混弾のキンジ   作:caose

258 / 299
 誘いを受けます。


誘いを受けて

 ーー山根 ひばり

 その名刺の名前を見てキンジはあの事を思い出していた、あの当時・・・

アンリベール号の事を記事にしたことであの問題がエスカレートしたのだ。

 「あの当時は私は事実と問題提訴しか書かなかったわ。」

 「事実だと・・・あの時兄さんは大勢の人間を救った、それに俺達武偵は神様じゃねえ

人間だ。出来る事と出来ない事をごっちゃにしたよなお前ら?」

 「貴方・・・あれ最後まで読まなかったの?」

 「読むと思うか?家族の事悪く書く奴の内容を。」

 キンジはひばりに対してジト目でそう言うが当人は何を言ってるのかしらと

思わんばかりの目つきでこう返した。

 「貴方は記者と言う物を誤解しているようだけれどそれでどうなの?取材を

受けてくれるの?くれないの??どっち。」

 ひばりがそう聞くとキンジは暫く考えて・・・こう答えた。

 「生憎だがそれは政府でも暗部扱いだ、其れを公表すれば・・・お前はこの世から

消されるぞ。」

 「生憎だけどこの情報社会のご時世、情報を遮断しようだなんて無理な事よ?私達は

脅しにも権力にも屈しない。それがジャーナリストよ。」

 「お前はこの世の中の表でしか見ていない、お前の言う情報社会も政府が本気を出せば

一つや二つは消せれるんだ。悪いことは言わねえ、好奇心は猫をコロス。お前も命が

惜しければ・・・これ以上踏み込むな。」

 キンジはそう言ってひばりから・・・離れていった。

 するとひばりはそれを見ながらこう呟いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「見てなさい・・・絶対に明らかにしてあげるわ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「はああ・・・どうしようかなイタリア語・・・。」

 どこで習おうかなと思いながら家に辿り着くと・・・ある人間が見えた。

 「ボナセーラ(( ゜▽゜)/コンバンハ)キンジさん、今夜はイタリア料理をするので待っていて下さい。」

 そう言うローマイヤを見て・・・・キンジは「あ」、と言ってこう続けた。

 「そういやあローマイヤさんはイタリア語出来てたな。」

 「モーイ、其れだけではなく既に25か国語は出来ますよ?幾つもの国に行くのが

シスターのお仕事の一つですから。」

 それを聞いてキンジは・・・一目散にローマイヤの手を握るときゃっとローマイヤが

小さく言ってこう続けた。

 「あああああのキンジさん私まだ心の準備とかその今日のその・・・あうううう

主よ私の穢れを許したまえ!」

 最後にローマイヤはそう言って何時でも覚悟決めましたよと言って目を瞑るとキンジはローマイヤに向けて・・・こう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「俺にイタリア語教えてくれませんか!」

 「・・・・・・はい?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その後説明を聞くと私の覚悟とは一体と思いながらもローマイヤはキンジに対して

イタリア語を教えながら時間が経つのを感じて暫くすると・・・白峯から電話が

掛ってきたのだ。

 「白峯?どうした??」

 キンジがそう聞くと白峯が電話の向こうでこう言った。

 『ねえ、この間君は私に2つ分借りがあるわよね?』

 「・・・今返せってか?」

 『そうよ?今度の日曜日どうかしら?実は新しく出来たビルがあるんだけど

そこで買い物するからそこで会わない?』

 「新しくできたビル?どんな所なんだ??」

 『うん、そこはね?嶋乃さんや茶山さんの家が新しく造った店がオープンするのよ。

皆で集まってオープン記念パーティーに出席するからどうかしら?』

 その言葉を聞いてキンジは暫く考えていると・・・白峯に向けてこう言った。

 「そんじゃあ・・・それでいいぜ。」

 『了解ヨ、向こうじゃあドレスコード必須って言うからスーツか武偵校の

正式制服を着てから来てね。』

 皆待ってるからねと言って電話を切るとそうだなあと考えて・・・こう言った。

 「そんじゃあ先ずは・・・黒制服の準備だな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして数日後、キンジは黒制服を着こんで待ち合わせ場所として指定された

バス乗り場に辿り着くと暫くして・・・黒塗りの車が現れると窓が開いて

出てきたのは・・・白峯であった。

 「はあい遠山君、久しぶりね。」

 「よう、それがお前のドレスコードって奴か?」

 「まあね、あら遠山君も良い服じゃないの?」

 白峯がそう言うとああこれなと言ってキンジは乗るんだよなと思っていると白峯が

手招きして・・・キンジが中に入るとキンジは白峯の服を見て驚いていた。

 白いドレスで胸元が大胆に露出しているそれを見てキンジは顔に目を向けていると

ふふと白峯は笑みを浮かべて其の儘・・・キンジに抱き着いたのだ。

 「!!」

 「あら?緊張しちゃダメヨ??向こうに着いたら皆が待ってるんだから。」

 「そ・・・そうか・・・じゃあ聞くがそのビルって一体何なんだ?」

 キンジは心を安定させようとしていると・・・白峯がこう答えた。

 「うん、一般人用とプレミアム会員それぞれの専用棟で分かれているモールよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ここかよ。」

 キンジはそう言って目の前の店舗を見ていた、端から見れば只の巨大な

ショッピングモールの様に見えるが隣の棟はまるで美術館の様な佇まいを誇る

それを見ていると白峯はキンジに向けてこう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ようこそ!ツインモール『ガルダ』へ!!」




 次回はガルダに入って。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。