その夜深夜。
『理子、キンジ、ジャンヌ。不味いわ掃除の時に調べたんだけど・・・
地下倉庫のセキュリティが前情報よりも強化されていたわ。
それもそこまでやるかくらいの厳重さよ。物理的に鍵は南京錠と
通常の鍵に加えて磁気カードキー、指紋・声紋・網膜キー、
室内の赤外線センサーもだけど感圧床まであるわよ。』
『何じゃそりゃ!?』
『完全に我々対策だな、恐らく小夜鳴先生は我々の事をブラドに教えて
それでブラドが対応策を小夜鳴先生に教えたのであろうな。自分の身の安全も
兼ねて』
アリア、キンジ、ジャンヌの順でそう言っているがキンジは頭を悩ませていた。
何せそんなセキュリティーの高さなど米軍の機密書類保持に使われる
金庫よりも厳重だからだ。
鍵の厳重さで普通なら諦めてしまうのに更に赤外線でそれをクリアしたとしても
感圧床を踏めば警報が鳴って終わり。
たかが十字架一つだけの為にここ迄厳重に隠すあたりブラドが何故そこ迄するのか疑問が残るが。
すると理子がそれを聞いてこう言った。
『良し、そんじゃあプランC21で行くかァ。キー君、アリア、ジャンヌ、何にも心配いらないからねえ?どれだけ厳重な金庫も理子にかかれば
そんなものお茶の子さいさいで絶対にお持ち帰りなのだあ!!』
「・・・ハイテンションだなこいつ。」
『大方こいつ夜型何でしょう?普通こんなに元気じゃないわよ・・・
ファアアアアアアアア~~。』
「眠そうだな松葉。」
『当たり前でしょう?私この時間とっくに寝ているし大体深夜アニメとかは
録画して学校から帰ってから見てるんだから。』
『私も結構眠いですしね。』
キンジは松葉と天草の言葉を聞いて2人とも眠そうだなあとそう思っていると
理子は3人に向けてこう聞いた。
『んで聞きたいだけどさあ、今小夜鳴先生はどっちの方が
仲良しになれているのかな?カナかな?』
そう聞くとキンジはこう答えた。
『それならアリアだろうな、お前新種の薔薇に自分に名前で
命名されているしな。』
『私も同意見だ、理子が言っていた餌にはアリアがうってつけだな。』
それに続いてジャンヌもそう答えるとアリアがこう返した。
『よ、喜んでなんかいないわよ!何言ってんの馬鹿なの!?』
『誰もそこ迄行ってねえが気を付けておけよ、噂だが小夜鳴先生は女性関係・・特に武偵女子で被害に遭ったって言う噂が絶えないらしいぞ。』
『別に・・・悪い人には見えないけれど。』
『その噂なら私も聞いたわよ、実際に倒れた子が結構いるし。』
『これも噂だが病院に検査して見た処全員貧血だったらしいが
何故そうなったのかは分からないそうだ。』
アリアの言葉に対して松葉とカイズマスがそう返した。
それを聞いて少し無言になったアリアであったが理子はこう決めた。
『じゃあ、取敢えず先生を地下金庫から遠ざけるのはアリアの役目で・・・
出来そう?』
そう聞くとアリアはこう答えた。
『彼は研究熱心だわ、おびき出したと仮定してもすぐ研究室のある
地下室に戻りたがると思うわ。』
『然もアイツも理子と同じ夜型だぜ?いつ寝ているのか全く分からん。』
何の研究をしているんだと聞くとアリアはこう答えた。
『此間ちょっとお喋りした時に聞いてみたけど・・・何か遺伝子工学と
品種改良って言っていたわ。』
『それってあの先生の役職その儘ね。』
『遠山君、神崎さん、先生を何分ほど迄地下から遠ざけられますかね?』
天草がそう聞くとアリアはこう答えた。
『普段の休憩時間を考えて・・・10分ね。』
『10分・・・う~~ん、最低でも15分欲しいけどアリア色気ないし。』
『何ですってー-!!』
アリアがそれを聞いて怒っていると理子は慌ててこう言った。
『そんじゃあそっちは理子が頑張るから堕ちまーす!!』
そう言って理子が切れたのを聞いてジャンヌがこう呟いた。
『遠山、10分~15分。其れまでに出来ることをやっておこう、私も手伝う。』
『済まないジャンヌ。』
『平気だこれくらい。』
ジャンヌはそう言って切るぞと言って切った後キンジも電話を切って寝た。
次回決行