混弾のキンジ   作:caose

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 第二巻はこれにて終了です。


話し合い

 ボーカルの不知火とギターを演奏しているキンジ、そしてドラムを叩いている

天草によって・・・アドシアードの閉会式が執り行われた。

 壇上ではアリア達チアリーダーに扮した格好を着ているがその中に一人・・・

追加の人材が混ざっていた。

 その人間は・・・。

 「で・・でもやっぱりこんなの」

 「あーもう!ここ迄来て言ってんのよ!!ほら出るわよ『白雪』!!」

 そう・・・白雪が加わっているのだ。

 元々オファーがあったのだが星伽の家の仕来りにヨって遠慮していたらしいが

今回の事件の責任の一環と言う訳でSSRの教師の許可も得られてしまったがために

ここにいる。

 然し踊っている彼女たちはキンジにとって・・・悪夢でしかないのだ。

 HSRにならない様に配慮しなければならない為に音楽に

集中しなければならないのだ。

 そんな中で・・・彼女達のポンポンを拳銃の空砲で散らばして

花吹雪が舞った処で終了となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「よう、キンジ。これから打ち上げあるんだけどよ?一緒にどうだ」

 武藤がそう言うがキンジはこう返した。

 「悪い、俺今からダキュラの綴先生に呼ばれてんだ。」

 「はあ!?お前何したんだよ尋問のプロに呼び出されるって・・・

心を燃やして強く持てよ。」

 「何怖い事言ってんだ!」

 キンジはそう言って天草にも話すと天草はこう答えた。

 「分かりました、松葉さんにも言っておきますけど・・・何も起こさないで

下さいね?」

 「俺がいつ問題起こしたんだ?」

 「え?女性関係だと何時も」

 「じゃあ行ってくるぜ!」

 キンジはそう言って出て行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ダキュラは取調室がある為この学園内では実演と演習用に使われているのだが

今キンジは中に入って目の前にいる少女・・・30代目ジャンヌダルクと真ん中に

綴先生が同席している感じで入っていた。

 あの後逮捕されて取り調べる際にジャンヌダルクは条件としてこう提示した。

 『条件として遠山キンジと取り調べに同席してもらいたい。』

 そう言われて今いるのだ。

 そしてキンジは先ずはとこう聞いた。

 「取敢えず聞くがジャンヌダルクは襲名時の名前と思って良いか?」

 「ああ、そうだ。」

 「ならお前の本名を聞きたいんだが。」

 「本名か・・・既に捨てた身の上だ。ジャンヌダルクと呼んでくれても

構わない。」

 「・・・分かった、ジャンヌ。お前ら『イ・ウー』は何の組織だ?」

 「我ら『イ・ウー』は互いの技術を盗みあい、学び合う我々全員が教師でもあり生徒でもある。」

 「まるで学校だな・・・それじゃあ『プロテキシオン』は誰だ?ボスの名前は」

 「・・・知らん。」

 「・・・は!?あったこと位あるだろう!?」

 キンジは大声でそう聞くがジャンヌはこう答えた。

 「私は会っていない。会えるのはナンバー2の『ブラド』だけだ。」

 「『ブラド』・・・そいつは何処にいる?」

 キンジはそう聞くがジャンヌはこう答えた。

 「其れも知らぬ、知っているとするなら奴は隠れることに関しては天才的だ。

狼を使って情報収集すると聞いている。」

 「狼ね・・・じゃあアジトは何処だ?」

 世界中に何か所ある?とそう聞くとジャンヌはこう返した。

 「私達のアジトは移動式だ。各地を転々とし、テロリストや裏組織、

国家の中枢から資金提供されている。」

 「まるで何でも屋だな・・・じゃあ攫った超偵は何処にいる?」

 「其れは『ブラド』の管轄内だ。私は実働しただけに過ぎん。」

 「詰まる話分からないって意味だな?」

 「そうなるな。」

 そうかとキンジは溜息ついていた。

 攫われた超偵達の居所は不明。

 アジトも不明で然も国も関与しているとなれば捜査は難航するだろうなと

そう思っているとキンジはこう聞いた。

 「それじゃあもう一つだが何で俺が相席限定で今のを教えたんだ?」

 ジャンヌは恐らく実働部隊でいなくなっても想定内という程度の人材であろうと思ったキンジはそう聞くとジャンヌはこう答えた。

 「簡単な理屈だ・・・貴様に興味が湧いたからだ。」

 「興味?」

 「戦士たるもの自らを倒した人間の名を聞くのは当然の理屈だ。そしてお前は

私を組み伏して倒した。超偵である私に対して、本気で戦った私に対してだ。

だからこそ知りたいのだ。貴様が何者なのかを・・・間近でな。」

 「お前が俺を間近に見る機会なんて」

 「ああそう言えば司法取引でこの子武偵校に入学してアンタと同じ

インケスタになるから。」

 「もうねえって・・・はあ!?マジかよ!!」

 「そんでお前今日からこの子の監視役として同居って事になっているから

そこんとこ宜しくねえ。」

 「ふざけんな!そもそも俺がいるのは男子寮だし女史が入れるわけ」

 「そういうと思って今引っ越し業者がアンタらの為にこの島にある

ワンルームマンションに引っ越しさせたから後は宜しく~~。」

 「何時の間にって決定事項かよ!!」

 「ああそれとお金は警視庁と法務省が前金で払わせたから気兼ねなく

寛いどいてねエ。」

 そんじゃと言って出て行く綴を見て八方塞がりかよと思っていると

ジャンヌはキンジに向けてこう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 「今後不自由かもしれないが・・・不束者ですがよろしくお願いします。」

 「それ違う意味!!」

 頭を下げるジャンヌを見てキンジはツッコミを入れるがもう駄目だと思いながらこう考えていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「(俺の学生生活と一人暮らしはアリアに関わった時点で

終わってたのかなあ。)」

 そう思いながら天井を見つめている・・・キンジであった。




 次回は第三巻から。
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