キンジ達が降り立つと降りてきた先にいたのは・・・複数の人型の水であった。
「同じ奴らか。」
「だがこいつらの行動パターンは把握できる程度でしかない。」
だからと言ってミシェラは床に手をついた瞬間に・・・水の人型が一瞬にして・・氷結したのだ。
「行くぞ!」
「おお!」
「ええ!」
ミシェラの言葉にキンジとポーナがそう答えて敵がいるであろう場所に向かって行った。
内部は数週間もの間滞在するタンカーであったがため簡素なビジネスホテルの様な内装となっていた。
無論内部には人型の水が多くあったがミシェラの魔法により氷結された。
そしてその儘操舵室に向かうと中にいたのは・・・カツェであった。
「ようお前ら、たった3人でよく生きてこられたな。」
「貴様の魔法がコントロール能力が皆無だったからな。」
ミシェラがそう言うとそうかよとカツェがそう呟いているとポーナはカツェに
向けてこう聞いた。
「貴方・・・どうやって私達がここにいると誰に聞いたのよ?」
「・・・・・」
「あんた達は確か西ヨーロッパを主立っていたはずだけどランパオから
連絡がなければこんなに早く来られなかったはずヨ、それにここ迄大規模なテロ何て出来ないはずなのに一体誰からの報告でここに来たのよ?」
ポーナの言葉に暫く無言でいる中カツェは外にいる烏に向かって口笛を吹くと・・多くの烏を引き連れて現れるとカツェは其の儘烏の大群の中に突っ込んで
こう言った。
「あばよ手前ら!今度は西ヨーロッパで決着だ!!」
「何もしねえのかよ!?」
「当たり前だ!けどこの船を爆発させる運命は決まってるからな!!」
そう言って暫くして・・・消えて行った。
「糞が・・・あいつ何処に消えたんだ!」
「今は奴よりもこの船を何とかするのが先決だろうが!」
ミシェラの言葉に畜生と思いながらキンジは船の操舵部分を見るが見事に・・・破壊されていた。
すると海の向こうから・・・声が聞こえた。
『遠山さん!』
「「「!?」」」
何だと思って見て見るとそこで目にしたのは・・・大量の船であった。
『これから船を使って引っ張ります!ですので遠山さん達はこちらが
止めている間にあの鎧を使って海の中に入って舵を破壊してください!!』
「!!・・・分かった!ドン位なら止められそうだ!?」
キンジがそう聞くと船の上にいる諸葛が暫くして・・・こう答えた。
「今こちらにありますのは50艘程ですが武偵校の生徒方達も
参加してくださっていますので後・・・20分は持てそうです!」
「そんだけあれば十分だ!行ってくる!!」
キンジはポーナに向けてそう言っているとポーナはキンジに向けて
こう反論した。
「私も行くよ、ここにはミシェラもいるしそれに何より・・・一人よりも
二人の方がやりやすいだろ?」
それを聞いてキンジは暫くして・・・こう答えた。
「分かった・・・頼む!」
キンジの言葉にポーナもOKと言って互いに海の中に入って行った。
船の舵と言うのは船の下にアルのでキンジ達は船底に潜って舵の方を見た。
「まだ回っているな、壊すとなると・・・これか。」
そう言ってキンジは槍を抜くとポーナもナイフを抜いて構えると2人は
攻撃して・・・舵が壊れて行った。
「爆発した・・・今です皆さん!引っ張って下さい!」
諸葛の言葉に船にいた全員が船を動かすとローブで船の柵に固定して引っ張ってそして・・・動きが止まった。
そしてその日の夕方
「それでは皆様、お気をつけて。」
諸葛がそう言うとキンジの前に翼が現れてこう言った。
「遠山さん、今までお世話になりました。姉と共にこれからロシアに
渡ります、あちらではヴェルカさんのお父さんが私達の為に家を
用意しているらしいですのでそちらで生活します。」
「そうか・・・落ち着いたら連絡してくれ、もしかしたら
何か手伝えることがあるかもしれねえからな。」
「ありがとうございます、ですけど姉と一緒ですし何より・・・私自身で
出来ることを最大限にしたいので。」
そう答えるとキンジはそうかといってそれじゃあなと言うと諸葛が前に出ると
キンジに向けて手で招くのを見て何だと思っていると諸葛は耳元で囁くように・・こう言った。
「遠山様気を付けてください、彼らがどうやって我々の居場所が分かったのか
分かりませんが・・・裏切り者出た時の対策はしておいて損はないですよ。」
「裏切り者って・・・俺達の中にいるって言うのか?」
「それか・・・曹操三姉妹かもしれません、彼女たちは一応ですが
連絡要員として定期連絡していますので恐らくは。」
「だけど俺達がこの国に来る事知っているのって俺達含めたとしても・・・後は教師陣か?」
「恐らくでしょうね、この極東戦役・・・何かあっても不思議では
ありませんよ。」
以上ですよと諸葛がそう言うとキンジ達はそうかといって其の儘全員飛行機に乗って日本に向かって飛んで行った。
そして日本で新年を祝った、メーヤは未だ帰還していなかったが大丈夫だろうと思っていたが新年の矢先・・・とある言葉が玉藻によってもたらされた。
「メーヤが攫われた、目的は不明じゃが欧州は最早グレナダによって支配される寸前となっている。」
次回へと続く。