混弾のキンジ   作:caose

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 戦闘開始です。


ブラド対天草

「・・・た、す、け、て、・・・天草・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ええ、良いですよ理子さん。」

 理子の言葉を聞いたと同時に・・・天草は賺さずに狼達の間を縫って

出てきたのだ。

 狼達は天草を見てすぐ様に行動に移そうとしたのだが・・・

キンジとジャンヌ達が狼たちの行く手を阻んだ。

 「こっからは通せんぼだぜ!」

 「躾の時間だ。」

 そう言って互いに二頭の狼相手に戦闘を始めた。

 「ほお、一人で立ち向かうか・・・そう言うのは勇気じゃなくて蛮勇って

言うんだぜガキが!」

 ブラドは天草に向けて嘲笑しながらその大きな爪で引き裂こうとすると天草は腰に装備されている日本刀を二本抜刀してその爪を・・・受け流した。

 「ほお。」

 ブラドは感心しながらも今度は足で踏みつけようとするが右手にある刀を

ブラドの足元目掛けて放って突き刺すとそれを踏み台にして躱した。

 「やるな・・・だが空中なら!!」

 逃げ場がねえよなとそう言ってもう一度爪で引き裂こうとすると天草は・・・

背中に手を伸ばして・・・何かを引き抜いた。

 そしてそれと同時にブラドの指が・・・全て切り裂かれた。

 そして天草は掌をジャンプ台に見立ててもう片方の腕の手首部分を切り裂いて

腕力が少しだが弱まった隙にブラドから理子を奪還することに成功した。

 「何!?」

 「彼女は返して貰いますよ。」

 天草は理子を抱えながら離れるがブラドはさせるかと言わんばかりに

少し腕力が落ちた左腕で掴もうとするが・・・何かが当たった感じがしたので

振り向くと・・・既に倒れている狼たちと共に拳銃を向けているキンジを見た。

 「手前・・・俺の狼たちを殺したのか?」

 「まさか、神崎が全部倒した。」

 俺は何もやってねえよとそう言うとまあ良いと言ってブラドはこう言った。

 「どうせこんな傷すぐに癒えるさ、理子を捕まえるのはその後・・・・?」

 ブラドはそう言って・・・何か違和感を感じて見てみるとそれに気づいて

悲鳴を上げた。

 「な・・・な・・・ナンダこれはよー----!!」

 そう言って自身の腕を見てこう続けた。

 「手前天草!俺に何しやがった!!」

 答えろと言うと天草はこう答えた。

 「ああ、簡単ですよ普通に斬っただけです。」

 そう言うとブラドはこう反論した。

 「ふざけんじゃねえぞクソガキが!俺様の再生能力はこんな傷一瞬で

治せるはずなのに未だ治らねえどころか血が出続けてやがる!!

一体どんな絡繰りでこうなったか答えやがれ!!」

 ブラドはまるで血相を変えた様な表情でそう聞くと天草はこう答えた。

 「・・・貴方は遠山君に対してはヒントを出さなかった癖に自分の事になると

ヒントを出せと命令する、まさに獣そのものですね貴方は。」

 「貴様・・・!!」

 「まあ良いですよ、答えます。答えはこの刀です。」

 天草はそう言って刀を見せると・・・ブラドは目を見開いて驚いてこう言った。

 「手前・・・そいつは・・・魔剣か!?」

 「貴方方風に言えばそうなりますが日本ではこれは『妖刀』と

呼ばれています。」

 そう言うとその刀についてこう説明した。

 「『妖刀 村正』、この刀は斬った人間の心臓に呪殺の刻印を刻ませることで

死に至らしめると呼ばれる妖刀。それ故に我が一族が厳重に保管されていましたが貴方の事をジャンヌから聞いて取り寄せたのです。本来ならば既に死んでいる

貴方ですが恐らく心臓の代わりにその刺青が役割を果たしているようですが・・・貴方は後何回で死ねますかね?」

 「!!!」

 それを聞いてブラドはヤバいと感じた。

 こいつは自分を確実に殺すために武器をこさえてきたのだと確信したのだ。

 恐らくジャンヌから3つまでは弱点が明らかになっておりあと一つが

明らかになれば自分は終わりだと感じたからだがこうも思っていた。

 こいつらは武偵、ならば自身は殺されることはないんじゃないかと

そう思っていると・・・天草はブラドに向けてこう言い放った。

 「そう言えばこのクエストは武偵法としては違法であり

報告出来ない案件ですからねエ・・・報告出来ないと言う事は

今ここで死人が出たとしても誰も分からないという事ですよね?」

 「!!???」

 それを聞いてブラドはこいつ殺す気だと確信してキンジ達を見るが・・・

更に最悪だと思った。

 既にここに居るのは敵だらけ、然も自分の再生能力は天草の妖刀で

封じられているのも同然である為どうするべきかと思って・・・アリアを見て

こう言った。

 「アリア!お前の母親の罪の99年は俺だぞ!!俺が死んだらそれは闇の中だ!!証言が欲しけりゃあ俺に協力」

 「大丈夫ですよアリアさん、こいつは少し懲らしめなければなりませんし

貴方との約束などどうせ破るに決まっていますよ?」

 天草はアリアに向けてそう言うとアリアは暫く考えて・・・天草に向けて

こう聞いた。

 「生かすのは本当なのよね?」

 「ええ。」

 「・・・分かったわ、アンタを信じるわ。」

 アリアはそう答えると今度は理子がこう聞いた。

 「何で・・・アタシを助けるんだ?」

 そう聞くと天草はこう答えた。

 「簡単ですよ、助けてと言われれば助けるのが当たり前だからです。」

 そう言うと理子に向けてこう続けた。

 「貴方はここに居てください・・・貴方の心に巣くう魔物は

ここで討ち取りますから。」

 そう言って天草は妖刀『村正』を構えた。




 恐らく次回決着。
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