・・アタシが・・・アイツを。」
そう言いながら痛いという感情を我慢しながらアリアは立ち上がろうとすると
キンジはアリアをベッドに押さえつけてこう言った。
「ここに居ろ。俺がケリを付けに行ってくる。」
「・・・アンタじゃ・・・無理ヨ。」
「無理なんて今行ったら俺は俺じゃなくなる。それにな、
ここで俺が引いたら本当の意味で俺は武偵じゃなくなる。」
それは嫌だと言ってこう締めくくった。
「俺は俺の為に・・・俺を信頼してくれる皆のために戦う。ただそれだけだ。」
そう言うとキンジは全員に指示を与えた。
「松葉、お前はここに残って応援を呼んでくれ。空港の警備班にも
この事を連絡。」
「分かったわ。」
「天草は結界を張って守ってくれ。」
「分かりました。」
「カイズマスは万が一に備えて操縦席に、俺が道を切り開く。」
「分かっている・・・気を付けろよ。」
「ああ、分かっているさ。」
キンジはそう言うと全員に向けてこう言った。
「それじゃあ手前ら・・・いっちょ行きますか!」
「「「オオォォォォ!!!」」」
次回こそキンジ対理子。