「イタリアって・・・何でいきなり・・・!」
キンジはそれを聞いて驚いていた、イタリアの武偵校は全ての武装探偵と言う
組織においての始まりの場所であると共にそこにいるのは全員がエリートクラスで大勢の
武偵にとっては正に聖地とも言われるような場所なんで自分がと言うと高天原先生が理由を説明した。
「君は今迄日本や他国に於いてのテロや事件を防いできたわ、その力に加えて解決した
案件の全てが国内国外問わずの問題的勢力だったことから君の留学が決定されたわ。
勿論日本の武偵局は君の様な実力ある子を他国に送る事に忌避感を持っているようだけれど君が国外に出る事で日本の武偵としての質の良さをアピール出来る事に加えて既に
アメリカとロシアでもその実力を見せつけてるわ、だったら君の今後のスキルアップとかを考えた方が良いと思うけど私は君の意思でどうしたいのか聞きたいの。」
高天原先生の言葉を聞いてキンジは項垂れるように考えていると高天原先生は
キンジに向けてこう言った。
「これは君にとって重要な進路よ、本当なら1か月は考えさせてあげたいんだけど
向こうの事情もあるしあっちでの環境に慣れさせないといけないからそうねえ・・・2週間時間を上げるわ。内容次第で私は君の生活環境のサポートを行えるように準備するわ。」
話はこれだけよと言うとキンジは高天原先生に向けてこう聞いた。
「あの・・・一つ宜しいでしょうか?」
「何かしら遠山君?」
「・・・もし俺が受けるって話になると金龍はどうなりますか?」
天草が隊長に変わって其の儘ですかと聞くと其れねと言ってこう続けた。
「そうなると思うわ、それに『バスカービル』・・・神崎さんと星伽さんが欠けた今
メンバーについて今議論されてるから先生そっちも考えなきゃいけないのよねえ。」
はあと溜息付いていた、武偵校にとってアリアの存在は正に爆弾その物の様であった。
今迄ならば仲間が死んだとしても事故とか戦死であったがために他にチームに
加える事とかが出来ていたのだが今回は違う、片や仲間殺しでもう片方は殺された方。
この状況で他のメンバーが残った面々を加えてくれるのか疑問が残ってしまうこの状況で果たしてどうするべきなのかと悩んでいるようだ。
それを聞いてそいつはとキンジも思う所がある中で高天原先生に向けてキンジはこう言った。
「それでは先生、俺は失礼いたします。」
「はい、ちゃんと考えて下さいね。」
また2週間後にねえと聞こえて其の儘去ろうと考えていた、神崎に巻き込まれた形で
始まったイ・ウー・極東戦役・そして今回の事件と色々と起こった中で今度はイタリアと厄介事が増えるなあと思って一度外の空気を吸うかと思って今だ小雨だが雨が降る中で
休憩所に向かって行くと・・・殺気を見つけてキンジは振り向いた瞬間に
目にしたのは・・・
・・・・・二丁の拳銃を持つイギリスで眷属側の傭兵をしていた炎刀・銃の使い手が
見えた瞬間に銃弾が放たれたのだ。
「ぐお!」
キンジは被弾覚悟で防弾制服で防御すると机を蹴り飛ばして拳銃を取り出して
攻撃するか否かを考えていると・・・足音が聞えたので今度は何だよと思って見てみるとそこで目にしたのは・・・
・・・・・同じく拳銃を構えた不知火を見てキンジはぞわっと何かの第6感を
感じ取って拳銃を向けた瞬間に不知火はそれを蹴り飛ばすとしまったとキンジは
そう言って植木の陰に隠れると不知火はキンジに向けてこう言った。
「投降してくれないかい遠山君、僕は君を撃ちたくないんでね。」
「撃ちたくないか?ああ俺もだったよ・・・今迄変だった、お前が俺とアリアを
繋げさせようとしていた。当人同士の事情に何でと思うが一つ心当たりがあった!お前シャーロックホームズからナニカ情報を貰ったか?」
「・・・・・」
「俺と組まさなきゃアリアは緋緋神に取り込まれるって分かってたから
俺とアリアを繋げさせようとしたが計画は失敗続きだしそもそもあいつと組んで
うまく行く保証があったか?」
「・・・・・・」
「無いだろうな?仲間を奴隷とか言っている時点でそれは仲間じゃねえ・・・
只の上下関係だ。自分以外を信じない奴は何したってワンマンプレーが
目立つからこそああなっただけだ。」
そう言いながらキンジは懐にアル携帯電話を操作している様な感じであったが・・・
不知火はキンジに向けてこう言った。
「無駄だよ遠山君・・・
・・・・・・ダイアナさんはここには来ないよ。」
「!・・・手前不知火アリアに続いて手前もか!」
キンジはそう言って靴の片方を脱ぎ捨てるかのように投げるがそれを銃で阻害されるもキンジは囮だと内心そう思いながら走ってこう思っていた。
「(ここじゃ手狭過ぎるし武器がねえ・・・ここは戦略的撤退)」
そう思って外に出た瞬間に更に・・・数名の人間が左右で立ち塞がっていた。
詰襟の美少年
かっちりとスーツを着た細身の男性
和服を着た丸坊主の男性
その3人を見て不味いと思っていた。
「(こいつら全員半端ねえ程強い!)」
そうお思いながらなんとかここから逃げ切る方法を考えていると・・・背後から
ぞくりとまるで人ではない感触を感じたキンジが振り向いた先にいたのは・・・
オーカー色の長めのトレンチコートを着た大男が階段から降りてきたのだ。
「・・・ここは化け物の博覧会かよ。」
キンジがそう呟くと男は懐から煙草を取り出してライターで火をつけると
キンジに向けてこう言った。
「遠山キンジか、成程それなりの修羅場を超えた実績を持っている事は伺えるが
それでもまだ学校って言う鳥籠で見る景色しか見たことねえ奴だが磨けば間違いなく
1級だ。」
そう言うと男は残念だがと言ってキンジに向けて1枚の紙を見せた。
それは・・・逮捕状であった。
「東京地検特捜部の『獅堂』だ、遠山キンジ。1100,殺人容疑で逮捕する。」
『獅堂』はそう言ってキンジに向けて・・・桜代紋が刻印された超硬合金製の
手錠を付けられたのだ。
次回は22巻からです。