混弾のキンジ   作:caose

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 それって着る意味・・・ある?


服が来た。

  あれから解散したキンジ達はミシェラと共に家に帰ると家の前に段ボールが

置かれていた。

 「何だこいつは?」

 キンジはそう呟いて万が一に備えて家から離れた庭で鎧竜剣で

インクルシオになってから開けることにした。

 もしも爆弾であったことに備えてである。

 そして開けてみると入っていたのは・・・服や小物であった。

 添え付けの手紙を見ると宛先はキンジが単位不足によって受けた任務である

カジノ会社からの備品であると書かれていた。

 「ええと何々『来場者の気分を害さない為に客、又は店員に変装した上で

警備していただけるようによろしくお願いいたします。』か。」

 「確かにな、カジノとは言え娯楽施設の一つだ。武偵でもある我々がいては満足に楽しめなさそうだしな。」

 懸命だなとミシェラがそう呟いているとキンジとミシェラは互いに

箱の中身にある物を見ることなく服を取り出して互いの部屋に入った。

 男女同棲みたいで然も監視とは言え部屋まで一緒と言う訳にはいかないため互いの部屋で着替えることと相なった。

 説明書によると店側から役が与えられておりキンジは『青年IT社長』と言う

設定であり中にあるのは如何にも成金ギャンブラーの様な風貌でフォーマルスーツとサングラス、男性用香水が同封されているが上記2つは防弾性になっていた。

 「へえ、結構しっかりしているしサイズも合うな。」

 キンジはそれを着てそう言っていると・・・ミシェラの部屋から声が聞こえた。

 「何だ・・・これは。」

 「?どうしたんだミシェラ??」

 「ととと遠山待て!今は入るn」

 恐らく入るなと言おうとした瞬間であったのだろうキンジが迂闊にも中に入ると

そこにいたのは・・・うさ耳のカチューシャを付けてバニーガールの衣装を

身に纏ったミシェラがそこにいた。

 「「・・・・・・」」

 互いに無言になっているがキンジはこう思っていた。

 「(・・・綺麗だな。)」

 そう言わざる負えなかった。

 何せバニーガールの服はスタイルの良い女性が着るものである為

ミシェラみたいに細身であるがスタイルが整ったよく言うモデル体型が

着た事により何故か分からないが・・・目を背くことが出来ないのだ。

 お椀型でしっかりとした形の整った胸部、腰は細くそしてそれなりにあるお尻と付いている兎の尻尾が可愛らしいのだが当の本人はと言うと・・・。

 「////////」

 赤面になっていたのだ、そして等々我慢の限界が来たのかミシェラは大声出してこう言った。

 「出ていけー-!!」

 「ウォォォォ!!」

 キンジはそれを聞いて驚いて外から出て行った。

         

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『アハハ、そんな事があったんですね。』

 「笑い事じゃねえぞ天草、俺は危うくあれになりそうだったんだぜ!?」

 キンジは大笑いしている天草に対して怒り心頭でそう言うが天草はこう続けた。

 『こちらも荷物が届きました、僕は店内で『ディーラー』役です。』

 「それじゃあ松葉・・・まさか。」

 『ええ、そのまさかですよ?良かったですね遠山君。

兎さんが2匹見れますよ?』

 「嘘だろー-!!」

 キンジはそれを聞いて最悪だと思っていた。

 ミシェラだけでもヤバいのに肉感的に色んな意味で破壊力がありそうな

松葉までもがそうであると知った瞬間にこの仕事間違いだったのかもしれないと悟ったのだから。

 そんな中で・・・ピンポーンと規則正しいインターホンが鳴ったので

まさかと思ってインターフォンの映像で確認すると・・・。

 「白雪。」

 白雪がそこにいたのだ。

 何故いるんだと思っていると白雪はキンジに向けてこう言った。

 「あのうキンちゃん・・・言わなきゃいけない事があって・・・入って良い?」

 「ちょっと待て、少し時間をくれ。」

 キンジは不愛想にだがそう言って下に行く前にミシェラがいるであろう

部屋の前でこう言った。

 「ミシェラ、白雪が来ているからお前は下に行くなよ?変に勘繰られそうだし

それとだ・・・迂闊に入って悪かった。余りにもその・・・綺麗だったから

見惚れてな、今日の晩御飯は俺が奢るからどっかで食べにでも行こうぜ。

じゃあな。」

 そう言ってキンジは下に降りる中でミシェラは言うと・・・

先ほどのキンジが言った『綺麗』と言う言葉を反芻しながら足をパタパタと

動かしながら喜んでいた。

 「綺麗・・・綺麗。」

 (* ̄▽ ̄)フフフッ♪と機嫌が良かったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「それで白雪、なんか用か?」

 キンジがそう聞くと白雪は突如スケッチブックを取り出して

何かを書いていると・・・書いたものを見せてこう聞いた。

 「キンちゃん、こう言うの見ていない?」

 そう言って見せたのは・・・凄くうまい絵であったので何だそれと聞くと白雪はこう答えた。

 「あのね、これはどうも使い魔らしいの。」

 「使い魔ってお前俺達は皆S研用語を知っているわけじゃないんだ。」

 「えっとね、日本でいうと式神。」

 「映画にあるあれみたいなか・・・コガネムシに見えるけど?」

 「うん、これはスカラベ。タマオシコガネだけど見てない?」

 「ああ・・・皆と祭りに行った時にミシェラの所に来た虫だったな。」

 「ミシェラ?」

 「ジャンヌの本名だ、確かに来たが?」

 それでと聞くと白雪はキンジに向けてこう聞いた。

 「キンちゃん今度警備の仕事なんだよね?」

 「ああ。」

 「じゃあ私も」

 「駄目だ、上がり症のお前じゃ無理だし人数は揃っているしそれに・・・

アイツらの事を邪魔者扱いするお前を加えたくはない。」

 「ま、待ってキンちゃん!未だ話は」

 「もう終わったから早く帰る!」

 そう言ってキンジは白雪を無理やり外に出すと白雪はどんどんと扉を

叩いていた。

 キンちゃんキンちゃんと大声で言う為にああもうと思いながらも

そこから立ち去った。




 次回はカジノ。
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