キンジ達が乗っているヘリコプターが種子島宇宙センターに辿り着いて降りようと場所を探す中である一団を見つけたのだ。
そこにいるのは全員は・・・・異形の集団であるが其の全員が・・・ボロボロであった。
既に死んでいる面々もおりその中でキンジは大丈夫なのかと聞くと・・・
妖怪の一体はこう答えた。
「緋緋神・・・この・・・向こう・・・に!」
そう言って其の儘・・・息を引き取るのを見てキンジは種子島宇宙センターの
指令所がある場所まで走って行った。
「へえ・・・結構・・・やるじゃ・・・ないの・・・!」
緋緋神はボロボロの姿でそう言いながら八坂と玉藻を睨みつけていた。
「う・・・ぐ!」
「ここ迄・・・とは・・・のう・・・!」
玉藻と八坂はそれぞれボロボロの着物をずり下げながらこの状況を監視していた。
幹部クラスであった鬼の中でも上位種の鬼童丸は刃毀れした刀を支え棒代わりにして
立ち上がろうとするも戦闘の疲労であろう部下たちの半数以上は死んでいた。
茨木童子も右側の顔がボロボロになっており左側の鬼の顔に至っては
目が潰されていた。
更に言えばしょうけらは右腕を失い狂骨は左腕が欠損。
鞍馬天狗は翼の片側を消し炭されていて最早飛ぶことも叶わない。
最後の大型の二体の妖怪も・・・ボロボロであった。
巨大な骸の妖怪がしゃどくろは既に頭部が失っていて土蜘蛛に至っては・・・
突っ伏していた。
その負け様に糞と玉藻と八坂は緋緋神を睨みつけていたが・・・
得られた成果はあった。
緋緋神が持っている武器は全て破壊されていてそれにその能力も既に半分しか
力を使う事が出来ないと推測し八坂は玉藻に向けてこう言った。
「八坂殿・・・ここは退くべきじゃな、先ほど儂の部下である『濡れ烏』が思考伝達で今遠山侍が来ておるそうじゃ・・・それも星伽の秘剣と共にじゃ・・・!」
「・・・その中に星伽の娘っ子がおるか?」
八坂がそう聞くが玉藻は視線を・・・逸らしたのだ。
いないのかと思っていると・・・くくくと緋緋神が玉藻と八坂に向けてこう言った。
「あら?もしかしてきているのかしら??この体が求めている相手は!?」
そう言うと玉藻と八坂は不味いと思っていると緋緋神は2人に向けてあることを
言った。
「もしかしたら不思議がっているのかしら?星伽の娘がいない事に?」
「「!」」
何故それをと思っていると・・・緋緋神が真実を口にしたのだ。
「星伽の娘はもう来ないわ!そう・・・未来永久に・・・何せ星伽の血筋は・・・昨日私が全員一族諸共殺したからよ!!」
「「!!」」
それを聞いて全員そんなと思っていた、星伽の保有する刀『色金殺女』が使う事が
出来ないんじゃないかと思っているのだ。
これではと思っていると・・・緋緋神は銃身が壊れて最早使えない拳銃を投げ捨てると中指を2人に向けた瞬間に・・・その指が紅く光り始めたのだ。
それを見て八坂は不味いと玉藻に向けてそう言ってこう続けた。
「あれは・・・赤光の矢じゃ!あれは絶対不可避の攻撃やで!!」
そう言って玉藻と共に出ようとするも玉藻と玉藻は酷い怪我を負っていて動くことも
まかりならないのだ。
大方それを見越したのであろう、絶対不可避な攻撃をすることで全員を殺すと
考えたのだ。
そしてその攻撃が・・・放たれる瞬間に窓が割れたと同時に・・・銃弾が
緋緋神の頭部・・・手前で弾いたのだ。
「今のは?」
緋緋神がそう言ったと同時に近くのビルの・・・小さな光が見えたのだ、
すると緋緋神はその場所を見てこう呟いた。
「成程ね・・・来ていたのかしら?」
「ターゲットの着弾を確認、これより射撃ポイントを切り替えます。」
『おお分かった、あたしらも今種子島宇宙センターに入ったからよ・・・
生き残れよレキ。』
「命令と聞き留めます、では。」
レキはそう言って屋上から出るルートに向かおうとして・・・ウオン!と
ハイマキが吠えるのと同時にレキに・・・ぶつかった瞬間にハイマキの頭部が・・・
何かが紅い光が当たると同時に頭部から鮮血が屋上にびちゃびちゃとまき散らされた。
それを見てレキは・・・初めて大声でこう言った。
「ハイマキ!」
「今の攻撃・・・何かあったのでしょうか!」
それを見た天草が走りながらそう言うと畜生とキンジはポーナに向けて指示を出した。
「ポーナ!お前は急いで屋上の上にいる奴を見に行ってくれ!!」
「分かった!」
「残りのメンバーは俺と一緒に突撃するぞ!今天草が理子からメールで
今来たって話だ!!」
突っ込むぞと言った瞬間にポーナは走って行った。
そして残った面々は・・・中に突入していった。
「ようお前らとシー君!よく来たね~~!!」
理子がそう言うと全員が身構えている様だったのでキンジは全員に向けてこう言った。
「今報告があったが・・・自衛隊と警察の実働戦闘部隊も準備出来ているようだ、
最悪俺達はここで武偵法を違反するかもしれねえから・・・気を張れよ。」
全員がそれを聞いて顔を強張らせていると・・・キンジが行くぞと言った瞬間に全員が頷いて・・・中に入るとキンジがこう言った。
「よう久しぶりだな・・・緋緋神!」
「ほう・・・久しぶりねエ・・・遠山侍!」
次回は多分・・・戦闘。