「(一体・・・何が)」
キンジは内心そう思いながらも・・・吹き飛ばされたのだ。
「キンジー------!!」
金一は悲鳴交じりでキンジに近寄ろうとして・・・シャーロックホームズが放った攻撃で金一自身も動けなくなった。
「雷・・・だと」
「ああこれは本来ならば予習と行きたかったんだが彼の実力があまりにも
予想以上だったから繰り上げてしまったんだ。いやはや、紳士は時間に
ルーズではいけないのだが速くしてもいけないとは中々だねえ。」
シャーロックホームズがそう言っていると今度は・・・周りで
濃霧が立ち込めた。
「これは斬り?」
「キンちゃん!!」
「動かないで下さい白雪さん!!」
天草がそう言うが白雪はそれを聞かずに其の儘内部に入ると
シャーロックホームズが剣を振り下ろそうとするがそれを察知して受け止めた。
「ふむ・・・中々やるね。」
「よくもキンちゃんを!!」
そう言いながら攻撃しようとするとシャーロックホームズは白雪に向けて
こう聞いた。
「その頭の髪留めは取らなくて良いのかい?」
「!!」
それを聞いて目を見開いた白雪を見てシャーロックホームズは
パンチを繰り出そうとした瞬間に・・・天草が割って入ったが腕を斬ることは
出来なかった。
「その武器を喰らうのは不味いようだね。」
「ええ、綺麗に斬れますので要注意です!!」
そう言いながら攻撃をする最中であったがミシェラと詠が
キンジと金一に近づいて手当てをしていた。
2人共酷いけがで特にキンジが酷かった。
心臓付近に赤い痣みたいなのが見えておりこれが原因なのかと思っていると
ミシェラがキンジの呼吸が無い事を感じ最悪だと思っていた。
「息をしていない!心臓に何か強い衝撃を加えられているようだ!
そっちは!?」
「こちらは失神しているようですが大丈夫です!けど・・・キンジさんが!!」
そう言って慌てているとミシェラは・・・仕方ないと言ってこう言った。
「人工呼吸だ。」
「・・・・え?!」
「人工呼吸を行う!私が心臓マッサージを行うから読、頼む!!」
「そそそそそれってっつまり私がキンジさんに」
「今は緊急事態だ!交代交代で心臓マッサージと人工呼吸を行って
遠山を助けるんだ速く!!」
「ハハハハハイ!」
詠はミシェラの声を聴いて驚いている中でこうも思っていた。
「(そう言えば私は貴方に助けられてばかりでした・・・だからこれは恩返しの一環です!)」
そう、恩返しと思って詠はキンジに・・・口づけして人工呼吸を行った。
ー-あれ?俺動けない、どうしてだ。死んだのか?
「貴方は何故戦うのですか?」
ー-それは兄さんに頼られたから
「違います、貴方が戦う理由はこの戦いではなく何故貴方は未だ武偵を
続けているからです。」
ー-それは・・・俺は。
ー-ただ一つ、皆に救ってもらったからだ。
「ならばどうするか分かりますね?」
ー-立ち上がるか?
「そうです、立ち上がりなさい遠山キンジ。貴方が信じ、そして・・・貴方を
信じてくれる仲間の元へ帰りなさい!遠山キンジ!!
貴方の思いと力を持って!!」
「う・・・ン。」
「「遠山(キンジさん)!!」」
「ミシェラ・・・詠。」
キンジはそう呟きながら起きあがるとこう聞いた。
「兄さんは!?」
「今安静にしている、もうじき目覚めるはずだがお前こそ大丈夫だったのか!?心臓が一度止まりかけていたんだぞ!?」
ミシェラは慌ててそう言うとキンジはこう答えた。
「ああ大丈夫だ、何とか・・・未だ戦える。」
そう言って立ち上がろうとして・・・よろめく寸前に両肩に
何かを掴まれたような感触を感じたので見てみると・・・ミシェラと詠がキンジを支えていたのだ。
そしてミシェラがこう言った。
「無理するな遠山、私達は仲間だ。お前が立ち上がろうとするなら私達がそれを支えてやるからお前は私達を頼れ。」
「今まで貴方が支えてくれたように。」
ミシェラと詠が互いにそう言うのを聞いてキンジはそうかといって
温かい気持ちになっていくと・・・金一が目を覚ましたのだ。
「あ・・・ぐ。」
「兄さん!」
キンジは金一に近寄ると金一はうめきながらこう続けた。
「キンジ・・・よく聞け・・・鎧竜剣に・・・ついてだ。」
「鎧竜剣?」
それを聞いてキンジはいつの間にか腰に収まっている鎧竜剣を見ると金一は
こう続けた。
「それは・・・母方の・・・先祖が・・・使っていた・・・武器・・・元は・・言い伝えだが・・・竜から・・・造られたと・・・聞いた。」
「竜?・・・なんじゃそりゃ?」
「分からん・・・だが・・・こう・・・聞いた。」
昔々ある所に竜がいました。
竜はあらゆる環境を物ともせずあらゆる攻撃を退かせ、
体を作り変えることができるのでした。
先祖は妹に頼んでその竜を討った後その竜の骨で剣を造りました。
その剣は鎧を纏う事が出来、あらゆる戦で勝利を納める中で妹は
こう言いました。
ー-兄上、この剣にはかの竜が眠っておられます。
それを聞いて戦終わりしの後に剣は封印され鬼が現れる迄封印されましたとさ。
「だが・・・それには続きがあったんだ。」
「続き?」
「そう・・・嘗て・・・その剣を・・・使おうとした・・・武将が・・・
使用して・・・喰われて・・・死んだ。」
「「「!!!」」」
それを聞いて3人は驚いているが金一はこう続けた。
「そして・・・気づいた・・・兄は・・・妹にしか・・・使えない事に・・・
そして・・・妹を討って・・・封印して・・・3代目で・・・使用され・・・
使ったのは・・・僅か・・・数人・・・そして今・・・お前は・・・選ばれた・・その剣は・・・持ち主が・・・先代よりも・・・強ければ・・・纏う事を・・・
許す剣・・・そう・・・お前は・・・俺よりも・・・強いから・・・戦え・・・
キンジ・・・義の為に・・・そして・・・仲間の為に。」
良いなと言うとキンジは頷いて鎧竜剣を抜くのを見て金一はこう呟いた。
「(ああ・・・お前は矢張り・・・誰よりも強い正義を
持ってるんだなキンジ。)・・・頑張れ」
「インクルシオー------!!」、
次回は進化。