混弾のキンジ   作:caose

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 家に・・・待っている人達がいる場所へ


帰ろう

「あの後白雪から電話があったが如何やら粉雪の奴帰っちまったようだぜ

兄さん。」

 「そうか、まあ大方白雪ちゃんに怒られただろうが自業自得だ。」

 「其れに彼女のあの目・・・まるで何もかも自分の思い通りになると思っている

子供の様ね。」

 調がそう呟くと確かになとミシェラはこう続けた。

 「あの言動はまさにそれだ、己が言いたいこと言ってそれが

どの様な結果になるやも考えようともしない。」

 「それにしても彼女何がしたかったのでしょうね?」

 詠がそう聞くが不知火はこう答えた。

 「さあね、僕からしても聞いてて得にならなさそうだから聞かなかったけど

多分白雪さんを星伽に戻したかったんじゃないのかな?」

 「それにしてもあれは言い過ぎだ、ああいう輩は一度痛い目見なければ

学ばん。」

 カイズマスもそう言って・・・ステーキを食べていた。

 そう、あの後彼らはステーキ店でステーキを食べていたのだ。

 然も上級の奴を食べており無心で食べていた中でキンジが言ってきたので

この会話となった。

 「それじゃあ俺は明日実家に帰るけど皆はどうするんだ?」

 そう聞くとそれぞれこう答えた。

 不知火

 「う~~ん、僕は予定なしかな?これと言うとなると『イ・ウー』の残党との

戦闘に備えて武器の新調もしておきたいなあって思っていてね。」

 カイズマス

 「我は今回手に入れた潜水艦と客船を改修だな、今後の我らの海上の

拠点とするがためにロジの者達と共にこの学校に残る。」

 天草

 「僕は教会の清掃があるのでそれをして炊き出しとかにも行きます。」

 ミシェラ

 「私は遠山と共に行くぞ。」

 詠

 「私も・・・宜しければ宜しいでしょうか?」

 そう言ってどうするかって話の時に・・・電話が鳴った。

 キンジは何だろうと思っていると出てきたのは・・・

自身の『戦妹(アミカ)』であった。

 『戦妹(アミカ)』とは一年間上級生が下級生の面倒を見たりする・・・早い話弟子入りするような感じで色々と学ぶのだがそのキンジの『戦妹(アミカ)』から通信が来たのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『お久しぶりです師匠、退院おめでとうございます!』

 「おお、お前は元気だなあ・・・『柳生』。」

 『ハイ師匠‼』

 「師匠言うな。」

 そう言っているのは『柳生 百恵』、キンジの『戦妹(アミカ)』で

所属はレザド。

 大型の仕込み武器を入れた傘で攻撃すると言う古風なタイプである。

 一体何があったんだと聞くと『柳生』はこう答えた。

 あ、はい。師匠は恐らく知らないでしょうが我が校のサッカー部がダムダム弾を密造していたのを見付かって全員停学2週間でして全国高校サッカーCS二次予選に出場できないと言う理由で選手を集めておりますが如何せん理由が理由だけに

集まったのは私を含めて5人・・・それも女子ばかりである為男性を

一人程欲しておりまして師匠か又はお知り合いに頼んで欲しいと思いまして。』

 「・・・そうだなあ・・・今チームメイトがいるから聞いてみるぞ?」

 『助かります。』

 そう言って事情を説明すると・・・カイズマスがこう言った。

 「そういえば暇な奴が何人かいるからそいつらに頼もう、我が電話で

聞いておくからキンジ、お前に報告しておく。」

 「助かった、後で『柳生』に報告しておく。」

 そう言って今回はお開きとなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして次の日、キンジは金一、ミシェラ、調、そして詠を連れて浅草にある

実家についた。

 「古風な場所だな。」

 「まあ確かに家って古いよな。」

 ミシェラの言葉を聞いてキンジがそう答えてインターホンを鳴らすと・・・

祖母が現れた。

 「あらキンジお帰りなさい・・・金一も良く帰って来たわね。」

 「・・・祖母ちゃん俺」

 「ソウイウノハなしよ、家族なんだから先ず言う事は?」

 祖母がそう言うと金一は暫くして・・・こう答えた。

 「・・・只今。」

 「そう、それよねやっぱり。お菓子はもう準備しているからお爺さんが

待ってるわよ。」

 そう言って全員中に入って行った。

 そして祖父が今にいるとキンジと金一と・・・ミシェラ達を見てこう聞いた。

 「おナンダその子達?お前たちのコレか?」

 そう言って小指を指すと・・・祖母がそれをへし曲げるかのように掴んだ。

 「いだだだだだだだだだだだだだ母ちゃんヤメテ!」

 「あらら、何か変なこと言っているから〆てるだけよお爺さん?」

 祖母はそう言って・・・ジト目で睨んでいるがために祖父は怖いと思いながら

指を下げると金一は頭を下げてこう言った。

 「2人とも御免、今まで心配かけてしまった。任務については言えないがこれは遠山家の義」

 「そんなのどうでも良いんだよ。」

 「へ?」

 祖父の言葉を聞いて何故と聞くと祖父はこう答えた。

 「生きているって分かっただけ良いって事だ、心配することはねえよ。」

 「爺ちゃん」

 「ま、それはそれとして飯は寿司だから一緒に喰うぞ。」

 「ああ・・・アア。」

 金一はウルウルと涙流してそう答えた。

 この日はキンジにとっていい日であったが・・・世の中良い事と悪い事が互いに入れ代わり立ち代わりに怒る事ってよくある事なのだ。

 何せ・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「キンジさん、私と結婚してください。」

 唐突に・・・それも意外な人間からプロポーズされたのだから。




 6巻目開始します。
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