「殺してくれだと・・・お前緋緋神とは」
ーー私達色金は・・・意思を持つ金属、その意思は一にして全・全にして一、例え
どの様な形になったとしても私達は意思を共有することが出来ます。私達の心は
人類に対して計り知る事すら叶わない程極微小・・・今風に言えばナノサイズと
呼ぶべきでしょう素粒子の世界にあり分子レベルで解析しない限り私達は
見つけることも叶いません。
「つまりはお前達は常に俺達を見ることはできるがその逆は無理って訳なのか?」
ーーその通りですマーヴィンさん、我々は自然やあらゆる物質から見ることが可能です。
「それはつまり・・・お前らは神崎経由から見ていたのか俺達の事を?」
ーーそうです、ヒヒの所有者である彼女から貴方を観察していました。貴方は常に
大勢の人々から好かれていました・・・そしてそれは敵ですらも敬服するほどのそれに
彼女は嫉妬していました。
「嫉妬って・・・俺はあいつに何もしてない訳じゃないぞ?」
ーーだからです、貴方にとっては普通ですが・・・アリアは何時も独りぼっちでした。
繋がりもなくあっても親は牢獄。家族は誰も頼れないそんな中で貴方の周りが光り輝き
羨み妬みそして憎悪して・・・それがアリアを緋緋神に変貌させました。このままでは嘗て封印されましたが今また繰り返すかもしれません、彼女は自らの能力を利用して
権力者たちを色金の力で支配させました、次は国内では済みません。国外に迄及べば・・・取り返しがつきません、もしコロシテ・・・彼女の中にアル緋緋色金を
取り出してください。私とリリがそれを封印させて・・・二度と
「悪いが俺は武偵だ、殺すことは絶対にしねえ。」
ーー・・・でしたらどの様に彼女を止めるのですか?ヒヒを止めるためには
如何様にする気なのですか?
ルルがそう聞くとキンジはこう返した。
「神崎の体内にアル緋緋神を外科手術で切除して奴だけど永遠に地下に・・・
ここに封印させる、出来るよなアンタなら?」
キンジはそう言って背後にいるであろう研究主任に顔を向けると研究主任は
こう答えた。
「ああ大丈夫だ!ここには地下深くに位置するから例えどんな電波だろうが通さない
場所に更に幾つもの手段を使えば二度とこの世界から出ることは無いはずだ!」
興奮気味でそう言うとキンジはルルに向けてこう言った。
「と言う訳だ、緋緋神を止めるためにそうさせて貰うぞ?」
ーー・・・世界中にある緋緋色金は数多くあります、先ずそれらを集める事から
始めないとヒヒを止める事などできません。
それを聞くとキンジはじゃあと思っていると・・・外からスタークが現れて
こう言った。
「ならば僕がそれをやろう?緋緋色金特有の熱反応を特定する事位は僕にとっては
朝食を食べるみたいにシンプルだねえ、だが其の為には君の協力が必要不可欠だから・・これ貰っとくよ?解析して私のパワードスーツの強化素材に使いたくてね。」
そう言ってスタークはルル色金を取ると研究主任はそれを見て待てと言って
こう続けた。
「それはこのエリア51に於いて最重要物質なんだ!それを持っていかれると
我々は殺されてしまう!!」
そう言って待ってくれと言いかけるも・・・マーヴィンが研究主任の前に出て
こう聞いた。
「選んでもらうぜ?此の儘俺達を見逃すかそれとも・・・ここの事が軍部にばれて
結局は立ち入り検査でお前達を連れて行かされるかだ。俺達を見逃してくれるのなら
軍部については俺達は黙るし情報操作してやるが・・・どっちが良いんだ?」
マーヴィンはじろりと研究主任を睨むといやと・・・研究主任は目線を逸らしながらもあたふためいていると暫くして・・・がくりと頭をしなだれてこう言った。
「・・・分かった・・・だが・・・ここの事だけをどうか・・・宜しく頼む・・・!」
研究主任は最早道が無いと思ってそう言うとマーヴィンは分かったというと
そういやあとマーヴィンはキンジに向けてこう聞いた。
「それで?マッシュの野郎はどうすんだ??あの野郎はここに置いていくのかよ?」
キンジに向けてそう聞くとああと言ってこう返した。
「取りあえずはフューリーさんに聞いてみようぜ?もしかしたら
もう決めてるかもしれねえし。」
そう言ってキンジ達は地上に戻って行った。
地上に戻って最初に目にしたのは・・・フューリー達が兵士たちを治療している
光景と・・・両手に手錠を掛けられたマッシュの姿がそこにあった。
「良く戻ったな、目的の物は見つけたか?」
フューリーがそう聞くとああとスタークが見せると成程なとフューリーはさてとと
言ってマーヴィンに向けてこう言った。
「さて、マッシュの身柄だが・・・どうも連邦裁判所が取り扱うそうだ?」
「連邦裁判所?何でだ??」
マーヴィンがそう聞くとフューリーがこう答えた。
「上層部の話よればだが・・・あいつは蜥蜴の尻尾切りにあったそうだ。」
そう言うと見せたのは・・・ある情報データであった。
『〈アメリカ国家安全保障局 マーヴィン=ルーズヴェルト
連邦不正請求禁止法違反で逮捕決定)』
次回はその後。