混弾のキンジ   作:caose

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 いざフランスへ。


フランスへ。

あの後から暫くしていると一人の少女がやってきた。

 目測で135cmのアリア以下の幼女で背中には女児用のリュックを背負っていてでかいリボンの付いた20㎝のピンクのエナメル靴を履いていた。

 そしてその服は前進んがピンクと白のリボンとフリルの幅が・・・体よりも

多く滅茶苦茶広くなっている程の改造制服を身に纏っている・・・武偵校生徒が

そこにいた。

 「ええと・・・君は?」

 誰と聞くと幼女はビシッと敬礼してこう答えた。

 「監査役様お初にお目にかかりますの、私の名前は『島 苺』ちゃんですの!」

 「・・・・え?」

 マジかよと思っていると確かに制服の僅かな隙間からエンブレムが見えた。

 「あああああのねおとこやまくん『島』さんは」

 何やら中空知は慌てた様子で何か言っている様であったがキンジは慌てるなよと思っているとダイアナがこう答えた。

 「『島 苺』さん、ロジでランクはA。2年の武藤様のライバルと

評されております。」

 尚これは武偵校では当たり前ですよと言うとへえとキンジは少し疑っているが

其の儘流すと最後の一人は何処だと思っていると中空知の電話から音が鳴った。

 「あ、はい。中空知です・・・あの・・・ダイアナさんお言伝を。」

 「分かりました、ご主人様。レピアの『京極 めめ』様なのですが先ほど

医療班からお電話がありまして過呼吸を起こして入院しているらしいです。

どうも通信教育で今まで家の中にいたそうですが久しぶりの外出で

過呼吸になったそうです。」

 「ちょっとマテ・・・前の時はどうだったんだ?」

 キンジがそう聞くと中空知がダイアナに耳打ちするとこう言った。

 「如何やら彼女が前に出れたのは今まで精神医療と薬物で

誤魔化せていたようですが今日は突然の事だったようですので

何も準備出来ていなかった様です。」

 「・・・もう脱落者が出ちまったぞ。」

 「そうですがこればかりは仕方ありません、後でこのチケットを別の

私達のチームの誰かに与えましょう。」

 「俺達のチーム・・・ミシェラ、ポーナで今行けそうで欧州で普通に

活動できるのはポーナになりそうだな。」

 「はい、でしたら電話をかけてみますね。」

 そう言ってダイアナが電話を掛けると暫くして電話の向こうからポーナが

こう答えた。

 『OK、任せてよ。今すぐに出て次の便でそっちに現地合流するよ!』

 向こうで会おうと言って電話が切れるのを確認するとそれじゃあと言って

キンジは全員に向けてこう言った。

 「それじゃあ俺達は欧州へと向かう、目的はコンステラシオンの補習の完了。

それじゃあ全員・・・行くぞ!」

 「「「ハイ!」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして全員がフランスのシャルルドゴール空港に着陸するとコンステラシオンは其の儘入国審査を終えて暫くすると・・・ポーナもやってきた。

 序にミシェラも。

 「何で!?お前来てるんだ!!」

 「いやその・・・私は反対したんだがポーナが『一人でいるなんて

寂しいじゃん!裏社会に関しなきゃばれないばれない!!』と言われてな・・・」

 「お前・・・押しに弱いだろ?」

 「・・・・・・・・・・・・・」

 キンジの言葉を聞いて何やら無口になると成程なと言って溜息付くと

ダイアナを経由して中空知に向けてこう言った。

 「悪いが一人追加って事で頼みたいんだ、どうせキャラバンⅤは一人一人で最低2班で行動する奴だから現在6人いるから中空知は島とミシェラはブリュッセル、

俺はダイアナとポーナと組んでパリで行動する。言っとくがこのキャラバンⅤは

基本各自やりたいことをして誰も何も強制しないが・・・これからの世の中の

あらゆる物事が年々国際化していくから武偵だってその例外じゃない、

この修学旅行のもう一つの目的は街を観察しテロや戦闘等で遭遇戦になった時でも対処できるようにすることが目的って事を忘れるなよ。」

 そう言っているがもう一つ目的があった。

 この修学旅行Ⅴにおけるもう一つの目的はメーヤの奪還とグレナダの

戦闘における現在の状況を把握するのが目的である。

 この極東戦役において関係ないコンステラシオンの護衛もかけてミシェラを

中空知達の方に回して自分達はメーヤ奪還を計画していたのだ。

 するとミシェラがキンジに近づくとこう言った。

 「それとだがもし逃げる時があったら北に行け、ブリュッセルには車でも

電車でもすぐ抜けられるが万が一陥落していたら更に北のアムステルダム、

其れが駄目ならばロンドンだ。今やここはグレナダのテリトリーになっているから撤退戦は慎重に行動しろ。もし手伝いがいるのならば私に連絡しろ、フランスには私が今まで使っていた隠れ家が幾つもある。そこで身を潜めろ、メーヤを

見つけたとしても同じように隠れ家に入って連絡してくれ。」

 良いなと言うとキンジは分かったと了承してダイアナ達と行動する事となった。

 そしてミシェラ達が出て行くのを確認するとキンジはダイアナとポーナに向けてこう言った。

 「良し、俺達の目的は知っての通りだと思うがメーヤさんを救出するぞ。そしてメーヤさんと一緒に日本に行くぞ。」

 「「了解!」」

 その言葉と同時にキンジ達は行動した。




 そして救出作戦へ。
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