キンジ達が閻相手に戦闘している中天草達は富嶽に向かっていた、あの時富嶽が
来ていたと同時にロープを伝って走って行ったのだ。
「彼女たちがアリアさんを連れ去ったのは確実です、もし彼女達の目的が
ミシェラさんの言う通り緋緋神が目的なのだとしたら・・・止めなければ!」
天草がそう言っている中ミシェラがこう続けた。
「だが緋緋神が覚醒するとしても昨日今日ではない!まだ時間はあるはずだ!!」
そう言いながら彼らが富嶽に飛び込んで中を見て見ると・・・中は広々としていたのだ。
床には毛皮の絨毯が敷き詰められており機内は与圧されていて暖房が効いていた。
最初は屈まないといけない程低かったが前に進めば進めるほど天井が高くなっていき
今では立てるほど迄になっていた。
「ではここからは別行動で2通りに分かれましょう、僕とミシェラさんは
アリアさんを探します。メーヤさんはこの飛行機が何処に行くのかを確認してください、
行き先次第では僕達が松葉さんを経由して情報を送ることが出来ます。」
それを聞いて3人が頷くと同時に行動を開始した。
メーヤは中を探っていた、今彼女は大剣は無い代わりに新たに貰った西洋剣を持って
内部を探索していると・・・翼があるであろう場所に扉があるのを目にしたメーヤは
内部に入るとある部屋に辿り着いたのだ。
其の儘計器室があるであろう場所に辿り着くと・・・声が聞こえた。
「定時報告・・・富嶽、2300・・・『キノクニ』迄順調に飛行中・・・」
「キノクニ?・・・この飛行機は東・・・三重県に行くとは思えません。」
メーヤはそう言って行き先を考えていた。
「ここにもいませんね。」
「だとするならば我々が未だ行ってない場所があるはずですね。」
そう言って天草とミシェラが別の所に向かうと・・・ある場所に辿り着いたのだ。
そこをちょっと扉を開けようとすると・・・扉の向こうから声が聞こえた。
「入れ人間。」
「「!」」
それを聞いて天草とミシェラが中に入るとそこにいたのは・・・覇美ともう一人・・・ブレザー制服を着た鬼がそこにいた。
「ほお、まさかここに来れるとは流石じゃな。」
褒めてやると言うと天草は覇美に向けてこう聞いた。
「貴方達は何のためにアリアさんを拉致したのですか?」
「貴様!覇美様に何という言動を!!」
「良い、儂の目的は」
覇美がそう言うと・・・暫くしてドクン!と音が鳴るのが聞こえた。
「何だ・・・今のは?」
ミシェラがそう呟くと覇美はほおと言ってこう言った。
「目覚めの時じゃな。」
覇美がそう言うと同時にアリアが立ち上がったのだ。
するとアリアがひひひと呟くと同時に・・・覇美は天草とミシェラに向けて
こう言った。
「さあ目覚めたのならば始めようぞ恋と戦を引き起こしこの世を
鬼の楽園にしましょうぞ・・・
・・・・・・緋緋神。」
これにて第17巻目が終わり18巻目となります。