「ふざけんじゃねえぞこのクソガキが!その前に手前をぶっ殺して」
「・・・誰を殺すって?」
ブラドが大声で言っている中で・・・突如キンジが背後に回り込んで
そう言いながら・・・リボルバーキャノンで腹部を抉って破壊した。
「ごアアアアアア!手前!!」
どうやってと言う前にまた・・・消えた。
「消えたダト!それに匂いもしねえ!!一体どうやって!?」
「言うと思っていますか?」
天草がそう言って先ずは右の模様をを切り裂くと・・・模様が白から赤黒く
変色した。
「ギャアアアアアア!力が!!力が抜けていくダトー----!!」
ブラドはそう言いながらその牙で噛み殺そうと口を開けるが・・・右目に銃弾が
当たった。
「ぐお!誰だやりやがったのは」
「遅い。」
キンジの声と同時に足の腱を・・・斬り裂いた。
「畜生が!また」
今度はどっちだと思って耳を立てようとすると・・・。
「私を忘れていませんか?」
天草が治りかけた右目とは逆の左目に日本刀を突き刺すと同時に
それを新体操の様にグリンと回転しながら左肩も切り裂いた。
「ギャアアアアアア!やめろー----!!」
ブラドはそう言って最早指すらない腕で振り払おうとすると
治りかけていた脚が何かに滑って転倒すると何でと思ってやっとこそ治った右目で見てみると・・・ジャンヌが冷気で周りを氷で薄く覆っていた。
「手前この雑魚がー----!!」
ブラドはそう言って左手の掌だけでヘリポートを破壊して
コンクリートの石を弾こうと構えた瞬間にアリアの銃弾が腕に命中すると日本刀で突き刺した。
「いい加減にしろこの出来損ないがー----!!」
「煩いわねブラド!」
「煩いだ!?ホームズ家の欠陥品で理子にすら勝てねえ文字通りの出来損ないがよく言うな!!」
「アンタみたいな奴には分からないだろうけどね先天的な遺伝は確かに
人間の能力をある程度決めてしまうかもしれないけどそれ以上に人間は
努力や鍛錬で自分を後天的に高めることが出来るのよ!理子に何も
遺伝していないって言うけどね、理子はちゃんと努力したから私に勝った!
それが証明!!私だってそれを」
「ゲバババババババ!馬鹿か手前は!?手前の言葉を聞いてみるが手前はその
努力すらしてねえから理子にすら勝てなかった事になるんじゃねえのかおい!」
「だから!それを証明」
「無理だな!才能に加えてだが人間はそのポテンシャルすら遺伝子が限界を
設計しているんだ!!手前みたいな猪武者みてえな脳みそしかない奴にそんな真似できねえよ!!!」
「この犬が!」
「じゃあ手前は只の野良猫だな!野良猫は野良猫らしく
毒ガスにやられて死んでろ!!」
ブラドがそう言って立ち上がった瞬間に・・・脇腹の紋章が斬られた。
「ギャアアアアアア!クソがー----!!」
ブラドはそう言って天草に対して踵落としをくらわそうとした。
流石にヤバいと感じた天草は方向転換する為に『村正』が折れるのを覚悟で
突き刺そうとした次の瞬間に・・・とある光景を目にした。
「・・・理子さん。」
何と理子が天草を守るためにブラドの踵落としを受け止めたのだ。
すると理子は天草に向けてこう言った。
「アタシは何時までも守られるだけの人間じゃねエエ!!」
そう言って理子はブラドの足を押し上げると天草に向けてこう言った。
「今だ天草!!」
「ハイ!」
それを聞いて天草はブラドの足を使ってジャンプして
ブラドの目の前に出てくると天草はブラドに向けてこう言った。
「そう言えば貴方私が頭に来た時ですが・・・よく鼻を守っていましたね?
「!!」
「そして遠山君からすれ違った際に聞きましたが・・・貴方の口の中に
白いナニカがあったと言っていました。」
「あ・・・アアアアアア!!」
「そして私を噛み殺そうとした時に見えましたよ?・・・・・
・・・・・同じ模様が。」
そう言った瞬間に天草はブラドの下顎から上にかけて・・・斬り裂いた。
すると斬られた個所が斬ろ落とされるとそこにあったのは・・・
白い模様であった。
「ブギャアアアアアアアアアアア!!」
するとブラドの体中から赤黒い煙が立ちこみ始めた。
「如何やらブラドの力の秘密はあの煙・・・これまで摂取してきた血液が
その正体のようですね。・・・遠山君!!」
天草がそう言った瞬間に悶え苦しむブラドの目の前に・・・刃先が
氷漬けにされたノインテーターを持ったキンジが現れた。
そしてその儘突き刺すと・・・刺された個所から蒼白い焔がブラドを
焼き始めた。
「ギャアアアアアア!何でだ!!聖なる十字架じゃねえはずだろうが!?
何故だー----!!」
ブラドがそう言った瞬間に・・・キンジがこう答えた。
「何言ってんだ?聖なるものならあるぜ??今手前の腹にな。」
「まさか!まさか!!」
「そうです・・・僕と理子さんの十字架が氷漬けられ刃先の中に
仕込んでいたんですよ。」
「ヒギャアアアアアアア!いだいいだいいだいいだいいだい!!」
ブラドがその痛みに対して狂ったかのようにそう言いながら・・・
後ろに下がっていった。
「待てブラド!!」
キンジがそう言った瞬間にブラドは・・・足を滑らせて下に・・・
落ちて云った。
「アアアアアアアアアアアアアアア!!」
ブラドは悲鳴と同時に・・・地上まで落ちていった。
嘗ては人間を下に見ていた吸血鬼は今・・・自ら下に向かって落ちていった。
次回で第三巻が終わります。