混弾のキンジ   作:caose

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 刀語の根源が出てきます。


刀との語り

「何だ・・・今のはってここ何処だ!?」

 キンジはそう言って周りを見渡していた、暗い暗い漆黒の世界、そんな中で

とある男を見つけた。

 時代劇に出てきそうな服装を着た大柄な男性がそこに立っていたのだ。

 「ほほう、お主儂に会いに来たのか?嬉しいのう。まさか数百年ぶりに使い手が

見つかるとはこの『鍍』に儂の意識を憑りついたかいがあったものじゃわい。」

 飄々な口調でそう言いながら男はキンジの持っている双剣を見てこう言った。

 「ほほう、儂の変体刀『命刀(鉚)』を持っておるのかお主は?」

 「『命刀(鉚)』・・・この鎧竜剣の事か?」

 キンジがそう聞くと男はそうじゃと言ってこう続けた。

 「それは儂が『源 頼光』が討ち倒した異形の龍を使って出来た

番外式変体刀じゃ。」

 「『源 頼光』!?なんでそんなのが家にあるんだよ!そんな国宝級の刀が

何で!?」

 キンジはそう言って慌てているとはははと男は笑いながらこう答えた。

 「それはお前、お前の家が『源 頼光』の一族の者じゃから

じゃないのか?」

 「いやいやいや待て!俺はそんな事兄さんから聞いたことがねえぞ!!家は

遠山家で江戸時代位に始まった」

 「成程のう・・・ならば母親方の血筋ならばどうじゃ?」

 「母さんの・・・血筋・・・・?」

 「まあ良いわい、丁度退屈しておったしここら辺でその体を・・・と言いたいが

お前に憑依する前にお前さんが今纏っておるこの鎧には刀鍛冶として

絶大な興味がある。」

 「お前今物騒な事言ってなかったか!?」

 「気にするな、この鎧は異国と言う次元ではない。異なる技術を持つ異なる星から現れた異形のこの力に儂は興味を持つ、どうじゃ『命刀(鉚)』の使い手?

儂と取引せんか??無論お主の体を乗っ取るといったことは一切せん。」

 どうじゃと聞いてキンジは少し警戒していた、刀の事も然りだが何故その刀鍛冶がここにいるんだと思いながらこう聞いた。

 「幾つか聞いて良いか?」

 「良いぞ良いぞ、今まで暇じゃったんじゃから何でも聞け聞け。」

 「じゃあ第一だが何でお前がここにいる?大昔の人間が何で??」

 そう聞くと男はははははと笑いながらこう答えた。

 「簡単じゃ坊主、今お前さんが持っとるこの『毒刀(鍍)』には儂の意識情報を取り込ませとるんじゃ。」

 陰陽術でなと言うとマジかよと思いながらこう続けた。

 「陰陽師ってそんな事ッて言うかお前刀鍛冶がじゃなかったのかよ?」

 「ははは、儂は刀鍛冶ではなく陰陽師。刀鍛冶は序で儂の本文はただ一つ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・歴史の改編じゃ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「歴史の改編・・・だと・・・!」

 キンジはそれを聞いて何言ってるんだと思っていると男はこう返した。

 「簡単じゃ、儂は陰陽師としてこの国の未来を占った際に幾つもの未来が

見えてしもうた。戦争、革命、そして世界の未来が見えた時に日本が誤った道に

進まぬように儂は幾つもの刀を造った。そしてそれを何千男百と言ったそれを儂の子孫たちに伝え日本全域にばら撒かせた、全てはこの国の為と言う大義名分の為に放ったそれは何時の間にか他国に流れ着いておる。取引と言うのはお主に世界中に散った数ある中でも厄介な12本の完成形変体刀を回収してもらいたいのじゃ。」

 取引がそれなと言うとキンジはこう続けた。

 「そしてお前は俺の体を乗っ取らないって条件か?」

 「その通りじゃ、それに加えてこの分かたれた『命刀(鉚)』の機能を

元に戻させるというおまけ付きでじゃ。」

 「!!・・・・そんなことが・・・可能なのか・・・?!」

 「可能じゃ、儂はこの刀を造った。儂は無理と言う物が嫌いじゃから何でも

造り切ったのじゃから。」

 ははははと言って笑っているがこれが天才なのかもなと思いながらキンジは

こう続けた。

 「・・・分かった、依頼を受ける。インクルシオが直るんなら成立だ。」

 「おおありがたいありがたい!それじゃあ回収してもらいたい完成形変体刀の

名前はこうじゃ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ①あらゆる鉱物を取り入れ混ぜ込み折れることも曲がることもない『絶刀 鉋』

 ②抜刀術に特化した『斬刀 鈍』

 ③大量生産である刀を全て同性能にした『千刀 鎩』

 ④薄く軽く脆いがそれ故に使いこなせれば超一流であることが証明される

『薄刀 針』

 ⑤全身を西洋式鎧で包み込んだ防御性に優れた『賊刀 鎧』

 ⑥刀の中で最も重く刀と言うよりも刀に似せた金槌に近い『双刀 鎚』

 ⑦大量の電流を刀身に纏い突き刺せば持ち主の体の身体能力を上げる

『悪刀 鐚』

 ⑧絡繰り技術を応用して造り上げた人型の全身刀の『微刀 釵』

 ⑨霊峰富士にある霊木を削り取って打ったと言うよりも刀に似せた木刀

『王刀 鋸』

 ⑩持ち主の中にある心の刃を収め、自らの荒ぶる意識を鎮めさせることが出来る『誠刀 銓』

 ⑪2つで一つ、拳銃型で片方はリボルバーでもう片方はマガジン式の二丁拳銃『炎刀 銃』

 ⑫人を斬らず物や武器を破壊することが出来る『透刀 鉄』

 「以上となる、世界中で散らばっておるこれら全てを日本に戻せば後は

お前がどうするか決める事じゃ。」

 「良いのかよ?俺はそれを壊すかもしれねえぞ?」

 「構わん構わん、儂は依頼をするがようは悪用されんようにすれば

それで良いのじゃ。壊れようが何しようが後はお前さん次第じゃ。」

 そう言うとさてとと言ってキンジに向けてこう言った。

 「さて、『命刀(鉚)』を直そうかのう。」

 「どうやってだ?お前死んでんだろ?」

 キンジがそう聞くとははははそうじゃなと男は笑ってこう返した。

 「確かに死んどるが意識だけじゃからやれることもあるのじゃ。」

 そう言うと男はキンジに向けてこう言った。

 「さて、お主は目覚めてまず初めにやるのは『命刀(鉚)』を使う事じゃ。

それと同時に『毒刀(鍍)』を解放して儂に・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・あの鎧と融合させる。それでこやつは意識を取り戻すのじゃ。」




 次回こそは・・・次回こそは・・・!
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