混弾のキンジ   作:caose

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第40話

「「「「小夜鳴先生!!!!」」」」

 キンジ達は小夜鳴先生を見て大声で言うと小夜鳴先生はこう答えた。

 「遠山君、神崎さん、ダルクさん、おや?天草君もいらっしゃるじゃないですか?スミマセンがちょっとの間・・・動かないでいてくれますか?」

 小夜鳴先生はそう言いながらギブスを外すと出てきたのは

痛々しい腕ではなく・・・シャチみたいなカラーリングが施された拳銃が出てきた。

 「・・・『クジール・モデル74』。」

 キンジはそれを見てそう呟いていた。

 これは社会主義時代のルーマニアで生産されたオートマチック拳銃だが

武偵でもない彼がなんでそんな珍しい武器を持っているんだと思っていると・・・

下からグルルルルと・・・大きな銀狼が喉を鳴らして現れたのだ。

 「何だこいつは!?」

 「狼・・・ですね。」

 「気を付けなさい!こいつら前に武偵校の女子着替え室を襲った奴らよ!!」

 アリアの言葉を聞いてなんつう下心丸出しの犬なんだとそう思っていると

そう思いながら武器を構えていると小夜鳴先生はこう忠告した。

 「ああ、動かないで下さいね皆さん。皆さんが今いる場所よりも

動こうとすると・・・あの子達の餌になってしまいますので。」

 そう言うのでキンジが少し爪先を動かそうとした瞬間に狼達が・・・

キンジに対して睨みつけたのだ。

 狼と言えばブラドは狼を使うと聞くのでもしかしたら自分がいないときは

小夜鳴先生の指示に従うようにと命令されているんじゃないかと考えるが

それでは辻褄が合わない。

 先ず第一に彼とブラドは会っていないと言う。

 それが本当ならば如何やって従うんだと考えてしまう。

 それならばドウヤッテと思って考えていると「紅鳴館」で

ジャンヌが言った事を思い出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『良いか遠山、本来人間の言葉と言うのは方言と同じで住み慣れた場所の言語は幾ら直そうと努力しても治らない所がいくつか出てくるんだ。だが小夜鳴先生にはそれを全く感じられなかった。まるで・・・』

 「・・・!!そういう事かよ小夜鳴先生アンタ俳優になれるんじゃねえか?」

 「それそれは、まあ貴方方の学芸会演技に比べれば賞は取れるでしょうね。」

 互いにそう言っていると三頭目の狼が現れて理子の武器を奪って

ビルの縁迄運んではキンジ達の足元に捨てている中で小夜鳴先生はこう言った。

 「皆さん動かないで下さいね、この銃は30年前に生産されたタイプで

粗悪品なものですので。引き金に一定の緩みがあってもし何かあったら・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・リュパン4世を射殺してしまったら勿体ないですよねえ?」

 「「「「「!!!!!」」」」」

 それを聞いてキンジ達だけではなく理子ですら目を見開いて驚いていた。

 理子の正体を知っているのはキンジ達だけであり箝口令を敷かれている為

小夜鳴先生程度では知るはずもないと思っていたのに何故とそう思っていると・・キンジがこう答えた。

 「簡単だよなアンタガ『ブラド』であり『小夜鳴先生』なんだから。」

 「やっぱり!!」

 アリアはキンジの言葉を聞いて合点がいくわねとそう言うがキンジは

こう続けた。

 「但しアンタらは・・・『二重人格』だ。」

 「え?」

 アリアはそれを聞いて何言っているのとそう思っているとキンジはこう続けた。

 「アンタこう言っていたよな?『いやあ、彼は今とても遠くにおりまして

デスネ、正直な所彼が何しているのか知らないんですよ。』って。

最初はメル友位かなと思っていたんだがいきなり警備システムが

レベルアップしたことに驚いていたがアンタの中に『ブラド』がいて

そいつが警備システムの操作をしたんなら話が早くてな。」

 「成程な、それならば我々の演技に対して中から忠告すること位

楽に出来ると言った処だな。」

 キンジの推理を聞いてジャンヌもそれなら合点がいくと

そう言うと天草はこう続けた。

 「そして貴方がここに辿り着けたのはそこにいる狼たちが十字架の匂いを追って来たのでしょね?恐らくは奪われた時に備えて人間の嗅覚では

判断できない程の匂いを十字架に染み込ませて追って来た。

そういう所ですかね?」

 3人の言葉を聞いて小夜鳴先生はにこやかにこう答えた。

 「Fii Bucuros、素晴らしいですね遠山君、ダルクさん、天草君。

ここが学校であったなら貴方方に満点に近い点数を与えていますよ。」

 「満点近い・・・未だ隠していることがあるって所ですね。」

 「ええ、遠山君。君は実に素晴らしい人材です、『アサルト』では

現役武偵を倒して学校始まった以来の入学と同時にSランクに昇格、

ですが可の事件を機に試験をボイコットしてEランクのインケスタに

異動となっていますが成程探偵としての腕前は

既にそこの『出来損ない』のアリアとは比べ物にならないですね?」

 「!!!」

 アリアはそれを聞いて動こうとした次の瞬間に狼達がアリア目掛けて

襲い掛かろうとしたので動きを止めると小夜鳴先生はアリアに向けてこう言った。

 「大丈夫ですよアリア、貴方と同じ境遇の人間がここにもいますから。」

 「・・・誰よそれは?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「・・・お前・・・だったのか。」

 「理子!?」

 小夜鳴先生が何か言う前に理子が目覚めるが小夜鳴先生は理子を

まるでゴミのようにゴミのように蹴りつけるとこう続けた。

 「今からもう十年前って言った処ですね?私は嘗てブラドに依頼されて

彼女の遺伝子情報を調べたことがあるんですよ。遺伝子とは面白いものでしてね、父と母両名の長所だけを得ることがあれば短所だけと言う事もありまして

それで調べてみたら」

 「やめ・・・ろ・・・言うな。」

 理子は息も絶え絶えでそう言うが小夜鳴先生は嗤ってこう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「リュパン家の血を引いていながら欠陥品だったんですよ彼女は!!」

 それを言った同時に遠くで雷鳴が響き渡った。

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