「あんたは一体誰だ?」
キンジは目の前にいるどう見てもお嬢様みたいな髪形をした少女に向けてそう聞くと
オルガマリーがキンジに向けてこう言った。
「彼女はロゼッタ・ベレッタ、ロジの三年でAランク。ベレッタ銃火器工業の
社長令嬢よ。」
「ベレッタ・・・そういやあ俺が使っているこいつもベレッタ・・・あんたの所の
会社か。」
「あら貴方もそれを扱っているのね?まあそれは既に旧式扱いのですが・・・
面白くありませんわね?そんな野暮ったい物を扱うだなんて?」
「お生憎だがこいつのお陰で俺は今迄助かっているんだ、それに・・・あんたはこの銃がどういったものか理解していないようだがこいつは確かに型式は旧いが
俺を守ってくれてたんだ・・・野暮ったいのは武器にとっては最も当たり前の物だし
それすら分からねえ奴が何で武偵としているのか訳が分からねえな。」
「・・・何ですって・・・!」
それを聞いてロゼッタが何やら怒りを見せているといい加減にしなさいとオルガマリーは2人の間に立ってこう言った。
「こんな所で何喧嘩をしようとしているのかしら?貴方達は世界の中でも最も強豪の
イタリア武偵に所属しているのよ??その面々がこんなアホナことで戦う事する
必要はないわ。」
「・・・そうですわね、そんなちゃちな旧い武器を扱う武偵がSランク武偵なんて
ありえませんわね。」
まあそれもと言ってロゼッタはキンジに向けて・・・人を見下す様な表情でこう言った。
「そんな武器を扱わなきゃいけない人間がSランク武偵だなんて所詮は島国の
人手不足何でしょうねえ。」
それを聞いてキンジは・・・ぎろりと睨みつけた瞬間に空気が変ったのを感じて
生徒全員がびくりとするとロゼッタはひぃいいいいい!と腰を抜かして座り込むがキンジは其の儘そんな倒れこんだロゼッタに近づいてこう言った。
「おいお前・・・今何言ったんだ?」
「あ・・・あ。」
「島国の人材不足なあ・・・じゃあ今それを見ているお前は俺が弱いと
思っているで良いか?」
「・・・・・・・きゅ~~。」
ロゼッタは其の儘倒れこむと同時に・・・ウエイバーが入ると何があったと聞くが
周りの状況と・・・ロゼッタが泡拭いて倒れているのとキンジの空気を見て
成程なと言ってこう続けた。
「誰かロゼッタを医務室に運んでおけ、授業など出来んだろうからレポート課題を
出させる。」
「ああ・・・・はい!」
「キンジ・トオヤマ。」
「はい。」
「後で話を聞こう、職員室に来るように。」
「・・・・・はい。」
「オルガマリーもだ、お前には中立的立場で話を聞きたい。」
「分かりました。」
「では・・・授業を始める。」
ウエイバーの言葉と同時に講義が始まった。
「成程な、あいつがそのような事を・・・あいつはイタリア武偵の武偵校・・・
つまりは純粋な入学者だがあれにはもう一人妹が所属しているがそいつは
Sランクのアムド・・・だったんだ。」
「Sランク・・・俺と同じって年齢もじゃねえか?今そいつは何やっているんだ??」
アムドだからどっかの兵器工場に向かってるのかと聞くといいやと・・・ウエイバーはキンジに向けてこう答えた。
「去年のテロ事件の際にテロ組織が使っていた銃火器が・・・ベレッタの妹である
『ベレッタ=ベレッタ』の製造した試作段階の拳銃が使われたんだ。」
「!」
キンジはそれを聞いて驚いていた、『ベレッタ=ベレッタ』と言う人間が
製造した試作段階の拳銃を一体誰がと思っているが問題はそっちではない・・・
その人間が製造した武器によって・・・死者が出た事だ。
「死者27人、負傷者91人の大規模テロだった。そしてそれらは
彼女の責任として彼女はEランクに落とされたんだ、だがここで一つ
私はある疑問を感じた・・・其れが何なのかは君も分かっていると思う?」
何だと思うと聞くとキンジは初歩的だなと言うとこう答えた。
「犯人が何故未発表の新型銃を手に入れれたのか・・・その犯人が
内部犯である事だろ?」
「その通りだ、だが捜査をする前に手打ちとしてベレッタ社は打ち切られた。
そしてその後会社の跡取りの有力候補として名を上げていた『ベレッタ=ベレッタ』からロゼッタに変わったのだが・・・奇妙だとは思わないか?」
ウエイバーの言葉を聞いて成程なと思っていた、何故自身がイタリア武偵校に
入れるようにしたのかと思っていると・・・其れが理由だと感じたのだ。
「俺にベレッタ社の内部犯を洗い直して欲しいって事か?」
「その通りだ、うまく行けばあのテロ事件での重要参考人を引っ張り出せそうだ。」
それを聞いてキンジは成程なと感じて・・・こう答えた。
「了解した、俺が出来る事なら何でもやる。」
「よろしく頼もう、依頼料は後程出すことになるが・・・一つ言おう
キンジ・トオヤマ。」
それを聞いてキンジは一体何だろうと思っているとウエイバーはキンジに向けてこう言った。
「この事件には裏がある・・・其れも何か言い表せないような裏事情がな。」
気を付けておけと言うとキンジは了解したと答えて其の儘オルガマリーと共に出るのを見届けて・・・ウエイバーは電話を掛けた。
「私だ、フラットとスヴィンにウエイバーから電話が来ていると伝えて欲しい。
少々お前達の力を貸して欲しいと伝えて欲しい。」
次回は・・・ティグルと出会います。