「成程な、それでだが。」
「ええ、潜入は遠山君と神崎さんとジャンヌさんにするそうです。」
「私達は?」
「我々は作戦終了時に遠山君を所定の場所に送り届ける事で万が一に備えて
護衛として配置されるそうです。」
あの後天草は理子から詳しい説明と配置について秋葉にあるファミレスで(ジャンヌは初めてであったことからドリンクバーの時点で説明が必要であったが)
簡単に説明するとキンジがこう言った。
「だけど大丈夫なのか?ハウスキーパーがいるんだろう?」
すると天草はこう答えた。
「ええ、ですが彼らは如何やら所要で休暇届を提出しており
急遽2人程募集しているそうなんですが如何やら峰さんは派遣会社の営業を装って
接触、データを改竄して3人に増やして採用させたそうですよ。」
「・・・油断も何もあったものじゃねえな。」
キンジはそれを聞いて頭を抱えている中でキンジはジャンヌに向けてこう聞いた。
「そういえば聞きたいんだが一つ良いかジャンヌ?」
「何だ?」
「ブラドと理子の関係って一体何なんだ?」
「私も気になりますねエ、大事な物を奪われるという事は彼女と
そのブラドとは近しい関係にあるそうですし。」
キンジの言葉を聞いて天草もそれに続いて聞くとジャンヌは暫く考えて・・・
こう答えた。
「・・・分かった、だがあまり聞いて気持ちの良いものではないから
それを承知しておいてくれ。」
ジャンヌはそう言いながらレモンティーを飲んで初めにこう言った。
「自由の為だ。」
「「「「自由?」」」」
それを聞いてキンジ達は何でまたとそう思っているとジャンヌはこう説明した。
「理子は少女・・・8歳の頃に監禁されて育ったのだ。」
「「「「!!!!」」」」
それを聞いて全員が目を見開いて驚くがジャンヌは更にこう続けた。
「理子の体系が小柄なのはその影響だ、当時は碌に食べ物を
食べさせてくれなかったらしくてな。服装もそうだ、衣服に足しての
あの強い拘りや執着心は当時理子が纏っていたのはボロ布だったからだ。」
「ちょっと待てよ!リュパン家は怪盗だが高名な一族だったはずだろ!?」
「ああ、何度も没落しては必ず復活するという別名『不死鳥貴族』とも
呼ばれているようであったがご両親は理子の死後没落してな、
使用人たちは散り散りになってこれまで盗んだ財宝は全て四方に散らばった。
最近聞いた話だが母親の形見でもある『デリンジャー』を
取り返したようだがな。」
「そして彼女はどちらに?」
天草がそう聞くとジャンヌはこう答えた。
「そして理子は親せきと騙ったブラドによってルーマニアに渡って囚われて
監禁された。大体だが6年と言った処だ。」
「そんなに・・・!!」
松葉はそれを聞いて口を両手で塞いでいた。
そんな長期間に何かされるなど女性としても最悪なものだからだ。
「それがブラド、またの名を『無限罪のブラド』と呼ばれている・・・・
・・・『鬼』だ。」
「「「ハイ?」」」
それを聞いて天草を除いたキンジ達が何寝ぼけたこと言っているんだと
そう思っているがジャンヌは更にこう続けた。
「今から三代前の双子のジャンヌダルクと初代アルセーヌ・リュパンと組んで戦って引き分けたと先祖からの記録でそう書かれていた。更にこう続けていた、
奴は銀の弾丸をモノとせず剣で貫いても木の杭で打ちぬいても
死ななかったそうだ。」
「あの、ジャンヌさん。もしかして貴方が言っている『鬼』とは・・・
『吸血鬼(ヴァンパイア)』ですか?」
「そうだ。日本では『キューケツキ』と言うのだな、覚えよう。」
ジャンヌはそう言うとこう続けた。
「何故だかわからないがブラドは理子に異常なほど固執していてな、
檻から自力で逃亡した理子を追って『イ・ウー』に現れて理子はブラドと戦って
負けたのだが成長著しかった理子を見てこう提案したそうだ。」
「提案?」
カイズマスが其れは何だと聞くとジャンヌはこう答えた。
「『理子が初代リュパンを超える存在に迄成長してそれを証明できれば
もう手出しはしない』との提案だ。」
「だから遠山君をアリアさんのパートナーに仕立て上げようとして
裏工作していたのですね。」
合点がいきましたと天草がそう呟くと松葉はこう返した。
「こっちからしたらたまったものじゃないわ!酷い目に遭ったんだから!!」
そう言うとキンジはジャンヌに向けてこう聞いた。
「奴が吸血鬼だとして銀の弾丸も聞かねえとなるとどう戦ったらいいんだ?」
そう聞くとうむと言ってジャンヌはこう答えた。
「奴は昔バチカン市国から送り込まれた聖騎士の秘術によって自身の弱点に
一生消すことが出来ない目の文様が描かれたのだ。」
「其れって何処か分かるか?」
キンジがそう聞くとジャンヌはこう答えた。
「私が知っているのは3つ、左右の肩と右脇腹、後は何処か知っているのは『イ・ウー』のリーダーだけだ。」
「成程な、取敢えずは分かったが潜入する際に何か注意事項とかなかったか?」
キンジが天草に向けてそう聞くと天草はこう答えた。
「ええ、あるのとすれば一つですのでジャンヌさんに後で部屋に来て欲しいと
言っていましたね。アリアさんに至ってはもう解決済みだからと
言っていますのでと。」
「其れって一体何なんだ?」
キンジがそう聞くと天草はこう答えた。
「先ほど僕らが行っていたメイドカフェの服を着せる為に
寸法測りたいそうですよ?」
「「「へ?」」」
キンジ達はそれを聞いてジャンヌを見ると当の本人は・・・。」
「ナナナナナナナ・・・・・・//////////」
顔を赤面にして慌てていた。
申し訳ありませんが狼事件はアリアとレキがこれが終わった後に普通に
解決しました。