混弾のキンジ   作:caose

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 奴とまた会います。


シャーロックホームズとの対面

金一にアリアを任せておいたキンジ達は奥にあった扉を開けて暫くすると・・・

幾つもの鋼鉄の隔壁があったのだ。 

 それをミシェラが携帯電話のネットワークを利用して解除させると

自動ドアの様にいろんな角度から開き始めた。

 「全く、一体この先は何だと言うのだ?」

 ミシェラがそう言うとキンジがこう聞いた。

 「お前ここに来たことないのか?」

 「ないな、ここは間違いなく《プロテキシオン》しか知らない場所だろうな。」

 「そしてこの先にシャーロックホームズがいるという事ですね。」

 天草がミシェラに対してそう言うとミシェラは間違いなくなとそう言うと・・・

後ろから足音が聞こえたので何だと思っていると現れたのは・・・金一であった。

 「兄さん!神崎は!?」

 「アイツならば今頃おねんねだ。」

 そう言う中でキンジ達は通路の床が排水溝にかけられるような

格子組の耐蝕鋼に変わっているだけではなく左右の壁にある

アクセスランプがチカチカと光っているのを見て不知火がこう呟いた。

 「こんな風になると潜水艦だから間違いなく水系だろうね、エンジンとか。」

 そう言うと金一は前方にある・・・ラジオハザード、放射性物質に対する

注意喚起のマークが描かれていた。

 「ここで終点となりますと敵は間違いなくここでしょうね。」

 「気を付けてキンちゃん、この先にいるのは人間とはまた違うのだよ。」

 詠と白雪がそう言うとキンジはこう答えた。

 「入るぞ、ここで終点だとするなら全員拳銃を構えてくれ。

詠、お前の榴弾って散発式ってのあるか?」

 「無論です、と言っても殺傷能力が低く若しも核動力に当たったらと思いますと」

 そう言いながら詠が顔を青くするが金一がこう言った。

 「その心配はないだろうな、動力機関は尻尾ら辺に集中するが

ここは甲板とほぼ繋がっていると言っても過言ではないからな。

恐らくだがここは・・・ミサイルの発射台かもしれないな。」

 「「「「「「!!!!!」」」」」

 それを聞いてマジかよとそう思っているとキンジが全員に向けてこう言った。

 「良し、俺がインクルシオになって中に入るから皆は後ろに続いてくれ。」

 「待てキンジ、相手はおれの防護服を貫通させた奴だぞ?

インクルシオだからってスピア弾にあたって平気と言う保証はないぞ?」

 「其れでも誰かがやらなきゃあいけねえだろ?」

 「でしたら僕と白雪さんの術で遠山君の鎧の防御を上げると言うのは

どうでしょう?」

 「そうだね!キンちゃんは私が守るから!!」

 ふんすと鼻息荒らす白雪を見て不安だなあと思っているとミシェラが

キンジに向けてこう言った。

 「キンジ、私の氷の一部だ。これを心臓近くに囲むように配置しているから・・死ぬな。」

 「ああ・・・分かってるさ。」

 キンジはそう答えた後に天草と白雪の術も付与されてインクルシオになって

扉を槍で破壊して入るとそこで目に映ったのは・・・衝撃的な光景であった。

 パッと見て歴史の教科書にあるであろうパルテノン神殿の様に見えなくもないがあれは石材で作ったのに対してこれは鉄だ。

 そう・・・あのマークから連想する巨大物体は一つしか思いつかないのだ。

 ICBM

 大陸間弾道ミサイルであるそれは弾頭次第では都市一つを破壊する事など

造作もない代物である。

 「くそ!何処の国で作られて買ったんだこんなもん!?」

 北かそれとも中東辺りかとそう思っていると・・・何処からかぷつ・・・ぷつと音が聞こえていた。

 音量が上がって分かったその歌の名前は・・・

 「《魔笛》か、随分と洒落たものを出してくるなシャーロックホームズ。」

 金一がそう言うと確かにシャーロックホームズがそこにいた。

 アンプに繋いだ蓄音機の隣にいるとキンジ達を見て数歩近づくとううむと言ってこう呟いた。

 「矢張り違う・・・」

 「は?」

 「いやこちらの話だ気にしないでくれ、さてと。君達は私を見て

こう思っているのであろう?『これで終わり』だと?とんでもない、

それは早計というものだよ諸君?」

 「どういう意味だ『プロテキシオン』。」

 ミシェラがそう聞くとシャーロックホームズはこう答えた。

 「簡単だよ、僕にとってこれは一つの記号・・・言うならば

『序曲の終始線(プレリュード・フィーネ)』と呼んでおこうと

一つ聞きたいがアリア君は何処だろうね?この講義にはアリア君もいなければ

始まらないのだがね?」

 シャーロックホームズはまるでわざとらしそうにそう聞くので不知火は

こう答えた。

 「彼が・・・金一さんが倒しました。」

 「ほお?」

 それを聞いてシャーロックホームズの表情が少し難しくなると金一は笑って

こう答えた。

 「あんな武偵と言うのがどう言う者か分からん奴に

少しお灸をすえただけだ。」

 「それは困るね、この講義にはアリア君がいなければ成立しないんだ。何せ・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・これは遠山キンジ君とアリア君が奏でる協奏曲に

必要な物なのだから?」

 「俺とアリアが奏でるってあんな協調性のない奴とは御免だな。」

 それにと言ってキンジはこう続けた。

 「俺には仲間がいるからな、手前を逮捕するため二ここまで来たんだ!!」

 そう言うとキンジを中心に全員が武器を構えると

シャーロックホームズはやれやれと言ってこう続けた。

 「こう言うのは私の主義に反するのだが・・・仕方ないね。君を倒して

アリア君と共に協奏曲を奏でさせてあげよう。」




 次回戦闘です。
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