混弾のキンジ   作:caose

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 カジノは…危険かも?


カジノにて

7月24日。

 キンジはお台場にあるカジノに客として警備することとなった。

 既に天草、ミシェラ、松葉の3人がスタッフとして潜入している為

キンジは時間差で入ったのだ。

 この都営カジノ『ピラミディオン台場』は二年前にカジノが合法化された際に

建造された一号店であり全面ガラス張りのピラミッド型の施設として

運用されている。

 自動ドアを抜けて入った中はクーラーが効いていると同時に

レーザー光線で彩られた噴水のあるエントランス・ホールに出て

チェンジカウンターに向かってこう言った。

 「両替を頼みたい、今日は青いカナリアが窓から入って来たから

今日はきっとツイてる。」

 これは合言葉である。

 青いカナリアとは逆の意味で武偵校の制服は赤茶色な為反対の色である。

 そして作り物の一千万円分(もしポカしても自分たちに損0)を

色とりどりのチップに換えて貰った後キンジは少し大きな気分になって

カジノに向かった。

 一階は海と隣接しているプールの上で水上バイクを操縦している

バニーガールがおりそれを見ながら鼻の下を伸ばしているお客さんがいるが

中にはとんでもない人間も混じっていた。

 この一階にあるのは安価に楽しめることができるスロットマシーン・・・

詰る所パチスロが多くある。

 観光客から若者と言った常人が大半を占めている為ここは問題なさそうだなと

思っていると・・・後ろから声を掛けられた。

 「おおおおおお客様、ォォォォ飲み物はいいいい如何でしょうか?」

 「・・・大丈夫か松葉・・・!!」 

 キンジはその声を聴いて松葉と確信して振り向いて・・・驚いたのだ。

 バニーガールとなった彼女は色々とムチムチな場所がありぶっちゃけた話細身だがスタイルがちゃんとしているミシェラとは打って変わったタイプとなっていた。

 特にヤバいのがその胸であり以前に事故とはいえ揉んでしまった記憶を

思い出してしまいヤバいと確信したのだ。

 そしてキンジは松葉から胸元から顔に視線を向けなおすとこう聞いた。

 「其れで聞くがミシェラは?」

 「ああ、ジャンヌ?・・・何よジャンヌの方が良いって言うの?」 

 「そうじゃなくて位置の確認だ、何処なんだ?」

 「水上バイクで飲み物出してるわ。」

 そう言って指さしている方向を見ると確かにいた。

 「ドリンクは如何かな?」

 「ア、ハイ。」

 そう言って立ち去るその姿はどちらかと言えば女子受けしないかと

そう思いたいところである。

 「まあ、確かにジャンヌの方が受けがいいけど私だってそれなりに。」

 何やらぶつくさ文句たれているが肉感的にこっちの方がどちらかと言えばと

男受けするだろうと思ってはいるが・・・言ったら

何言われるか分かったものじゃないから黙っているとキンジはこうも聞いた。

 「それで天草は?」

 「ああ、アイツならこの向こうにあるマネー・ホイールで仕事しているけど

本人曰くあそこは魔窟って言われているから気を付けてね。」

 「おお、分かった。其れとジュース貰っとくわ。」

 そう言ってキンジはオレンジジュースを持って向こうに向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 奥にあるフロアはトランプやマネー・ホイールと言った高額チップを

賭けている場所であり客層はマジヤバい人間しかいない。

 きちんとスーツを着た男性にドレス姿の美女、モバイルPCを持って

眼鏡を光らせるがり勉に目つきが間違いなくヤの付く仕事の人間などがいる。

 「確かにこいつは魔窟だな。」

 そう呟きながらキンジはお客さんの振りをしながら周りを歩いていると何やらホールの一角に於いて人だかりが出来ていたので何だろうと思っていると

いたのだ。

 ・・・・天草が。

 「く・・・俺が3500万円もすられるとは貴様中々だな。」

 「お褒めに預かり光栄です。」

 天草は金ボタンのチョッキを身に纏っておりにこやかにだがルーレットを

指揮していた。

 だが・・・3500万円もすられるのならばもうやめた方が良いんじゃないかと私はそう思う。

 「では次の賭けを行いますか?行うのでしたらルールにのっとり

100万単位で行われます。」

 「・・・良いだろう!ここは運を天に委ね残り半分を全部黒に賭けよう!!」

 そう言って黒に全てのチップをつぎ込んだ男であるがその目付きが何やら

鬼気迫る物でありこれは間違いなく何か起きかねないと判断したので

キンジは横から割って入るとこう言った。

 「ちょっと待ってくれ、この勝負は俺も加わって良いか?」

 「構いませんよ?勝負は何時でも歓迎です。」

 それを聞いてキンジは取敢えずと言って1枚のチップを見せて

それを赤に乗せると天草はこう説明した。

 「それではルールですがこの場合はどちらかの勝利となって

この試合の決着となります。掛け金ですがどちらかが勝利した場合

二倍の配当+私が保有する残金の半額が加算されますので。」

 そう言うと天草はボールをルーレットの中に入れた。

 ボールはくるくるとルーレットの縁を滑り・・・カツカツと仕切り板の上で飛び落ちた場所が・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「赤の23,②人目のプレイヤーの勝利となりましたので36倍+現在

私が所有する金の半分・・・チップ800の半分の400が配当されます。」

 「・・・マジでか。」

 拝啓爺ちゃんばあちゃん。

 俺・・・億万長者になっちゃいました。




 次回は・・・砂。
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