ドク達がレースを終えて戻ると作戦に必要なルートを指示していた。
「先ずは俺達が警察署から金庫を奪う、そしてルートだが・・・ここからこの十字路を通ってそこから警察の動きに応じてルートを変えるが最終的に・・・
ここに着くようにするが例の『あれ』はどうだ?」
ドクがメヌエットに向けてそう聞くとメヌエットがこう答えた。
「既に準備済みよ?裏ルートで買い取って別の倉庫に保管済みよ、
それとだけど・・・明日イギリスから一人重要人物が来ると言う連絡が
実家から入ったわ。」
「イギリス・・・一体誰なのですか?」
天草がそう聞くとメヌエットはこう答えた。
「我が国の諜報機関よ。」
「秘密工作組織『エージェンシー』、イギリスを中心に裏社会で工作活動をする
潜入部隊。その内の一人『エイムス』が明日ここに来るそうよ?」
「ここに?・・・アメリカのFBIと同じでレイエスを逮捕する事なのか?」
ブライアンがそう聞くがいいえとメヌエットは紅茶を飲んで・・・こう答えた。
「貴方は何を考えてるの?それだったら既にこの国にいても可笑しくないわ。」
「じゃあ何だよ?何でこの国に来るんだよ??」
ローマンがそう聞く中でまさかとヴィンスがこう呟いた。
「・・・レイエスとグルってるんじゃねえよな?」
そう呟くとそうよとメヌエットはしれっとそう答えてこう続けた。
「そもそもなぜ彼がここ迄の巨大な勢力になったと思うの?幾ら資金源が
麻薬だとしても既に逮捕されても可笑しくない犯罪歴を持ち乍ら何故逮捕されなかったか貴方達は分かるかしら?」
そう聞くと・・・テズが頭を抱えてこう答えた。
「奴さんには情報を聞くことが出来る情報提供者がいやがる、それが国の諜報機関なら簡単だろうな。おまけにそいつが・・・同盟国の奴だったら猶更だな。」
そう答えると正解ねと言ってこう続けた。
「『エイムス』はレイエスから売り上げの金の数%と引き換えに+情報提供代金を
貰う事で相互利益を齎してるわ、FBIからしたら同盟国の人間が情報を
提供しているなんて考えもつかないでしょうね。」
それを聞いてミアはこう返した。
「じゃあその事を『エージェンシー』だっけ?そこに報告すれば」
「無理ね、『エージェンシー』はイギリスで知ってるのも政府・王族でも僅か。それを報告したとしても知らんぷりよ?おまけにそいつが情報を漏洩していたなんて
ばれた日には『エージェンシー』の存在意義に関わるから間違いなく聞かなかった
振りでしょうね。」
「となったらやることは一つだな。」
ハンがそう言ってスナック菓子を食べてこう言った。
「俺達がレイエスとその『エイムス』の悪事を表ざたにすればいいだけだ、、
そうすりゃあどっちもこっちも動かざる追えねえよ。」
「けど其の為に私達がまずやらなきゃあいけない事はどうやって金庫を強奪するかね?先ずは警察署に入って金庫と直通になってる駐車場で壁を開けてそこから金庫を
引っ張ってその後所定の位置まで引っ張る必要があるけど・・・人員を何処に
配置するかに寄るわ?」
ハンの言葉に続いてジゼルがそう続けるとテゴとリコが互いにこう言った。
「俺とリコが金庫を相手取るぜ!」
「そんで例のあれを運べばいいんだよなあ?」
「ああそうだ、其れに必要な奴は・・・ウインス持って来てるか?」
ドクがそう聞くとウインスはこう答えた。
「一応な、中古で違法で手に入れた廃棄者をチューニングしたけどよ?・・・
あんな見た目で良いのかよ?」
ウインスがそう言って隣の倉庫にアル車に目を向けるとああとドクは更にこう続けた。
「車は俺とブライアンが金庫を運ぶが・・・問題はまず警察署の戦力だ、機関銃持ちが大勢いる奴らに確かトオヤマ達が追っている・・・オニだったか?奴らの力は
どの位だ?」
ドクがそう聞くとキンジはこう答えた。
「・・・多分だが奴らをぶっ飛ばすには俺達武偵メンバーが総出でやって・・・勝率はやっと五分五分って所だ。」
「・・・ああ・・・其れだけじゃなくて多分戦闘になったら将軍も
混じるだろうから間違いなく乱戦だろうねえ・・・。」
ブルース・バナーがそう呟くと其れにと言ってこう続けた。
「あそこには・・・神崎もいる・・・奴迄加わると完全にやばい状況に
なっちまうぞ?」
キンジの冷や汗を掻いている光景を見て・・・マジかよと全員がそう呟く中で
ハンがこう言った。
「俺とジゼルが金庫を引っ張り出す係だ、爆弾はジゼルが裏で色々と世話になっている奴らから融通してもらうそうだ。」
ハンの言葉にジゼルが手を振るのを見てそれじゃあと言ってこう続けた。
「俺とローマンがルートの案内だ、正確には俺はブルースと一緒に監視カメラを
ハッキングしてローマンはカイズマスと一緒に攪乱させる。」
そう言うと互いに笑みを浮かべているローマン達を一瞥した後に更にこう続けた。
「作戦決行は明日だ、奴らが揃ったところでまとめて奴らから金を奪って・・・俺らのもんにするんだよな?」
ドクに向けてそう聞くとああそうだと言って全員に向けてこう言った。
「俺達の目的は違うが目指す者は全員一緒だ・・・俺達はファミリーだ、家族は互いに助け合うのが当たり前・・・この戦い・・・俺達が勝つぞ!」
そう言った瞬間に全員がうおおおおおおおと言って戦意を高めた。
そして・・・作戦決行の日が来た。
次回は決行。