「孫悟空・・・こいつがか!」
キンジは玉藻の言葉を聞いて驚いて孫悟空を見た。
見た感じ只の小学高学年の少女にしか見えないが今のあの光がもしも
こっちに来ていたら耐えきれていたかと思っていると何やら孫悟空らしき少女が
前に倣えして何かしようとするのを見て玉藻は慌ててこう言った。
「こう!静まり給え!!ここは倭ぞ!?これ以上の攻撃は倭と唐の化生における
全面戦争となろう!静まり給えーー!!!」
そう言っているがそれでも攻撃しようとしてくるのでやばいと思っていると・・・声が聞こえた。
「ダメやで孫悟空、戦いたいんならもっとちゃんとしたところでやりぃ。」
そう言ったと同時に孫悟空の周りに幾つもの光の柱が囲い込むかの様に巡るので
孫悟空は後ろを振り向くとそこにいたのは・・・
細目の陰陽師みたいな服装を着た男性が現れるとこう続けた。
「そないに殺気強くせんほうがええで?さもないと・・・うちの主が
あんたを殺すかもしれへんで?」
そう言って更にその後ろにいたのは・・・妙な小刀を持っている
中学生くらいの少女と・・・更にもう一人が現れた。
腰まで届くであろう白と黒の長髪を持った男性が・・・小太刀を持って孫悟空の視線の後ろ側に・・・キンジ達の前に突如として現れたのだ。
「「!」」
それを見てキンジとメーヤが驚いている中で男性は孫悟空に向けてこう言った。
「やめな孫悟空、これ以上やるってんなら・・・俺達『奴良組』が
相手するぜ?」
そう言うと辺りに何か嫌なものを感じてキンジはヴェルカ達のすぐ近くまで
行くとその周りには・・・異形の存在がずらりとそこにいた。
「(こいつら一体どうやってこの中に入ったんだ!?)」
そう思っている中で孫悟空は何やら更に好戦的笑みを浮かび始めてきたので
こんな中で戦うのかよと思っていると・・・諸葛が孫悟空に向けてこう言った。
「いけませんよ孫悟空、我々の目的はあの坊に借金返済してもらわないと
いけないのでこれ以上の戦闘は不許可となっていますよ?」
「・・・・!!」
孫悟空が何やら言いたいような眼をすると諸葛が何やら唱えていると・・・
突如として孫悟空が頭を抱えて痛がり始めたのだ。
そして孫悟空に向けて諸葛はこう続けた。
「分かりましたか?こちらは貴方の動きを制限できるのでこれ以上の勝手は
こちらの予定を狂わされるんでこれ以上は・・・目を瞑れませんよ?」
「・・!・・・・!」
それを聞いて孫悟空は何やらこくこくと首を大きく振っていると
それではと言って諸葛は馬締に向けてこう言った。
「さてと馬締さん、一緒に来てもらいますよ?借金はこれまでの分併せてと
それと彼女たちの慰謝料にもし子供が出来ている場合の諸経費または堕胎費、
そして今回武器を買ってもらいましたので」
「ちょっとマテよ!そっちは君塚だ!!だから払いだったら」
「ええ無論そのつもりですよ?まあ正確には貴方が操ってましたから
そっちに全額奪いますからそのつもりで♪」
「そ・・・そんんあ・・・・!」
それを聞いて馬締は泣きそうな顔で青い顔していると諸葛は長髪の男性と細目の男性に向けてこう言った。
「それでは私たちはこれで失礼させてもらいます、孫悟空。そいつを引きづって貰いますよ。」
「・・・・」こく
それを聞いて孫悟空と呼ばれている少女が頷くと孫悟空と呼ばれている少女は
馬締の右足を掴むとまるで軽いものを持つかのようにひょいっと
引きづっていく中で馬締は泣きながらこう言った。
「い・・・嫌だ・・・嫌だ!せっかくここまで来たのに!!オレの・・・
俺の青春はここから薔薇色になるはずだったのに!?ここから・・・ここから・・いやだ・・・嫌だこんな結末何て嫌だ俺は・・・俺っはーー!!!」
そう言いながらも馬締は泣きながら引きづられていった。
そして目的を果たしたのか諸葛は全員に向けてそれではと言って立ち去ると
男性と少女も立ち去ろうとするのを見てキンジは2人に向けてこう聞いた。
「礼を言いたいんだけど・・・お前らどうやってここに来たんだ?」
そう聞くと2人はこう答えた。
「うちは二狐埼っていう女から除霊してほしいって頼まれたんや、学生の行動がどうも宗教染みてるからってな。」
「俺は普通に入っただけだぜ?」
「いや待て男の方はそれ無理が」
「いや遠山の、それは可能じゃ。何せこやつはそう言うことに関しては
特殊な能力を持っているからのう。」
玉藻がそう言うとこう説明した。
「そ奴は『奴良組』の若頭、かの有名な『ぬらりひょん』の孫じゃ。」
「『ぬらりひょん』・・・孫!?」
キンジはそれを聞いて今日何度目の驚愕を覚えると『ぬらりひょん』の孫は
こう答えた。
「俺が今回ここに来たのはちょいっとばかり強い妖気を感じたからな、
それで来たってわけだ。手前ら引きあげるぜ。」
そう言うと先ほどまでいた異形たちが全員・・・消えたのだ。
すると何やら足音が聞こえたので『ぬらりひょん』の孫はこう言って消えた。
「じゃあな、俺はこれで消えるから後はお前さんの仕事だぜ?」
そう言って消えると少女の方もほれ帰るで!と言って札を投げるとそれが巨大な障子になって開いたと同時に消えたのだ。
「何だったんだ・・・あいつらは。」
キンジはそう呟くしかなかった。
そして時期は過ぎて。