混弾のキンジ   作:caose

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 護衛艦潜入です。


潜入

キンジはあの後ハンから譲ってもらった車に乗り込んで武偵校生徒のロジ関連で

航海訓練用に使われる桟橋に辿り着くとそこで目にしたのは・・・既に不知火が

待機していた・・・何やら荷物を持ってだ。

 「・・・随分と荷物が多いイが何処か行くのか?」

 キンジが疑い深そうにそう言うとああこれねと言って不知火はこう答えた。

 「ああこれね、実は僕・・・ここを出る事になったんだ。元々僕は君の監視と言う名目で武偵局から送られてたんだ、君入学試験で現役倒したからね。」

 「ああ・・・そう言う事か。」

 キンジはそう言って入学試験のことを思い出したがすると暫くして・・・

海中から巨大な影が見えて出てきたのは・・・潜水艦であった。

 すると出入り口が開くと・・・不知火が荷物を持ってこう言った。

 「さあ行こうか、この国を守るためにね。」

 「ああ・・・俺にとっては多分日本でやる最後の武偵としての仕事だがな。」

 キンジはそう言って中に入って行ったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「お初めまして武偵生徒の皆様、私がこの潜水艦の艦長『海江田 四郎』だ。」

 そう言って出てきたのは・・・物腰が優しそうな男性であったが・・・

ナニカ可笑しいと思っていた。

 キンジは其れが何なのか分からなかったがキンジは取りあえずと言って状況を

確認した。

 「一体何があったのでしょうか?」

 「うむ・・・では説明しよう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 2200 通常ならば定期連絡があるはずなのだが基地からの定期連絡が途絶えた。

 2211 可笑しいと気づいて部隊を出動、その際に通信で伊藤 マキリが

関与している事実が発覚

 2212 自衛隊全部隊に緊急配備命令発令

 2219 護衛艦『はるぎり』が発進

 「現在の時刻は2316、我々はまず潜水艦を使って内部に侵入。部隊を使って護衛艦『はるぎり』を制圧する、更にその後伊藤 マキリを捕縛または殺害が許可されている。もし此の儘船舶を奪われて何処かでテロ活動をしようとするものなら我が国は

テロ擁護国家と見做されるだろう・・・其れだけは断じて阻止しなければいけない!

我々は国民から財産と自由と尊厳を守る軍人であり逆賊ではあらず!!敵伊藤 マキリとその一派を打倒しこの紛争を紛争として終わらせる!?」

 『おおおおおおおおおお!』

 その言葉に自衛官達が了承と言う雄たけびを上げてそれを聞いたキンジ達は・・・

『はるぎり』に向かって行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「まもなく『はるぎり』の直下、小型艇発進準備完了。」

 「既に突入部隊の準備完了、各員戦闘配置。」

 「・・・例のアレはどうだ?」

 『海江田』がオペレーターに向けてそう聞くとオペレーターはこう答えた。

 「大丈夫です、あれを動かすコードを知っているのはこちらです。其れとですが

潜水艦の方も・・・『予備』がまもなく合流地点に辿り着きます、我々は例のアレと共に『島』に向かって航行し・・・『N』との裏の戦争に力を注ぎます。」

 「これで・・・彼を除いた全員が幽霊となって護国の侍となる、まるで・・・

お伽噺に出てくる勇者のようだね。」

 「あはは、『N』が魔王ならば我々は勇者ですか?ですが勇者は国に帰れます。だけど我々には帰れる家など等にありません・・・覚悟は出来ております。」

 オペレーターの言葉に『海江田』はそうかといって小型艇に目を向けた、まるで・・・最期の記念とでも言うのであろう名残惜しそうにであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 小型艇が護衛艦『はるぎり』のすぐ側に付いてマグネット式ワイヤーシステムを

起動させて上に上がって行きキンジ達も上に上がって目にしたのは・・・誰もいない

甲板であった。

 『こちら艦橋、確認取られましたが誰もいません。システムは既に奪還済み、現在艦内最下部ブロック迄部隊を送っております。』

 「・・・不気味だな。」

 キンジはそう言って不知火と共に抜き足で進んで言ってる中自衛官を数人ほど見たが

全員が・・・失神していた。

 「麻酔ガスを使ったようだね?まだ匂いが残っているようだけど僕達も

巻き添えを喰らう事はなさそうだね。」

 不知火はそう言ってキンジと共に歩いて行くと・・・艦橋にいる部隊から

通信が入った。

 『こちら艦橋!敵一人を確認!!これより無力k』

 『な・・・何だこいつの強さは!化け物』

 そう言って兵士たちの声が途絶えるのを聞いてキンジは畜生と思いながら不知火と共に上に上がって行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 キンジ達が辿り着いたのは薄暗い白色灯が付いた戦闘指揮所(CIC)であった、そしてそこにある映像データからある物が見えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ーー右舷1番水中発射管攻撃準備完了

 ーーターゲットリンク正常

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ターゲット・・・何処だ。」

 キンジはそう言って何処なのかと探そうとすると不知火が操作して見つけたのは・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・総理大臣が乗っている個人用シップのIDであった。

 「・・・冨山総理だ、伊藤 マキリや第0課が解体された原因をここで殺す気だ。彼は今迄多くの諸外国との関係を持とうとしているから・・・対外的排他的だったマキリとは真逆の存在だね。」

 それを聞いてキンジはマジかよと言ってこう続けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「首相暗殺・・・ある意味不味い案件だなこいつは。」




 次回は 伊藤 マキリと出会います。
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