「・・・これが・・・基地なのかよ?」
「はいご主人様、こここそMI6のフランス支部でございます。」
大きく口を開いて( ゚д゚)ぽか~~んとしているキンジに対して内心だが
ダイアナは得意げにそう答えた。
ゴミ箱に擬態しているかのようになっていた入り口から降りて行った先に
あったのは・・・まるで秘密基地みたいな空間が広がっていたのだ。
大勢の職員が働いている中でポーナはダイアナに向けてこう聞いた。
「ねえダイアナ、もしかしてだけど・・・他にもあっちゃったりする・・・
かな♪」
「ありますよ、欧州だけではなくいろんな国に。」
「うわああお。」
ポーナはマジかよと思いながら天井に目を向けている中で今度はダイアナよりも
年下であろう薄い金髪に片目が隠れている少女が現れた。
「ダイアナ隊長、お久しぶりです。」
「久しぶりですね、『シルフィ』。変わりはありませんか?」
「未だです、現在把握するのには明日の朝までかかると推定されます。」
「そうですか・・・ホテルの方は?」
「敵が来たとしても対応できますようにモーテルを一施設分
レンタルさせてもらいました、それとですが武器一式分も手配済みです。」
「教会側からは?」
「・・・それがですが部隊を送るにしても既に疲労がピークになっているのが
大多数らしく救援には来られないそうです。」
「・・・こんな時に限って使えないとは・・・一体どれだけ資金援助を
受けてもらったと思っているのやら。」
ダイアナは『シルフィ』の言葉を聞いて頭を抱えてそう言った。
現状戦力不足と言う最悪な展開に頭を悩ませているとダイアナは
キンジに向けてこう言った。
「ご主人様、如何やら私達3人しか出来なさそうです。戦闘部隊の方々は各地に散っておりまして今いるのは諜報部隊程度ですが・・・如何いたしましょう?」
そう聞くとキンジは暫くして・・・こう答えた。
「良し・・・武器があるって言ってたがどんなのがある?」
「こちらです。」
ダイアナはそう言ってキンジに武器庫迄案内した。
「こちらが武器庫でございます。」
「うわあ・・・凄いな。」
キンジは武器庫を見て・・・凄いと思っていた。
古今東西の武器が所狭しと並んでいたのだ。
その武器の量は武偵校ほどではないが大した数であった。
「場所によってですがそうですねえ、ご主人様は多種多様な武器を
お使いしますので必要なのは・・・こちらになります。」
そう言って渡されたのはボールペン・・・型の通信機であった。
「こちらのは中にアルインクがニトログリセリンとなっておりますので落とせば大爆発することが出来るものです。」
「危ないぞこれ!」
「大丈夫です、中身は入っておりませんから。」
「いやそもそも何であるんだよこれ?!」
「・・・暗殺用です。」
「没だ!相手を殺す奴なんて武偵憲章違反だ!!他のは!?」
キンジがそう聞くとでしたらと言ってあるものを出した。
それは小さな・・・眼鏡であった。
これ何だよと思って使うと目の前にあったのは・・・幾つもの
監視カメラの映像であった。
「こちらは監視カメラの映像から敵を特定するのにつかわれる
特殊レンズ内蔵型です、これで相手が逃亡した際には特定するのは
至極簡単かと。」
「・・・他のは?」
キンジがそう聞くとそうですねと言ってこう続けた。
「ネクタイがあります、こちらのは中に特殊金属で造られたブレードが
ありますのでネクタイを引っ張ると其れが出ます。靴には色々とありまして
壁渡りする時用、ナイフを出すタイプ、靴底に小型煙幕装置があるタイプなど
様々ですが。」
「・・・状況によってはいりそうだな、取りあえずはメーヤさんの居所が
分かったらその場所で使える武器を持っていきてえ。」
「分かりました、でしたらその時まではモーテルに参りましょう。
既に部隊が展開済みです。」
それを聞いてキンジはそうだなと言ってポーナと共に出て行った。
モーテルは目立たない空き店舗が多い店の一角にあったが誰も目につかない
場所であるためキンジ達の隠れ家には丁度良いなと思っているとダイアナは
それではと言ってこう続けた。
「ここのお部屋は一人一部屋となっております、ですのでご主人様を中心に右にポーナ様、左が私となっております。ご主人様!何時でもダイアナのお部屋に
入っても私何時でも受け入れる準備が」
「そんじゃあお休み。」
キンジはダイアナに向けてそう言うと其の儘部屋に入るのを見てダイアナは
ポーナに向けて・・・涙混じりでこう言った。
「私・・・ご主人様に嫌われることをしてしまったのでしょうか!?」
「いや多分今の言葉じゃない?」
ダイアナの言葉にポーナは・・・あほな子を見るような目でそう言った。
次の朝キンジが目を覚めて起きるとダイアナが扉の前でコンコンとノックして
こう言った。
「ご主人様、先ほどデヴァン・シャーロットから居場所が分かったという
報告が。」
「!・・・場所は?!」
キンジがそう聞くとダイアナは・・・こう答えた。
「正確には居場所を知っているであろう人間を特定致しました。」
「・・・誰だ一体?」
キンジがそう聞くとダイアナはこう答えた。
「対象はカツエ、明日の朝型にルーブル美術館に向かう事が分かりました。」
次回はルーブル美術館。