混弾のキンジ   作:caose

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 アリアファンは見ない様に。


金一の言葉

 「言いたいことはそれだけか小娘が。」

 「な・・・何ヨアンタ!引っこんでなさいよアタシはキンジと話しを」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「黙れ小娘が!ピーチクパーチク喧しいわ!!」

 「ひぃ!?」

 アリアは金一のドスノ効いた声に恐怖すると金一はこう続けた。

 「貴様黙って聞いていれば『曾お爺様を尊敬している』とか

『曾お爺様に近づきたい』とか『貴族は果たすべき役割を正しく果たす』とか

『曾お爺様から認められた』とか言って結局の所貴様は只『人に認められたい』、『自分がホームズ家に相応しい』とか言われて自己満足の為に武偵やっているだけの只のガキ風情が舐めているのかこの仕事を!?」

 「な・・・舐めてなんていないわよ!私だって私なりのやり方で

曾お爺様の様に」

 「先ずそこからが駄目だと言うのだ貴様は!」

 「何ですって!憧れの人の様になりたいって思って何がいけないのよ!?」

 「全部と言うよりも貴様は武偵であろう、ならば何故奴を逮捕しない?」

 「当たり前でしょう!曾お爺様よ!!武偵の祖にして只の天才じゃ済まない

次元の・・・強くて完璧で歴史上最も強い人」

 「歴史上に於いて最も強いなど誰が決めた?偉人英雄など世界中に数多くいるし

一騎当千の豪傑もいた。中国ならば『呂布』、『関羽』、『張飛』、『趙雲』と

言った武芸に特化した人間がいれば『司馬懿』や『孔明』と言った知略の達人、

日本ならば『信長』、『信玄』、『勝家』、『政宗』、『幸村』、『総二郎』、

『隆盛』、貴様の国にもいたであろう?そう言う偉人たちが?」

 「そ・・・それでも曾お爺様の方が何倍も」

 「俺もキンジもだがもし先祖にあったとすればお前の様に最初から

諦めたりはしない。」

 「へ?」

 「例え先祖だろうが何であろうがもし彼らが悪事に染めているのだとするならばどんな手を使ってでも俺達はその組織を叩き潰して義を全うする、

俺達遠山家は何があったとしても力を持たない者達の味方であり続けるさ。そして何よりも・・・先祖が強いからって最初から諦める位の心意気であったならば

武偵等なってもいないさ。」

 金一はそう言いながら三つ編みを解いて現れたのは・・・身の丈ほどの

大鎌である。

 「来い神崎・H・アリア、貴様に武偵とは何なのかをその身に刻ませてやる。」

 そう言いながら金一が鎌を構えるのを見てキンジは耳打ちしてこう聞いた。

 「大丈夫なのかよ兄さん、アンタ女倒せれるのかよ?」

 そう聞いたのだ、遠山家にとって女とは守るべき存在であると言う

遺伝子的設定がまるで呪いの様に課されており戦えるのかと聞くと金一は

こう返した。

 「まあ確かに今の俺じゃあ駄目かもしれないが一つだけ言っておくぞ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・今俺はアイツを女とも思えないと言うよりも守る価値すらない

大阿保と言うのが分かった今武偵として彼奴にはこの業界に今必要なのが

なんなのかを叩き直して教えてやる。」

 「・・・分かった、気を付けてくれよ兄さん。」

 「ああ、お前達はサッサと行け。これはお前達の案件なんだからな。」

 金一がそう言ってキンジを下げらせるとキンジは全員に向けてこう言った。

 「行くぞ、ここは兄さんに任せる。」

 それを聞いて天草達も黙って奥に向かおうとするとアリアがそれを見て

こう言った。

 「行かせないわよ!曾お爺様のいる場所には誰も」

 行かせないと言いかけた瞬間に・・・銃声が轟いた。

 それはアリアの足元に着弾するとアリアは金一の手に・・・何時の間にか

持っているピースメーカーを見て目を見開いて驚くが金一はアリアに向けて

こう言った。

 「さあ来い小娘、お前に本当の武偵がどう言う者なのかを教えてやる。」

 まあ最もと言ってアリアに向けてこう言った。

 「貴様みたいな相手が分かった時点で諦めた挙句にテロリスト等に

身をやつす程度の心構えしかなく母親を助けると言いながらも

その母親を陥れた連中に尻尾を振るような半端者のホームズ家の

なり損ない程度には丁度いい居場所だがな。」

 「今・・・何て言った?!」

 アリアはそれを聞いて怒るが金一は更にこう続けた。

 「本当の事であろう、ホームズ家に認めて貰いたいがために

武偵になったとしても武力一辺倒で誰も関わらずに人の弟を無理やり

相棒にさせようと拳銃を向けるような見た目其の儘の小学生並みの精神しか・・・いや、貴様みたいな幼稚園児並みの心しかなく

只々シャーロックホームズの真似事しか出来ない五流の武偵が

良い気になるなよ。」

 「五流ですって!!むきー-!!アンタみたいな奴は風穴風穴風穴

フルコースよ!!」

 そう言いながらアリアは二丁のガバメントを抜き放って攻撃しようした

瞬間に・・・銃声と同時にガバメントが二丁共弾き飛ばされた。

 「どうした?俺を風穴させるんじゃないのか?」

 「むぎゃー---!!」

 アリアは怒り心頭で今度は刀を振り下ろして攻撃を始めるが

それは鎌の取っ手部分で軽く受け止めながらこう言った。

 「どうした?今度は刻みか??これでは確かにホームズ家の出来損ないと

呼ばれても致し方ないな。」

 「取り消しなさいよ!アタシは出来損ないじゃない!!アタシはやっと

曾お爺様に・・・武偵の祖に認められて」

 そう言った瞬間に金一は・・・ピースメーカーを0距離で腹部目掛けて放った。

 「ごふ。」

 その衝撃でアリアは酸素を吐き出されてよろめくが金一は

其の儘アリアを鎌で殴り飛ばしてこう言った。

 「アリア、お前は確かに奴に認められたかもしれないが確かに

シャーロックホームズは武偵の祖だがな・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・奴の死と同時に何故武偵は無くならなかった?」

 それを聞くがアリアは目を血走った状態でガバメントを拾って・・・急所、然も頭部目掛けて放つが金一はそれを鎌で防御しながらこう言った。

 「そうだ、武偵はその後の大勢の人達の力で作られたのだ。時代が変わろうとも変わらない『義』を貫いたのだ、貴様みたいに猿真似しか出来ない愚か者ではなく自らの信念に従った者達がな!!」

 そう言った瞬間にアリアのガバメントを鎌でもう一度弾き飛ばすとそれと同時に金一はピースメーカーを構えてこう言った。

 「お前はもう一度自分が何なのかを見極めて来い!」

 そう言ってリボルバーが空になるまで撃ちまくってアリアを失神させると金一はアリアに向けてこう言った。

 「貴様はもう一度己を見直してこい。」

 そう言って金一はキンジ達が向かった道を通って向かって行った。

 弟を守るために。




 次回はシャーロックホームズです。
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