翌日からテストが始まった。
午前中は立て続けに一般教科の筆記テスト(ジャンヌ立ち合いの元での勉強の結果成績は何とか。)を終えると昼食後はスポーツテスト。
八種目全てを終わらせたキンジ達はテスト会場でもある第2グラウンドの隅で
座り込みながらこう喋っていた。
「それにしても今日は平和ですね。」
「全くだな、俺もこう言う日常であって欲しいな。」
「其れはそうとだけどよ・・・大丈夫か松葉?」
「・・・・・・」
「正に死人だな。」
ジャンヌはそう言って倒れている松葉を見下ろした。
正直な所俯せになって寝ているのでむにゅりと育ちの良い胸が形を崩しながら
見えているのでキンジは極力見ない様にこう聞いた。
「お前本当に体力無いんだな。」
「・・・煩い。」
「ならば私が鍛えてやろう、毎日8キロのランニングをすれば来年頃には」
「そんなのやったら私死ぬわよ!!」
「あ、元気になった。」
カイズマスは松葉の声を聴いてそう言うと天草がこう言った。
「夏休みが終われば我々は此の儘チームを組んだとするならポジションは
どうするか話し合いませんか?暇ですし。」
「そうだな。」
キンジはそう言ってどうするかと話している中でそういえばとキンジは
こう言った。
「次の生物って確か『小夜鳴』先生だったな。」
「ああ、そういえばそうだったな・・・
あの先生よくこんな学校に入れたよな。」
カイズマスはそう言って遠い目をしていた。
小夜鳴とはアンビキュラム(救護科)の非常勤講師をしている遺伝子学者だ。
未だ20歳なのに海外の大学を飛び級で卒業するほどの秀才でイケメン。
まるでトレンディドラマに出てくる美青年で聖人の様な性格で礼儀正しく
誰にでも敬語と言う武偵校では最も珍しいタイプの教師である。
「確かに・・・一体どんな経歴があるんでしょうね?」
「本当よね・・・そう言えば噂だけど聞く?」
「「「「?」」」」
全員松葉に耳を傾けて何だろうと思っていると松葉はこう答えた。
「小夜鳴先生の部屋に入った生徒が・・・何故か分からないけど倒れることが
よくあるって。ネットだと生徒に何か実験してるんじゃないかって噂だけど
本当なのかどうか。」
それを聞いて全員う~~んと唸っているとキンジとジャンヌはこう言った。
「それじゃあ俺達テストがあるからこれで。」
「そうですか、こんばんはカレーライスにしようとかと思っているのですが
ジャンヌさんはカレー如何です?」
「所望する、体を動かすとカロリーが必要だ。」
「分かりました。」
天草の言葉を聞いて2人は生物のテスト会場に向かって行った。
『『『『小夜鳴先生ーー!!』』』』
キャアアアアアアアア!!と黄色い声援が響く中でキンジとジャンヌは
一番後ろの席に座りながらこう言った。
「それにしても本当に人気者だな、小夜鳴先生は。」
「・・・・」
「どうしたジャンヌ?」
「いや・・・何だか嫌な気配がしてな。」
「?」
キンジはジャンヌの言葉を聞いて何だと思っていると・・・
後ろから声が聞こえた。
「ダーリン♪」
理子がそう言ってキンジの左隣(右はジャンヌ)が座るとキンジがこう言った。
「何でここに座るんだよ。」
「良いじゃん良いじゃん、そう言わないでさあ。」
そう言っていると・・・今回のテストでもあるDVDが流れ始めたのだ仕方なくそっちの方に視線を移そうとすると・・・ムニュンと柔らかい物体が
キンジの左腕に当たった感触がしたので何だと思っていると・・・。
「・・・・・(*^▽^*)。」
理子がキンジに抱き着いていたので・・・足を思いっ切り踏んだ。
「!!!!!!」
理子はギャアアアアアアと言う表情をしながらキンジに離れると・・・
地に戻ったのか小さな声で声色変えてこう言った。
「手前、良い度胸してるじゃねえか!?」
「こっちは真剣に勉強してるんだからお前も離れろ。」
「け!つまらない奴だぜ。まあ良いさ、お前とは話しなけりゃあ
いけねえからな。」
そう言って少し離れる理子を見てジャンヌに向けてこう聞いた。
「何だったんだアイツは?」
「・・・さあな。」
ジャンヌはそう言って互いにテストを再開した。
因みに妨害があった部分はジャンヌが予め作ったカンニングペーパーを
使わして貰った。
「雨か。」
「降っているな。」
キンジとジャンヌは互いにそう言って空を眺めていると・・・松葉がやってきてこう聞いた。
「あんた達傘ないの?」
そう聞くと2人はそうだと頷いてどうするかと言っていると松葉がこう答えた。
「だったらこっちの傘貸すからあんた達使いなさいよ、
私は予備用の傘使うからさ。」
松葉はそう言って鞄から小型の傘を出して大きいほうを
キンジとジャンヌに渡すとジャンヌはこう答えた。
「・・・ならば私がそっちの小型を使おう。」
「は!?」
「?」
キンジはジャンヌの言葉を聞いて何でと思っているがジャンヌはこう続けた。
「私は少し離れてやるからな、・・・それにお前はな。」
「/////////」
松葉はジャンヌにまさかと思って顔を赤くしているとそれじゃあといって松葉の傘を取ってキンジと松葉の2人は相合傘にさせるようにした。
「・・・一緒に来るか?」
「・・・・うん。」
松葉はキンジの言葉に対してそう答えて・・・互いに相合傘で歩いて行った。
「ウウウウウウ・・・泥棒猫~~!!!」
その光景を白雪はハンカチをギリりと口に加えて苦々しく見ていた。
次は秋葉原。