キンジはこの世から去った白雪の遺体を丁重に池から出して岸にある雪深い場所に置くと天草は白雪に近寄って両手を体の上で組ませて・・・西洋風の遺体の
取り扱い方でするとこう続けた。
「遠山君、これから僕達は種子島に向かいます。君はこの事を東京武偵高校に伝えて
其の儘日本局に応援を送るように伝えて下さい。」
「・・・俺は無しで行くのか?」
「はい、君と白雪さんは学校に来てからは離れていましたが幼馴染です。
そうなると仇討ちともなれば相手を殺すことをするかもしれません・・・
僕達武偵は殺しを禁じられています、そうなると君を」
「・・・悪いが天草、俺は何があっても奴を止める。」
「遠山君人の話を聞いていましたか!君が出たら最悪」
「俺が殺すかもしれないってか?」
「・・・はい。」
天草はそう言ってキンジをもうこれ以上巻き込ませないようにと言っているのだ、白雪を失って敵討をすれば彼は犯罪者として武偵から追われる事となる事が間違いないのだが・・そう言えばと天草はキンジに向けてこう聞いた。
「・・・もし君が来て彼女を殺せば君は追われるでしょう・・・そうなれば君はロシアの武偵・・・いえ、確か君をスカウトしてきたヴェルカさんっと言うお方に
行けるのでしたね。」
天草はそう言えばスカウトされていましたよねと言うとキンジはまあなと言って
それとだなと言って天草に向けてこう続けた。
「あいつは仲間殺しをした、こいつは武偵においては重罪だ。天草お前なら分かるだろ?そうなった場合俺達はこいつの仲間に知らせるべきだが其の際には武偵法じゃねえが・・・武偵局が示した決め事で仲間殺しをした武偵が重犯罪を犯した場合その残ったチームが
粛清の為に出撃を執行するって奴があったよな?」
キンジは天草に向けてそう聞くと天草はそう言えばありましたねと言ってこう続けた。
「ですがあれは・・・現役で然も僕達高等学生ではなく前線で張っている武偵ですよ?
この事報告したとしても本局が対応してくれるかどうか?」
「だからこそ・・・ちぃーとばかし裏技使って承認させる・・・
白雪に約束かましちまったからな・・・遺言でもあるし成し遂げてえんだ。」
駄目かなとキンジが・・・少し強張っているが笑みを浮かべているのを見て天草は
遠山君と心配そうな目つきをするが・・・何やらキンジが何処かに向けて
電話を掛けようとして暫くして・・・電話が鳴った。
『はい、こちら白峯ですが?』
「ええと・・・遠山 キンジですけど・・・そちらに白峯 澄花さんは
いらっしゃいますでしょうか?」
キンジがそう聞くとええいますけれどと言うと貴方はと聞いてキンジは自身が
一時期一桜学園にいたことを話して繋げて欲しいことを聞いて少々お待ちくださいと
少しばかり老年の女性がそう言って暫くすると・・・電話の相手が変わった。
『あ!とととと遠山君!どうしたのって今何処なの!!もしかしてだけど
今青森にいるんじゃないでしょうね!?」
白峯がそう聞くとキンジは・・・まあなと言うと白峯は何しているのよと言うと
キンジは白峯に向けて・・・こう聞いた。
「白峯」
『澄花って・・・呼んでくれないかしら?』
白峯がそう・・・何やら恥ずかし気な口調であった様なので
ああそう言う事になってるのですかとキンジがまたフラグ立てたなと思いながら
その言葉の続きを聞いていた。
「あのな・・・澄花・・・聞いて良いか?」
『うん!何かな遠山君?』
「今俺は青森で・・・殺人が起きたんだ。」
『!!・・・詳しく話を聞かせて?お父様にこの事報告してその後は怪我人とかを』
「怪我人はいねえ・・・全員死んでることを確認済みだ。」
『そう・・・それで何するの?』
澄花がそう聞くとキンジは澄花に向けてこう言った。
「こいつをやったのは・・・武偵・・・それも東京武偵高校の生徒だ。」
『遠山君の学校の!けどどうしてそんな事を!!』
「それでだ・・・済まねえが武偵局にこの事伝えてこれを俺達東京武偵高校の俺達
『金龍』と・・・実行犯のメンバーで執り行いたいが武偵法がある、敵はSランクで
二つ名もちで厄介な奴だ・・・俺達を正式な武偵局局員として一時的に武偵法の停止と『仇討ち』許可を持たせるようにしてほしいんだ。」
「『仇討ち』許可・・・確か武偵が仲間殺しをした場合のみに適応される奴だよね・・お父様は警察署の刑事局長だけど武偵局が許可を下りてくれるか
どうか分からないけど聞いてみるね。』
「おお分かった・・・この借りは必ず返したい。」
キンジがそう言うとそう?と澄花がそう呟くとそうねえと言って・・・澄花はキンジに向けてこう言った。
『じゃあ・・・今度一緒に何処か・・・行かない?』
澄花の言葉を聞いてキンジは・・・おお分かったと伝えると澄花は約束よと言って
電話を切るとキンジは天草に向けてこう言った。
「天草、お前は理子達に伝えてくれ。種子島で現地集合して・・・
・・・・・澄花が許可を貰ったら武器を持って突撃だ・・・緋緋神を討伐する。」
次回はそれから。