明け方イタリア政府が軍を率いて来たがその時には既に潜水艦は消えており
被害の報告と共にウエイバーが今回の事をキンジに伝えていた。
「今回の事で我々は後手に回った、敵は潜水艦を使って移動し物資・・・ベレッタ社の
新型兵器と生物兵器を持って消失した。敵は3人、お前とメーヤが出会ったという
狼男と絶花と呼ばれる少女とリフターと生物兵器を盗んだ男・・・お前がドイツで
見たという男か?」
「ああ、キャプテン・アメリカっていう奴はそいつの事をバッキー・・・
そう言ってた。」
「ふむ、名前が分かっているのならばこちらも対処ができるという物だ。そして
この潜水艦の所属先が分かれば製造元から何処の国の組織なのかが分かるだろう。」
ウエイバーがそう言うのを聞いてキンジは確かにと思っていた、所属元が明らかになれば政治的にも圧力が加えられる。現在我々は逃走したと言われる狼男の所在を追っている、
其の為本来ならばこの時期に行われるであろう武偵校生のランク決め・・・
ランク考査試験は中止としたいところだが各教員からの打ち合わせも相まって
各ランクの生徒は自分の所属している場所でランク以上の功績を上げた物は昇格が
許される事となった。君とオルガマリーは重要拠点、チェルキ通りにアル我々武偵校の
武器弾薬等を預かる秘匿倉庫に行って貰う。あそこは我々にとっては重要拠点だ、
万が一街中でテロ騒ぎがあった際に即時行動が出来る、車は君達で調達する事。」
良いなと聞いて話を終わらせようとするとそう言えばとキンジはウエイバーに向けて
こう聞いた。
「ベレッタ社はどうなる?向こうががテロリストと内通しているって
証拠があったのか?」
「ああ、そして犯人はロゼッタだ。理由は姉であるベレッタに対する能力との差における嫉妬の感情・・・彼女のこれ迄の功績と武偵としての資格取り消しが決定、
つまりは退学処分だ。既に警察に送られベレッタの無実も証明された、今回の
ランク考査試験次第ではアムドのSランク・・・つまりはお前たちのおなじ
手合いとなる事だ。今回の事件は未だ終わっていないと思う、気合いを引き締めろ。」
ウエイバーの言葉を最後に全員が出て行った。
「さてと、明日の事なんだが・・・お前はどうするんだ?」
「ふぁい?」
「スパゲッティを口いっぱいにして対応するな、俺達はチェルキ通りに行くが
お前仲間と出会ったら・・・戦えるか?」
キンジが絶花に向けてそう聞くとええとと言うが・・・まあ良いさとキンジは
絶花に向けてこう答えた。
「お前が出来ないとしても俺は戦うぜ・・・だからお前が辛いというなら
戦わなくて良いから大人しくしてろよ。」
「は・・・はい。」
キンジの言葉を聞いて絶花は少し頬を赤くして俯くのを見て風邪ひいてるのかなと思うキンジであった。
次の日、全員が各々の場所で身構えているとキンジは絶花をチェルキ通りの近くにアル『モレッタの塔』にてオルガマリーと絶花がキンジの車の中で待機していた。
何やら物々しい雰囲気の中キンジとオルガマリーは車の中から外の様子を
確認していた中キンジは今後の事を考えていた。
絶花が入った事で家の中での色々な条件や改築内容を考えていると・・・キンジはある2人を見た。
一人は二メートル近い長身の男性でローブを纏っているが歩き姿で分かった。
もう一人は男性よりもはるかに低く然もローブを身に纏った人間がそこにいた。
ローブを身に纏っている人間は何やら細長い棒の様な物を持っているようで
周りから見ても目立っていた。
すると二メートル近い長身の男性が何やらキンジ達を見つけた瞬間に・・・
二メートル近い長身の男性が身に纏っているローブがぼこぼこト膨れ上がってそして・・
・・・・・狼男があろうことか姿を見せたのだ。
「「「!」」」
3人は其れを見て目を大きく見開いて驚いていると多くの人々が慌てて逃げていくが
狼男はキンジ達を恐らく匂いで感じたのであろう・・・一直線に向かって行くのが見えてキンジは不味いと言って車のエンジンを吹かして2人に向けてこう言った。
「直ぐに逃げるぞ!ここじゃ戦えないからチェルキ通りの広い道があったはずだ!!
そこへ」
「キンジさん前々!」
絶花がそう言って前に指さすとそこで目にしたのは・・・何と往来のど真ん中で
槍を持ったローブを来た何かが姿を見せた。
「嘘だろこんな所で!?」
キンジがそう言ったと同時にその槍を持ったローブを纏った人間がその槍で車を
貫こうとした瞬間に近似は車を動かして其処から走り出した。
「ああ糞がこっちに何でこんなに強い奴らが来るんだよ今日は厄日か!」
「良いから運転しなさい!此の儘だとあいつら私達を襲って来るわよ!!」
「あの狼男は速いですこの車でも追いつかれるかと」
「だったら・・・捕まってろ!」
キンジがそう言って車に備え付けられているニトロのスイッチを押すと・・・
絶花がひゃあ!と小さく悲鳴を上げているがそんなの気にしないと言って其の儘走って行った。
『おいおいおいすごく速く走るなあの車、一体何であんなに走るんだろうなあ。』
次回は走りながらの戦闘。