混弾のキンジ   作:caose

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 5巻目開始。


シャーロックホームズ来る

「『初代シャーロックホームズ』って嘘だろ生きてんのかよ!?」

 何年生きてるんだアイツはとキンジが大声でそう言うとカナはこう続けた。

 「そうよ、あれは『モリアーティ』との決戦で滝に落ちた後も生きていて今や『イ・ウー』のトップ。そして奴こそがボストーク号を強奪した世界で

最も手を出すことすら出来ない犯罪集団よ。」

 カナがそう言いながら拳銃を構えようとすると・・・シャーロックホームズが

ニコリとキンジ達を見て笑ったのだ。

 「何!?」

 キンジはそれを見て嘘だろうと思っていた。

 ここから結構離れているはずなのに何でこちらに向かって笑みを浮かべたんだと思っていると・・・水面に2本の白い線が見えてカナがこう言った。

 「皆何かに摑まって!!」

 そう言った瞬間に・・・船の船底が爆発して水飛沫を上げた。

 「「「「「「「ウワアアアアアア!!!!!!」」」」」」」

 全員それによって悲鳴を上げながら摑まっていると・・・声が聞こえた。

 「ちょっとここ何処よ!?一体何があったのよ!!」

 「今この時にアリアが起きたのかよ!!」

 恐らく今の爆発であろうと考えていると・・・アリアを見てカナがこう言った。

 「キンジ!今すぐアリアを彼に会わせないで!!」

 「?」

 キンジは何でと思っているとアリアはカナを見てこう言った。

 「カナー------!!アンタには夏休みの時の借りがあるのよ!!今この場でリベンジして倍返し・・・して・・・。」

 アリアはそう言いながら視線の先にいるシャーロックホームズを見て・・・

目を大きく見開いて驚いていると・・・アリアは尻もち着いて座ってしまうと下から黒煙が上がっているのに気づくや否やキンジが中にいる不知火達に向かって

こう言った。

 「不知火!船尾側に救命ボートがあるはずだ!!それを使って脱出しろ?」

 「遠山君は!?」

 不知火がそう聞くとキンジは前を見て・・・こう言った。

 「俺はちょっと野暮用」

 と言った瞬間に・・・天草達が現れてこう言った。

 「抜け駆けは厳禁ですよ遠山君。」

 「天草。」

 「そうだよ遠山君、ここまで来たんだ。最後まで付き合わせてよ。」

 「不知火。」

 「キンちゃんがいるのに私だけ出ていくなんて正妻として許せないよ!!」

 「イヤ何言ってんだ白雪。」

 「私はまだ遠山さんに借りを返していませんのでそれまでは地獄の果てまでも

付いて行きますよ。」

 「詠。」

 「遠山、ここに居る全員がお前の指示を待ち望んでいる。さあ、命令しろ。『シャーロックホームズを逮捕する』と。」

 「ミシェラ。」

 キンジは周りを見てこう思っていた。

 「(全く馬鹿ばかりだな本当に。)」

 そう思いながらもキンジは立ち上がってこう言った。

 「ようし・・・そんじゃ一丁暴れますか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「待って。」

 「?」

 キンジはアリアが止めるとアリアはこう続けた。

 「ねえ可笑しいのよキンジ、何でご先祖様がここに居るの?

何で目の前にいるの??ねえこれってどう言う事ヨ説明してよ!!」

 アリアは突如キンジの胸倉掴もうとすると・・・カナがそれを止めて

アリアに向けてこう言った。

 「アリア、直観力が高い貴方ならもう分るでしょう?」

 「・・・違う。」

 「貴方の目の前にいるのは『シャーロックホームズ』。」

 「違う。」違う」

 「そして彼こそが貴方の追っている組織。」

 「嘘だ・・・嘘だ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「『イ・ウー』の『プロテキシオン』よ。」

 「ウソダウソダウソダウソダー------!!」

 アリアは悲鳴交じりで否定しようとしてこう続けた。

 「そんなの嘘よ!ご先祖様が生きているわけないしそれ以前に

生きていたとしても何で『イ・ウー』のボスなんて・・・そうか!

アンタらがグルになってご先祖様を馬鹿にしているのねきっとそうヨ!!」

 アリアはそう言って全員を睨んでいるがこれは一種の現実逃避に何者でもない。

 だがそうしなければ恐らくアリアの精神は持たないであろうと思っている中で

調はアリアを見てこう呟いた。

 「可哀そうな人。」

 そう云う中でキンジはカナに向けてこう聞いた。

 「それにしてもあいつこの炎の中と言うよりもどうやってここ迄来るんだ?」

 そう呟くと・・・ミシェラがこう言った。

 「忘れたか遠山。」

 「?」

 「奴はブラドがやっていた事を間違いなくやっているはずだぞ?」

 「アイツがやっていた・・・・まさか!?」

 「能力の複製、間違いなく彼はそれをすると言っているのですね?」

 その答えを天草が言った瞬間に・・・それは起きた。

 綺麗な白い塊がシャーロックホームズの周りを覆い始めるとミシェラが

こう呟いた。

 「ダイヤモンドダスト。」

 「成程な、それか。」

 キンジがそれを聞いて成程なと言っていると海が凍るだけではなく炎が

雪と風によって飛ばされていくのが見えた。

 そしてアンリベール号に着くや否や今度は舳先に架けられていた黄金の階段を

砂金に戻してシャーロックホームズの周りを漂うのを見てキンジはこう呟いた

 「全く・・・正にラスボスだなこいつは。」

 そう言いながらキンジはシャーロックホームズを見ていると

彼はアリアを見て・・・にこりと笑ってこう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「もう逢える頃と推理したよ。」




 彼は何を語るのか?
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