『私は・・・悪魔を助けた事で追放されました。』
アーシアがそう言うとローマイヤと天草に対してこう言った。
『私には特殊な力が・・・神から与えられた治癒の力がありました。」
『治癒の力ですか・・・其れはどの様な力でしょうか?』
天草がアーシアに向けてそう聞くとそう言えばとローマイヤは天草に向けてこう言った。
『聞いたことがあります、確かイタリアの小さな教会ですが神の祝福を受けた
子供がいると聞いたことがあります。』
ローマイヤがそう呟くとアーシアはそうですと言ってこう続けた。
『私は捨て子でした、小さな教会でしたがシスターとして育てられ神の教えを
守っていました。そんなある日小鳥さんが死にかけているのを見て神に願いました、
どうか助かって欲しい。助けて下さいと願って・・・すると奇跡が起きて其の小鳥が
何もなかったかのように飛び立つをのを見て誰もが私の事を『奇跡の子』、
『神の子』と呼ばれて其処から多くの方々が私の元に来てその傷を治療してイタリアでも
その力は広まりましたが・・・私はその時に行き倒れの人を治すとその人は黒い蝙蝠の様な羽を広げて飛び立って行きました。その方が悪魔だと知った時教会の方々は皆が
私の力をこう言いました。』
ーー悪魔をも癒すその力!お前は聖女じゃない魔女だ!!
ーー貴様の様な女を教会にはおいておけん!出て行け!!
『そう言われて出て行かされました・・・。』
『酷い話です、悪魔でも治せれる。たったそれだけで追放とはそこの教会・・・
そう言えば去年のキンジさんが来てから暫くして潰れたと聞きました、奇跡の子が
いなくなったことから援助してくれていた投資家の方々がいなくなったことから
お金周りが宜しくなくなっタト。』
『!あああああの!!それではあそこにいた方々は如何なされましたか!?』
『彼らは全員方々の教会に送られたと聞きます、今でも元気だと聞きますよ。』
『そうですか・・・良かった。』
アーシアはローマイヤの言葉を聞いてほっとしている中天草は日本語でこう聞いた。
「本当なのですか?今の内容は??」
「・・・悪魔とかについてですがそちらはエクソシスト案件で私にはありませんが・・しかし彼女の存在は聞いたことがありますし彼女を食い物にしていた司教と
その一派は裏金が発覚致しまして彼ら彼女たちは追放されそこの教会は廃教会として
取り潰されました。」
「そうでしたか・・・では先ほどの治癒とかは?」
「・・・そちらもなんともです、法螺かも知れませんしそうじゃないかもしれない・・取りあえずは彼女の今後を考えるべきでは?」
ローマイヤの提案を聞いてそうですねと言った天草はアーシアに向けてこう聞いた。
『取りあえずですけど貴方なの今後を考えまして当分は・・・ローマイヤさんの
住んでいる家に住んでみてはどうでしょうか?』
『え?・・・宜しいのですか?!』
『こちらは構いませんよ、一人増えようが何であろうが迷える子羊を
助けようとするのに理由はいらないはずですよ?』
ローマイヤの言葉を聞いてアーシアは・・・涙を浮かばすとこう言った。
『ありがとうございます・・・これ迄の苦難は主からの祝福に至る為のものだったと思って嬉しくて・・・嬉しくて・・・!』
それを聞いて天草とローマイヤは互いに笑みを浮かばせるとそれではと天草が
2人に向けてこう言った。
「ローマイヤさん、今日は僕が色々とやっておきますので今日の所はアーシアさんを
家に連れて行って下さい。」
「分かりました、ではアーシアさんにそう伝えておきます。」
ローマイヤがそう言ってアーシアに家の事を教えますよと言ってアーシアと共に
出て行くのを見届けた天草はではと言って携帯電話を取り出すとある人間に電話した。
「理子さん、天草です。少しですが頼んで欲しい案件がありましてはい・・・
では植物園にて。」
「シー君りこりん会いたかったよーー!!」
理子は天草に向けてそう言いながら向かって来るとあははと空笑いした
天草が理子に抱き着かれるとこう言った。
現在天草と理子が出会っているのは武偵校にて尋問科が使う自白用の薬とかを
作るための植物の栽培所であるが一定の温度管理がされている事から他の武偵生徒が
色々と仕事の打ち合わせとかに使う場所で理子に向けて天草はこう言った。
「お久しぶりですね理子さん、ではいきなりですが仕事についてです。」
天草がそう言うとその内容を説明した。
「彼女が行く予定であった駒王町の教会・・・廃教会ですが何故彼女が
そこに向かうのかを調べて欲しいのです。」
「OK!それでだけど他には~~?」
「他ですか・・・アーシア・アルジェントさんに関しては資金の流れも
お願いいたします、イタリアから日本に来る際の資金は何処から流れているのかを
探して欲しいので。電話とかは今松葉さんが探していますので。」
「任せてよ!りこりんに掛ればそんなの朝飯前だよ!其れじゃあ報酬は・・・
今度りこりんと買い物付き合ってくれるなら良いよーー!!」
「・・・其れだけですか?一日だけでしたら僕は何時でも大丈夫ですよ。」
「いよっしゃああああ!やる気出て来たぜーー♪それじゃあばいびー!」
理子がそう言って出て行くのを見届けた後天草は家に戻ろうとしてあることを
思いだした。
「そう言えば・・・遠山君のインクルシオの剣、今京都の刀匠に打って貰ってました。魔剣ですから特別な儀礼もあると言ってましたし今どの位か電話してみないと。」
そう言って天草は植物園から去って行った。
次回はインクルシオについて。