混弾のキンジ   作:caose

18 / 299
 二巻の始まりです。


呼び出し

 あれから数日が経ったある日の事朝食中にキンジがこう呟いた。

 「そういやあそろそろ『アドシアード』だな。」

 そう言うがアドシアードとは簡単な話武偵版オリンピック(学生限定)である。

 すると天草達もこう続けた。

 「そう言えばそうですね、私は超偵ですから関係ないですけど。」

 「アンタらの所って確か主に雑用だったわね?アタシは受付ヨ。」

 天草の言葉を聞いて松葉もそう言うとアンタハと聞いてキンジは頭に?を

浮かべるがこう続けた。

 「アンタどうするのよ?インケスタでもあるんでしょ?僅かなデータだけで犯人を見つけるって奴。」

 「ああ、そう云やあそうだったな。」

 「去年は何でもありの格闘戦(銃も剣も何でもあり)でしたからね。」

 それを聞いて天草はクスクスと笑っていた。

 何せあの戦闘に際はキンジに対して集中砲火を受けておりそのせいで

ちぎっては投げちぎっては投げと正に無双みたいな感じになってしまい正直なところ迷惑だったと本人曰くだがそう言っていた。

 「まあそのおかげでいろんな所から勧誘がありましたから良かったじゃ

ありませんか。」

 「ふざけんな!俺はもうやらないぞ!!今年は裏方に専念する!!」

 「其れは勿体ない、今年も貴方の活躍を楽しみにしている面々がいらっしゃるかもしれませんよ?」

 「いねえよ絶対に!第一俺今はEランクのインケスタ」

 「アンタの実力知っている人多いから無理があるんじゃないの?」

 「うぐ・・・!!それでも俺は裏方だ!」

 そう言ってキンジは白米をもぐもぐと食べていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして学校。

 教務科の前にある掲示板にキンジ達はそれを見て驚いていた。

 その内容は・・・これだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 『生徒呼び出し 二年B組 超能力捜査研究科 星伽白雪』

 「へえ、あいつがなあ。」

 キンジはそう呟いて掲示板を読んでいた。

 何せ白雪はキンジ関連が無ければ間違いなく優秀生である。

 偏差値75で生徒会長、園芸・手芸・女子バレー部部長、生活態度も

上記のことがなければ正に模範的と言えるがカイズマス曰く。

 「あやつは間違いなく執念深くて何するか分からんぞ?」

 そう言っていたがまさにそうである。

 「然し妙ですね、遠山君の件でしたら1年前に呼び出しがあっても

不思議ではないのに?」

 「そう考えれば妙ね?アイツナニカしたの他に?」

 「俺案件じゃなかったとするなら何だろうな?」

 キンジの言葉を聞いてう~~んと唸っていると松葉はこう答えた。

 「まあアタシらに何の関係もないから良いんじゃないの?」

 「そうですね、それではまた。」

 「ああ。」

 そう言って3人はそれぞれの教科のある教室に向かって行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 だが世の中因果は巡るとはよく言うものであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 昼休み、その際にはキンジは天草達と良く食事をしており無論カイズマスも

同席してある。

 すると放送の呼び出しがかかった。

 『二年A組 探偵科 遠山キンジ、今すぐに教務科に出向せよ!』

 「は?」

 キンジはハンバーグ定食のハンバーグを食べている中で呼び出しが

掛ったので何でとそう思っているが天草がこう言った。

 「遠山君、食事は僕らが見ておきますから速めに言ったほうが良いですよ?

教務科に誰がいるか分かりませんが待たせると・・・最悪な事が」

 「!!分かった!?それじゃあ後頼む!!」

 キンジはそれを聞いて顔を青くして素早く教務科に向かって行った。

 

 

 

 

 

 

 

 東京武偵校に於いて最も危険なエリアが三か所存在する。

 一つはキンジが一年生時に所属していた(強襲科【アサルト】)。

 ここは武偵校の中で最も過激で生傷が絶えないどころか重傷者や・・・

死人が出る所であり必ず1クラス中2人が卒業写真時に欠席者を意味する縁に・・・この場合は遺影代わりで扱われている。

 2つ目は地下倉庫(ジャンクション)

 ここにあるのは武偵がよく使う物資などがあるが大抵が・・・

火薬や燃料と言った燃えれば間違いなく大惨事になる場所である。

 無論そこには各科に必要な物も揃っており必要な物は大抵そこにあるというのがそこのうたい文句である。

 そして最後が今キンジが向かっている場所・・・教務科(マスターズ)である。

 だがそこはまさに・・・恐怖の世界と言っても過言ではない。

 何せこの学校にいる教師は全員が全員・・・危険人物なのだ。

 前職が他国の特殊部隊・傭兵・マフィア・殺し屋・軍内での規律違反者などなど上げればキリがないくらいの社会の闇が見えそうな人たちが勢ぞろいなのだ。

 勿論真面もいるがそれは少数である。

 そんな場所に何でとキンジはそう思っているがキンジは来てしまった以上

仕方ないと覚悟を決めて扉を開けるとそこにいたのは・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 「神崎に・・・げ、白雪。」

 「キンちゃん!」

 白雪はキンジを見て少し嬉しそうな表情をしているが何でこの面子と

思っているともう一人が白雪達の目の前に座っていた。

 だらしなさが際立つ黒いコートを着て腰には黒革のホルスターと

それに収まっている『グロック18』。

 目は据わっていて年中ラリッテイル事間違いなしとも言われる・・・

尋問科(ダキュラ)に於いて吐かせた人間数知れず犯罪者にとっては

死刑の方がまだマシとも言われる最悪な尋問菅

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「よ~遠山~来たカ~?」

 この間延びした声色して煙草を吸っているこの女性の名前は・・・

『綴 梅子』である。




 次回は理由が明らかになります。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。