混弾のキンジ   作:caose

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 星伽の終焉・・・それは始まり。


白き・・・地獄の赤

「そいつが緋緋神の正体だと・・・其れもう完全にUFOじゃねえか!手前は宇宙人だとでも言うのかよ!」

 キンジがそう言うと緋緋神はそうよと言ってこう続けた。

 「私は今から2000年前にこの星に妹たちと共に墜落したわ、そしてこの国で星伽達が見つけてご神体として祀ってもらったけど・・・最初に私になった奴を殺してからは奴らは私を封印したわ。そしてそれから700年以上も閉じ込められたけど・・・やっと

解放されたわ!後は宇宙に行って『ママ』に会いに行ってそして・・・この星に最後にして最大の恋と戦を振りまかせてから出て行くわ!!」

 あははははははと笑っている緋緋神を見てキンジは探偵としてその人物像に対して

こう結論付けた。

 「(こいつは・・・サイコパスだ!退屈しやすく欲求不満の体勢はほぼ0,刺激を好んで短期で衝動的な寄生タイプ・・・こいつをココから出すわけにはいかない!!)」

 キンジはそう思いながらも拳銃を構えた瞬間に・・・緋緋神は津羽鬼に向けて

こう言った。

 「行きなさい津羽鬼、あいつらを足止めしといて?私はママに会うために種子島に

向かうわ。」

 「了解いたしました緋緋神様。」

 津羽鬼は緋緋神に向けて頭を下げると其の儘・・・キンジ達目がけて刀を抜いた瞬間に

超空が刀を抜いてガチ合うとキンジに向けてこう言った。

 「行って下さい遠山さん、こいつは僕が止めます!」

 「超空!?」

 「私と調も残るわ、こいつだけは逮捕しなければ禍根が残る。お前は星伽神社に

向かって何があったのかを見に行きなさい!」

  「カナ!」

 キンジはカナを見てだったらと言うと・・・緋緋神はキンジに向けてこう言った。

 「じゃあねえ遠山 キンジ・・・種子島で会おう。」

 「おい待て!」

 キンジがそう言って止めようとするも・・・緋緋神は其の儘飛び去って行くと

天草はキンジに向けてこう言った。

 「行きましょう遠山君!上で何が起きたのかを見に行くべきです!!」

 「天草・・・だけどよ!」

 「私達はカイズマスと共に緋緋神を追う!お前達は速く!!真実を確認しに

行くんだ!?」

 ミシェラの言葉を聞いてそんじゃとポーナとダイアナが車から出るとこう言った。

 「私達が通信役としてこいつらに着いて行くから・・・後で合流ねえ。」

 「お前ら・・・ああもう!種子島で合流だ良いな!!」

 「ああ・・・必ず追いつけよ。」

 互いにそう言った瞬間にそれぞれ向かうべき場所に向かって行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 星伽神社は極めて排他的で外との交流を嫌っているがために星伽の表参道は・・・

獣道なのだ。

 「ここが星伽神社に通ずる道なんですね。」

 「ああ・・・星伽は昔から続くESPの家系でその力を利用しようとする権力者や

差別する民衆に対応するためにこうやって道を隠してたんだ・・・まあある意味の

隠れ里だな。」

 キンジが天草に対して説明している中でポーナがキンジに向けてこういった。

 「それにしても歩きにくいったらありゃしないよ、これじゃあGPS使ったとしても精々歩兵部隊を空から落とすのが常套だと思うけど・・・やられそうだねえ。」

 「まあな、超能力持ってるからそれなりに防衛策は整っていると思うが・・・

焼けちまってるな道が丸わかりだ。」

 キンジがそう言って周りを見ていた、火事の影響だろうか獣道一帯が焼けて道が

見えるようになっていた。

 それを突き抜けて向かって行くと鳥居がありそこを突き抜けて暫くすると

135段の石段が見えて4人は其の石段を上っている最中で・・・倒れている人影・・・いや・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 惨殺された少女達の遺体が放置されていたのだ。

 するとキンジはそれを見て・・・大声でその惨殺された少女達の一人に向けて

こう言った。

 「粉雪!」

 そう言ってキンジは近寄るがその時の粉雪の遺体は・・・酷い物であった。

 なんと・・・首を斬り落とされていただけではなくその体は・・・近くの木の枝に

串刺しにされていたのだ。

 粉雪のその時の死に顔はまるで・・・恐怖に濡れたかのようなそう言う表情であった。

 更に薙刀を持っている少女がいたが体を・・・左右に真っ二つにされて更に言えば

内臓が引きづりだされていたのだ。

 最後に鳥居の近くにアル稲荷の野狐像が・・・記憶にあったであろうそれはなく

体がバラバラにされた・・・肉塊になったナニカがそこにぶちまけられていた。

 そして星伽の神社本山に辿り着いて・・・キンジは絶句するしかなかった、その光景は正に・・・地獄絵図であった。

 母親は・・・いや母親であったであろう女性だと分かる遺体は・・・

黒焦げになっていて父親に至っては全身に斬られた傷があり既に事切れていた。

 「これは・・・酷いですね。」

 天草はそう言って父親の見開いていた両目を手を使って閉ざした後に

キンジは白雪がいない事に気づいて何処に居るのかと思って・・・ある場所に

向かって行ったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 水弓

 浅いが湖の様に広い土地である其処は綺麗な場所であったのだが・・・既に酷い光景となっていた。

 水弓の中心地であったであろう場所は既に大穴が開いていて水が無くなっていたのだ。

 「まさか・・・ここに。」

 キンジはそう言って周りを見渡していると・・・キンジは其の大穴の近くで

倒れている・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・背中に幾つもの青銅や鉄の刃に貫かれている・・・白雪が

そこに突っ伏していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「白雪ーー!!」

 キンジの悲鳴が・・・星伽の燃える土地に紅く・・・赤く・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 朱く・・・焼けていた。




 次回は・・・白き雪は解けてそこで芽吹く・・・明日。
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