混弾のキンジ   作:caose

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 ジャンクションに入ります。


白雪を探しにジャンクション。

 ジャンクション。

 それは武偵校が保有する武器庫及び各科目の生徒たちが使う備品保管庫の

総称である。

 もしそこで何かあれば間違いなく・・・大惨事となること間違いなくだ。

 キンジと天草はそれを感じて最悪だと確信してすぐ様に中に入った。

 武偵校の地下は船のデッキみたいな多層構造になっており地下二階からが

水面下となっているためそこ迄は会談で駆け下って立ち入り禁止区画行の

エレベーターに入って緊急使用のパスワードを打ち込むも・・・

エレベーターは動かないので何故と思っていると天草がこう聞いた。

 「もしかしたら白雪さんを誘いこんだ人間がやったのかもしれませんね?

エレベーターに何かしらの細工を施したのでは??」

 「となると・・・あれだな。」

 キンジは天草の言葉を聞いてそう呟くと・・・変圧室に入り込んだ。

 その片隅にはマンホールのような物があってそれを開けると・・・穴があった。

 キンジ達は非常用の梯子の保護ピンを外して梯子を下におろした。

 本来ならばパスワード認証とカードキー、武偵手帳に内蔵されている

非接触型のICを使わなければいけないのだがキンジはそれをしている間に

天草はそこからさらに下にある梯子のパスワード等を解析しており其の儘

ボイラー室、更にその下に降っていった。

 無論梯子は錆びているため結構痛いのだがそんなの関係なくキンジ達は其の儘下に降りて行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして最深部についたキンジ達は片隅にある使われていない資料室に入って

内部の状況の資料を携帯の画面の明かりを頼りに覚えて静かに・・・

奥に向かって行くとキンジは天草に向けてこう聞いた。

 「暗いな。」

 「ええ、侵入者が電気を落としたのでしょうね。」

 「唯一の明かりは非常灯・・・携帯は圏外。」

 「屋内基地局がやられているのでしょね、カイズマスさんに言っておいて

正解でしたね。」

 「ああ・・・後は俺達ってか。」

 キンジがそう呟くと天草は少し笑いながらこう言った。

 「ふふ、そういえば久しぶりですよね?この状況になったのは」

 「ああ、確かにな。一年は俺達でクリアしていたものな。」

 「そうですね・・・あれから色々とありましたですしね。」

 天草はそう言いながらキンジと共に進んでいった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ジャンクションの廊下は広く、左右に弾薬棚が連ねておりそこには

『KEEPOUT』やDANGER』等警告が多数ある為銃は駄目だなと確信した

キンジは『鎧竜剣』を抜刀して天草は6本の剣の内の1本を抜いて曲がり角に向けて刀身を向けるとそこに・・・白雪が映っていた。

 「いましたね。」

 「ああ・・・後もう一人いるしな。」

 天草とキンジは互いにそう言って話の内容を聞こうとしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「どうして私を欲しがるのデュランダル。大した能力もない・・・私なんかを」

 「矢張り実在していたんですねデュランダル。」

 「ああ、都市伝説並だと思っていた事が現実に起こっていたとはな。」

 天草とキンジは互いにそう言いながら話を聞き続けた。

 「裏をかこうとする者がいる。表が裏の裏である事を知らずにな。」

 「・・・女の声?」

 「時代がかっていますが確かに女性ですね・・・松葉さんと連絡が取れれば

声紋分析で正体が分かるのですが。」

 何と間が悪いと天草はため息交じりでそういうと声はこう続けた。

 「和議を結ぶとして偽り、陰で備える者がいる。だが闘争ではさらに

その裏をかくものが勝る。我が偉大なる始祖は陰の裏、すなわち光を身に纏い、

陰を謀ったのだ。」

 「何の話しているんだあいつ?」

 「光を纏って・・・陰を謀る・・・始祖となると彼女は一体?」

 天草は誰の事を差しているのかと思っているがそれはそれとして女性は

こう続けた。

 「敵は陰でステルスを錬磨し始めた。我々はその裏で

より強力なステルスを磨く。その大粒の原石・・・それも猪武者の如き

武偵しか守られていない原石に手を伸ばすのは自明の理だ。

不思議がる事はないのだ白雪。」

 「猪武者って。」

 「ええ・・・アリアさんでしょうね。」

 彼女は決めたことは何が何でも思い通りにしようとしていましたからねと

そう呟くと女性はこう続けた。

 「だが逆に遠山キンジに至っては要注意していた。」

 「キンちゃんの事を・・・?」

 「俺の事か?」

 「そうでしょうね。」

 天草がそう言うと女性はこう続けた。

 「奴は日本で初のSランク武偵に上り詰めた学生。

然も現役を倒すともなれば更に危険度は上がるものだが・・・貴様と奴との不仲は調べが付いていたから狙って正解だった。」

 「私とキンちゃんは仲悪くないもん!」

 「イヤ悪いだろ。」

 「知らぬは本人だけですね。」

 白雪の言葉を聞いて呆れていると女性はこう続けた。

 「奴の武力はさることながら最も恐れるべきは・・・奴の仲間だ。」

 「・・・あいつらの事」

 白雪はそれをきいて目を細めるが女性はこう続けた。

 「そうだ、ステルス持ちにネットワークのスペシャリストに

乗り物のエキスパート。奴はそういうスペシャルな人材を引き込む才能を

保有している・・・まるで我がしその如く光を身に纏い人々を導いている。」

 「・・・俺がか?」

 キンジはそれを聞いておれって導いてネエゾとそう思っていると・・・

女性は白雪に向けてこう聞いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「フォロー・ミー、白雪。お前の様な逸材が身も心も捧げるべき人物の下に・・『イ・ウー』にな。」




 次回は多分戦闘・・・かな?
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