「逮捕だと・・・殺人って神崎の1件は武偵局には許可が下りていた!調査すれば
分かるはずだろうが!!」
キンジが獅堂に向けてそう言うが当の本人は何も言わずにキンジを立ち上がらせて
外に無理やり出そうとしていると不知火がキンジの隣に立つとこう言った。
「ごめんね遠山君、けどこれは君の為でもあり仲間の為でもあるんだ。」
巻き込ませたくないんでしょと言うのを聞いてああそうかよと言ってこう返した。
「手前がどんだけクソッタレなのがよく分かったぜ、まさか炎刀を持っていた
眷属側の傭兵がお前らん所にいるとはな。」
どこまでが手前らの筋書きなんだと言うが不知火は何も言わずにキンジと共に
着いて行くのを・・・
・・・・・一人の金髪の少女が目撃していた。
「おいおいおい何だよこれって・・・!と・・・とにかくこの事『あかり』達に」
そう言って走り出す少女・・・『火野 ライカ』は走り出すと・・・駐車場の隅から
ある少女が見えた。
「おいアンタ大丈夫なのか!」
『ライカ』がそう言うと少女・・・ダイアナが目を覚ますと『ライカ』に
向けてこう言った。
「ご・・・ご主人様が・・・危ない・・・!」
「ご主人って誰か分からないけど取りあえず医療班」
「その前に・・・電話を・・・天草に・・・仲間に連絡を・・・。」
「連絡って・・・何があるんだよ?」
『ライカ』がそう聞くとダイアナはこう答えた。
「ご主人様・・・キンジ様が・・・『公安0課』に・・・不当逮捕されます・・・
奴らは神崎さんの・・・母親を・・・不当逮捕した・・・連中・・・です!」
「アリア先輩の母親を不当逮捕したのが公安って・・・ああもう誰に
連絡すりゃあ良いんだよ!」
完全に積みじゃねえかって言うとダイアナは携帯電話を『ライカ』に手渡して
こう言った。
「既に・・・天草さんに・・・繋がってます・・・仲間を呼んで・・・松葉さんに・・ご主人様の・・・携帯電話・・・位置情報・・・それと・・・これを。」
そう言ってダイアナは『ライカ』にある紙を見せると何だよこれと『ライカ』が
そう聞くとダイアナはこう答えた。
「不知火様からの・・・お手紙です・・・書かれているのは・・・
・・・・・警察庁と検察庁両監査官の電話番号とコードネーム・・・それで警察は
動かざる負えません。」
そしてキンジはと言うと其の儘車に乗せられて何処かに連れていかれてた、何せあの後真っ黒の・・・視界0クラスのどこも見えない特殊なサングラスを付けられて其の儘・・何処かのビルに連れていかれた。
そしてキンジを其の儘連れていくと獅堂はキンジのサングラスを取り外すと
こう言った。
「へえ、確かによくみりゃあ似てるな。金叉にな。」
「・・・どうして父さんの事を知ってるんだ?」
キンジがそう聞くと獅堂はこう答えた。
「あいつも俺達・・・公安第0課にいたんだ、まあ今やそこは
無くなっちまったがな。」
「無くなった・・・ああそうだったな、この間の選挙で大敗しちまったな。」
「まあな、そのせいで俺達は地方検察に降っちまったよ。」
「それで?何で公安が俺を不法逮捕するんだよ何が目的だ??」
キンジがそう聞くとああこれなと言ってこう続けた。
「お前がイタリアに行くのを阻止するためだ。」
「・・・・は?」
何でそんな事をと思っていると・・・獅堂はこう答えた。
「手前みたいな重要な力を持っている奴を海外に出すのを阻止するためだ、
あの緋緋神然りイ・ウーの連中然りだ。」
「!」
キンジはそれを聞いてまさかという表情をすると不知火が前に出てこう言った。
「そうだよ遠山君、イ・ウーが日本で暗躍していた際に放置していたのは彼らの技術を手に入れる為。そして君がイ・ウーの人間を逮捕したり味方側にした際の司法取引は
僕達が先導させたんだ。そして何よりも・・・神崎さんの母親を不当逮捕させたのは
僕達が・・・僕達公安0課と一部の警察の強硬派閥のせいなんだよ。」
「手前ら・・・手前らが・・・手前らがーー!」
キンジはそれを聞いて立ち上がろうとすると近くにいた炎刀を持った少年が
組み伏せるがキンジは獅堂に向けて大声でこう続けた。
「手前が!手前らが!!手前らが神崎をこの国に引き込んだばかりに白雪は・・・
あいつは・・・星伽神社も・・・何もかも手前らが!?」
そう言ってキンジはまるで・・・人間に対して初めて持った殺意を籠った目で
そう見ると獅堂はへえと言ってこう続けた。
「良い目をしているじゃねえか?だが手前がこの国にいる事は必須事項なんだ、
それに何よりも手前が・・・緋緋神をぶっ殺しちまったもんだからこの国の
防衛のために手前の力は必要なんだ。もし手前が断るってものなら・・・
・・・・・今度は手前の仲間が不法逮捕されるぞ?」
「!・・・手前俺だけじゃなくて天草達迄もか・・・!!」
「そうだ、だからさあ。今すぐ学校に行ってイタリア行きをキャンセルさせて貰うぞ?させなきゃ手前の二の舞が増えるぜ?」
獅堂の言葉を聞いて手前らと思いながらこの状況を打開する策を考えていると・・・
炎刀を持っている少年が何かを感じて外を振り向いた瞬間に・・・何と車が
突っ込んで来たのだ。
「はあ!?」
キンジは一体何なんだと思って振り向くとそこで目にしたのは・・・
・・・・・車に乗っているクリスとミシェラと・・・ハンさんであった。
次回は突入時の事。