ィイェアあああああアアアアアアアア!!
シャーロックホームズから放たれたその衝撃波がキンジ達に襲い掛かった。
「何だこいつは!?」
「み・・・耳が!」
「悲鳴!?」
「何なんですかこれは・・・!!」
「頭に響く・・・!!」
「あぐ・・・!!」
キンジ達がそれを聞いて耳を塞いだ瞬間(キンジは耳を塞げれない為倒れそうになっている。
そして音が静まっていくのを感じた後にキンジは倒れそうになったところを
ミシェラに肩を貸してもらった。
「悪いな、ミシェラ。」
「何を言っている、私達は仲間であろう?」
そう言っているとカナ・・・いや、金一がこう言った。
「何故・・・解けて?」
そう言っていると目つきが金一に戻っていたのだ。
「一体何が」
どうなっていると言おうとした瞬間に・・・パーンと銃声が鳴り響いた。
「「「「「「!!!!!!」」」」」」
キンジ達が驚いていると目に映ったのは・・・。
「兄さん!?」
心臓ら辺から血を流し始めている金一の姿がそこにあった。
そして倒れる寸前で白雪が金一を受け止めてこう言った。
「お義兄さん!」
「嫌なんか変なルビ入ってねえか?」
白雪の言葉を聞いてキンジがそう聞くが白雪はこう続けた。
「これ・・・心臓に穴が!?」
「ああ・・・どうもそうらしい・・・」
「ナ?!」
キンジは金一の言葉を聞いて驚いていた。
何時の間にとそう思っていると金一はこう続けた。
「多分だが・・・プロテキシオンは俺の『HSS』を解析して対抗策をごば!」
「喋らないで下さい!!」
白雪がそう言って心臓ら辺に恐らくは治療なのであろう手から
光が灯っている中で天草も加わって治療する中でキンジに向かってこう言った。
「遠山君、ここは僕と白雪さんが治療しておきますので速く救出に。今この中で動けていて且つ指揮能力があるのは貴方なんです。」
だからと言う中で・・・突如として金一ガ立ち上がろうとしてこう言った。
「なら・・・俺も向かう」
「動かないで下さいお義兄さん!」
「金一さん、今動けば貴方は死にます。ここは動かないで治療に」
「いや・・・今が丁度だ。」
そう言ってグググと立ち上がろうとしている中でキンジはなにか違和感を
感じていた。
「(何だこの感じは?今までのヒステリアモードとは何かが違う・・・
これは一体?)」
そう思っていると金一はこう答えた。
「良いかキンジ・・・よく・・・覚えておけ・・・好機の・・・一瞬は・・・
無為の・・・一生よりも・・・勝る・・・勝つために・・・今『イ・ウー』を
滅ぼす事こそが・・・大儀だ!!」
分かっているなとそう言うとキンジは金一の目を見て・・・何も言えなかった。
まるで・・・此処が死に場所であることが分かったかのような目でだ。
それを見てキンジは・・・暫くしてこう答えた。
「・・・分かった。」
「キンちゃん?!」
「遠山君!?」
それを聞いて白雪達は驚くがキンジを見てこう答えた。
「・・・分かったよキンちゃん、けどもう少し治療させて!」
「其れだけは譲れませんので。」
そう言って暫く治療した後にキンジ達は艦橋の側面にあった
梯子をよじ登って開け放たれていた耐圧扉に一人ずつ出て安全を確認した後に
全員は武器を構えて螺旋階段を駆け下りた先にあったのは・・・劇場の様な広大なホールであった。
「ここは展示室だ、あらゆるものが陳列されているんだ。」
「ああ・・・確かにこいつはスゲエな。」
キンジはミシェラの言葉を聞いてそう答えた。
全層をくりぬいて作った高い天井から磨き上げられた天然石の床を
巨大なシャンデリアで照らし出されておりその床には恐竜の骨格標本や
絶滅種や既存種の動物のはく製が並び立っていた。
「これだけでも数百億の価値はありそうですわね。」
詠が下世話な事言っているが確かにそうだろうなキンジもそう思っていると
一つの扉が無造作に相手いるのが分かった。
そしてキンジはこの状況に対してミシェラ二向けてこう聞いた。
「分かっている、迎撃が無い事を察するにこれもプロテキシオンの
命令だろうな。」
そう、本来ならば迎撃があっても可笑しくないのに敵の姿すら見えない。
これが異常なのだがそれがシャーロックホームズの命令と言うならば
それだけ彼のカリスマ性が優れているというものであろう。
そんな中でキンジ達は更に部屋を探した。
扉の向こうにあった螺旋階段を降りた先にはあらゆる魚が入れられていた水槽や人工太陽光で照らされた植物園、鉱石の標本、長い布のタペストリーや
革表紙の本が並ぶ広大な書庫、黄金のピアノと蓄音機の並んだ音楽ホール、
中世から近代にかけての武器や甲冑が集まっている小ホール、インゴットや各国の紙幣が山積みにされた金庫などがある部屋を金一の指示の元突入して暫くして
出てきたのは・・・土が敷き詰められた部屋であった。
正面の壁には巨大な油彩の肖像画が掛けられておりそれぞれの絵の前に石碑や
十字架、六芒星の碑が一つずつ並べられており始まりの碑にはこう書かれていた。
『大日本帝國陸軍超人師団長初代伊U潜水艦艦長 昭和拾玖年捌月』
それを見てキンジはこう呟いた。
「まさかこの肖像画って・・・歴代『イ・ウー』の艦長の墓か?」
次回は・・・アリア迄行けるかな?