キンジとローマイヤが互いにキスした後メーヤを助けるがために地下に
向かって行った。
この展望台の地下には防波堤に繋がっている秘匿通路がありキンジ達が中に
入って行くとそこにいたのは・・・数人のリバティー・メイソンの面々が
見張っていた。
そしてその近くには縛られているメーヤもそこにいた中キンジはローマイヤに
向けてこう言った。
「ローマイヤ、メーヤを助けるには彼らを片付けなければいけないけど俺と君なら楽にやれるな。」
「ええ、ですがリバティー・メイソンのメンバーはそれなりの武装を
保有していますのですが・・・メーヤが加われば確実に勝てます。」
ローマイヤはそう言って杖から細長い・・・剣を抜くとではと言うと同時に細剣がリバティー・メイソンを数人ほど斬捨てた。
「やるな・・・なら俺も。」
そう言ってキンジはベレッタを抜いて敵兵の肩を撃ち抜いた。
「ぐあ!」
「ぎゃ!」
全員がやられていくとメーヤは目を開けてもごもごと言っているのが見えて其の儘キンジはメーヤに向かって行き猿轡を取るとメーヤはキンジに対してこう言った。
「遠山様!ありがとうございます・・・助けていただいて。」
「いいさ別に、俺は君を助けるために来たんだから。」
「え・・・私の為に・・・・?」
「ああ、俺は君を救いに来た。今日までよく耐えたね、いい子だよ君は。」
「と・・・遠山様・・・・!」
メーヤはそれを聞いて顔を赤面にしているとローマイヤが来てキンジに向けて
こう言った。
「さてお二人とも、速く上に行きますよ?それとですがメーヤ・・・何時まで
くっついているのでしょうか?」
ローマイヤはメーヤとキンジを見て・・・ジト目で見ているとキンジの右腕に
くっついてこう言った。
「さて参りましょう遠山様、上に。」
「わ・・・私も!」
メーヤはそう言ってキンジの左側にくっついて互いに移動を開始した。
3人は上に辿り着くとキンジはゆっくりと扉を開けて出ようとして・・・何かに気づいてベレッタで攻撃すると数瞬して・・・ガきんと言う音がした。
「遠山様、ティグルですか?」
「ああ、如何やら俺達の事を待ってくれていたようだ。」
そう言うとキンジ達の少し離れた場所に・・・ティグルがそこにいた。
「よう初めましてだな。」
「初めましてだ、俺の事は知っているようだから自己紹介は抜きにするけど
よくもまあ人質を救出する事が出来たな。」
「ああ、何故お前はあいつに協力しているんだ?」
キンジがそう聞くとティグルはこう答えた。
「まあこういう逆恨みめいた戦争を俺は受け入れたくはないが
皆の生活とかがあるからな、それに俺もお前って言うこの極東戦役で
最もイレギュラーな手合いであるお前と戦えるならこういう依頼も悪くないな。」
そう言ってティグルは弓矢を構えているとキンジもインクルシオを抜いて
鎧を召喚して纏うと互いに攻撃が始まる・・・かと思いきや上空から人影が
見えた。
「じぇあああああああああああ!」
その声と共に上空から両者の間にずがん!と言う音と共にその人間が見えた。
「何だ・・・あいつは?」
「如何やらこの戦いに乗り込んできたようだな。」
ティグルがそう言って目の前にいたのは・・・大柄の人間であった。
だが一つ違うと言えば頭頂部分に・・・角がある事だ。
するとその人間は2人に向けてこう言った。
「ほお、これはまた。面白き戦をしているようだが貴様ら
我も混ぜてくれぬか?」
「おいおいおい、いきなりやって来て戦いに加わるってこいつはないだろ?」
「先ずは順番と言いたいところだが・・・この戦いに順番は無いからな!」
そう言って攻撃を始めて三つ巴になるかと思ったが・・・そうではなかった。
突如として鬼の背中から新たに・・・4本の手が出たのだ。
「ふむ、本来ならばここにいる全員とやりあうためにはもう一組欲しいが
仕方なし。さて来るがよい。」
鬼がそう言うとキンジの後ろにいるメーヤがローマイヤから細剣を
もらい受けると互いに構えて・・・攻撃を始めた。
「糞こいつ強い!」
「それに攻撃は的確で!」
「力もあって・・・押し負ける!」
互いにそう言って攻撃するが鬼はフハハハハハと言ってこう続けた。
「どうしたいましろの遠山に異国の戦士どもよ!この程度なのか!!」
そう言って攻撃してきたのだ、その体躯に相応しい行動で振り回すだけで風圧で吹き飛ばされそうになっている。
「(全く散々だな、鬼みたいな奴にここまで追い込まれるしそれに・・・
そろそろだな。)」
キンジがそう思っていると同時に・・・ずだだだだだだだだだ!と銃声が
鳴り響いた。
「「「「!」」」」
それを聞いて全員が振り向くと近くで銃撃戦があるのであろうその音を聞いた後ティグルの通信機から音声が流れた。
『若!そろそろ限界でさあ!!全員撤収し始めているんで若も!?』
「そうか・・・それじゃあ俺はここで!」
ティグルがそう言うと同時に閃光爆弾を地面に叩きつけると莫大な光が辺りを
煌めかせて暫くして・・・ティグルの姿が消えたのだ。
中途半端な戦いでした。